2022年9月28日、今回はホームドクターとして地域に密着した「研究学園クリニック」にて、感染対策研修会を実施しました。

新澤院長をはじめとして、各職種スタッフにご協力を頂いて感染対策研修を行い、他の開業されている先生方と情報共有でき、とても有意義な時間となりました。「研究学園クリニック」様が感染対策の面で工夫されている点などを紹介します。

研究学園クリニック様|感染対策4点

「研究学園クリニック様」は研究学園駅前のビルに診療所を構えており、ビル内という限られた環境の中で、感染対策を工夫されて診療にあたられておりました。

「研究学園クリニック」が実施されている感染対策の中で、4点ご紹介いたします。

1 玄関前の注意喚起

入り口前にわかるように掲示することで、クリニックまでのエレベーターを含めた動線上で接触する可能性はありますが、注意喚起効果は見込まれます。その後、電話での事前問診などを含めてリスク判断をしてから18時以降の発熱者診察時間を設けることで、クリニック内での感染伝播を防ぐことにつながっています。

2 待ち合いの区切り(パーテーション)や換気

待ち合いエリアは、一人一人の座席で区切られていることや、開窓によって換気しやすく、感染リスクを下げられた環境でした。

3 放射線撮影室の換気

一般に放射線撮影室は放射線の漏洩防止のため、密閉空間となることで換気が不十分となりやすい環境です。今回は放射線撮影室が二方向に出入口があり、換気がしやすい状況でした。

換気に加えて、十分に使用後清掃が行われることで、環境の感染対策としての効果は高いです。

4 PPE着脱場所

PPE脱衣の際に、実施者自身や周囲環境が汚染を受けることが問題になりますが、脱衣エリアも十分な広さが確保され、脱衣手順の掲示などを含めた設備面も整えられていました。安全な脱衣につながります。

「研究学園クリニック」の高い感染対策意識

今回の感染対策研修には、多くのスタッフの皆さんも参加してくださいました。感染対策への意識の高さを示してくださったことは、ICNスタッフから見て、とても高く評価できるポイントでした。

おすすめの記事