1978年12月 | 日本薬学会会誌「ファルマシア」が、ベランダ欄に「社会と薬学」の座談会を掲載。永井恒司(司会、星薬大)、奥井登美子(開局薬剤師)、川瀬清(東京薬大) |
1979年8月 | 日本薬学会第99年会(札幌)の若い薬学者の会部会(第20回)が「社会薬学をめざして」のテーマで開催。特別講演「社会薬学の課題と方法」片平洌彦(東京医科歯科大)。一般講演6題。翌日「社会薬学の必要性」の座談会開催。上田亨(司会、北海道大)、片平洌彦(東京医科歯科大)、板谷幸一(北海道大)、高野哲夫(立命館大)。 |
1980年2月 | 薬学会会誌「ファルマシア」がベランダ欄に「社会薬学の必要性」(上記座談会の記録)を掲載 |
1981年12月 | 上田亨(北海道大)、板谷幸一(北海道大)、片平洌彦(東京医科歯科大)、高野哲夫(立命館大)の4氏が社会薬学研究会設立を提起 |
1982年3月 | 淡路剛久(立教大)ほか52氏の発起人により、社会薬学研究会設立の呼びかけ |
1982年5月 | 社会薬学研究会創立総会 東京・みやこ荘 100人 シンポジウム「社会薬学の課題と方法―社会薬学研究会の発足によせて」 第1期会長: 辰野高司(理化学研究所)、事務局長: 川瀬清(東京薬科大) [以降の社会薬学研究会総会・社会薬学会年会の内容については日本社会薬学会年会開催一覧参照] |
1982年7月 | ニューズレター発刊 以後ほぼ隔月に発行 |
1982年9月 | 関東地区第1回研究会 以後ほぼ隔月に開催 |
1982年12月 | 機関誌「社会薬学」第1号発行 以後ほぼ年1回発行 |
1983年11月 | 関西地区第1回研究会 以後ほぼ隔月に開催 |
1984年5月 | 第3回社会薬学研究会総会がはじめて大阪で開催、2日間で191人が参加 |
1984年7月 | 第1回北海道社会薬学研究会開催 |
1985年3月 | 薬学会会誌「ファルマシア」1985年3月号が“「医薬品の社会性」を薬学教育の中に取り入れることの是非”のテーマで議論 |
1985年4月 | 東海地区第1回研究会開催 以後不定期に開催 |
1987年3月 | 社会薬学研究会に参加している日本薬学会会員が企画・運営している薬学会年会の「若い薬学者の会部会」に関し、若い薬学者の会が薬学会第108年会(1988,年・広島開催)組織委員会に対し、若い薬学者の会を発展解消して「社会薬学部会」としたい旨要望していた件について、薬学会理事会と年会組織委員会から「社会薬学」の名称は必ずしも適切なものでないとの回答 |
1987年9月 | 第6回総会(東京)において、はじめて外国から研究者を招へいし特別講演。 John Lilja (Uppsala University) “Research and Education of Social Pharmacy in the International Perspective” 第6回総会参加者160人(うち会員63人)の職種は、企業38人、大学など31人、病院薬剤師29人、薬局薬剤師27人、事務局など11人、学生7人、官公庁5人、報道5人、その他12人 |
1989年9月 | 第8回総会(東京)に創立以来最高の268人が参加 |
1990年3月 | 日本薬学会年会に「薬と社会」部会が設けられ、この部会の企画・運営には社会薬学研究会が全面協力。1990年の薬学会第110年会(札幌)「薬と社会」部会シンポジウム「医薬品の学際的・総合的評価―その理論と実際―」。1990-1992年の参加者は毎回100-450人 |
1990年11月 | 長野県上田市で開催した第9回総会に183人が参加。医薬分業のあり方など討論 |
1991年3月 | 薬学会第111年会(東京)「薬と社会」部会シンポジウム「患者の知る権利と医薬品情報」 |
1991年9月 | 第10回総会(大阪)に創立以来最高の283人が参加 |
1992年 | 社会薬学研究会創立10周年 会員約300人。 薬学関係者が多いが、医学・保健学・社会学・法学・経済学などの研究者も参加。年1回の総会(1987年から9-10月に開催)のほか、関東地区研究会が52回、関西地区研究会が51回、東海地区で数回開催。機関誌「社会薬学」は年1回発行(1987・1988は合併号)、発行部数は500部(「社会薬学研究会10年のあゆみ小史」、社会薬学誌12巻1号) |
1992年3月 | 薬学会第112年会(福岡) 「薬と社会」部会シンポジウム「薬学・薬理学教育への提言」 |
1993年3月 | 薬学会第113年会(大阪) 「薬と社会」部会シンポジウム「医療に役立つ医薬品情報への志向」 |
1994年3月 | 薬学会第114年会(東京) 「薬と社会」部会シンポジウム「現代の感染症と医薬品」。 450人以上の参加で東大駒場講堂が満席 |
1995年3月 | 薬学会第115年会(仙台) 「薬と社会」部会シンポジウム「地域ケアと薬剤師」 |
1995年9月 | 第13回総会(徳島)に創立以来最高の294人が参加 |
1996年3月 | 薬学会第116年会(金沢)「薬と社会」部会シンポジウム「医薬品と経済」 |
1997年3月 | 薬学会第117年会(東京) Mary Anne Koda-Kimble氏(カリフォルニア大) 特別講演「薬物療法における薬剤師の役割」。充足されていない社会的ニーズを充たし、医療チームのなかで薬剤師としての職能を発揮し、患者ケアに大きく貢献する米国での実践を紹介。「薬と社会」部会シンポジウム「地域医療と薬剤師」 |
1997年 | 社会薬学研究会創立15周年 日本薬学会年会の「薬と社会」部会は毎回、それぞれの時期の重要なテーマが設定され、会場は満員の盛況(「社会薬学研究会創立15年を迎えて」、ニューズレター80号) |
1997年9月 | 社会薬学研究会薬害防止委員会「薬害防止政策についての提言」 |
1998年4月 | 薬学会第118年会(京都) 「薬と社会」部会シンポジウム「医薬品の適正使用と薬剤師の役割」 |
1999年3月 | 薬学会第119年会(徳島)。この年会から部会シンポジウムの形態でなく、シンポジウム企画を提案する形になった。シンポジウム「薬の適正使用推進と社会システム」。 シンポジストとして大宅映子氏が「市民の立場から」問題提起 |
1999年10月 | 第18回総会(名古屋)で日本社会薬学会に移行を決定 初代学会長: 遠藤浩良(帝京大学薬学部)、初代事務局長: 串田一樹(昭和薬科大学) |
2000年1月 | 日本社会薬学会第86回関東例会 東京開催 |
2000年1月 | 東海支部が設立。第1回例会 名古屋開催 |
2000年10月 | 学会移行後のはじめての年会として第19年会(船橋)開催 |
2000年10月 | 第19年会から「日本社会薬学会SP賞」を設け、一般講演発表者対象に選考、年会会員総会時に表彰 |
2000年10月 | 北海道支部が設立 |
2001年3月 | 日本薬学会121年会(札幌)で、特別講演「アレルギー・癌・成人病予防の脂質栄養指針の改革: その必要性と社会薬学的意義」(奥山治美)、シンポジウム「21世紀の薬剤機能―保険薬局の機能分化と薬剤師職能の拡大―」、ワークショップ「社会薬学の課題と方法―社会のニーズに役立つ新しい薬学をめざしてー」 |
2001年6月 | 社会薬学誌20巻1号が、”The Role of Social Pharmacy Education in Pharmsceutical Science ―10 Years of Social Pharmacy Education in Retrospect―”(Fukushima N, Matsumoto K)を掲載 |
2002年3月 | 日本薬学会122年会(千葉) シンポジウム「精神医療と薬物治療のあり方」 の企画・運営に協力 |
2002年8月 | 日本薬学会が「薬学教育モデルカリキュラム」を公表。薬学専門教育の7分野のひとつを「社会と薬学」と命名 |
2002年11月 | “「日本社会薬学会」のグランドデザイン”を発表 |
2002年11月 | 日本薬剤師会雑誌「視点」が遠藤浩良「薬と社会―薬剤師イメージの変遷」を掲載 |
2003年3月 | 日本薬学会の「薬学雑誌」が「社会と薬学」を特集 |
2003年3月 | 日本薬学会第123年会(長崎)、シンポジウム「社会と薬学(ヒトと社会が主役の薬学)」を開催 |
2004年4月 | わいわいバトル「どうする! 処方せん薬」東京開催 |
2004年7月 | わいわいバトル「これでいいのか? 薬局実習」東京開催 |
2004年9月 | わいわいバトル「どうする? 日本の医薬品販売制度」札幌開催 |
2004年10月 | 日本薬剤師会学術大会(青森)が「薬害」をテーマとしたシンポジウムを開催 |
2004年12月 | わいわいバトル「これでいいのか?! 災害時の医薬品供給」東京開催 |
2005年2月 | わいわいバトル「え! これが高度管理医療機器」東京開催 |
2005年4月 | わいわいバトル「医薬分業 これでいいの?」東京開催 |
2005年7月 | わいわいバトル「文系教師から見た薬学教育」東京開催 |
2005年10月 | わいわいバトル「“医者からもらった薬”が、指1本で手に入る方法?!」 東京開催 |
2006年2月 | 社会薬学フォーラム 「新型インフルエンザの流行に備えて」東京開催 |
2006年4月 | 薬学教育6年制がスタート。その薬学教育モデル・コアカリキュラムの一環として「薬学と社会」を編成 |
2006年12月 | わいわいバトル「地域における薬剤師の役割―もう一度見直そうー」東京開催 |
2007年3月 | 社会薬学フォーラム 「薬剤師への期待と未来」 東京開催 |
2007年7月 | 「日本社会薬学会25周年記念寄稿集」刊行 |
2007年8月 | 社会薬学フォーラム 「精神疾患の患者にどう向き合うか」東京開催 |
2007年11月 | 四国支部が設立。第1回例会 徳島開催 |
2008年10月 | 日本学術会議より日本学術会議協力学術研究団体として認定された |
2009年7月 | 社会薬学フォーラム 「薬剤師が知っておくべきメタボリックシンドローム対策」東京開催 |
2009年9月 | 社会薬学フォーラム 「改正薬事法に見る薬剤師の正念場」東京開催 |
2010年3月 | 日本薬学会130年会(岡山)のシンポジウム「薬学生が社会を変えるー地域社会の活動を通してー」の企画・運営に協力 |
2010年4月 | 日本学術会議が、日本の学術が「社会における科学、社会のための科学」として一層の成熟をするために、「日本の展望―学術からの提言2010」を発表。同会議薬学委員会が「薬学分野の展望」で、薬学は医薬品の創製、生産、適正な使用を目標とする総合科学であり、薬物治療の最適化においては健康から環境問題までを包括した総合的な医薬品管理も重要な社会的要請になると記載。また薬学は薬剤師という職能を介して医療の一旦を担っており、その教育や人材育成も大きな課題と記載 |
2010年9月 | 社会薬学フォーラムin 徳島 「在宅地域医療と緩和医療」 |
2010年11月 | 日本薬学会学術誌再編に際し、社会薬学領域の英文論文掲載誌明確化に関する要望書を同学会に提出 |
2010年12月 | トクホ~いわゆる「健康食品」を考える勉強会 東京開催 |
2011年3月 | 社会薬学フォーラム「自殺者3万人時代を、薬剤師はどう食い止めることができるのか?」の開催を準備していたが、東日本大震災で延期 |
2011年9月 | 第30年会を東京大学で開催 (詳細および過去の年会については年会一覧参照) |
2012年2月 | 九州支部設立 |
2012年4月 | 「自殺対策のこれからー自殺総合対策大綱改正に向けての提言」シンポジウム(20日、東京)で学会として発言。自殺対策への薬剤師の寄与に関し活動・連携を強めることになった |
2012年8月 | 社会薬学フォーラム「新たなドラッグ 脱法ハープとはなにか?」東京開催 |
2013年3月 | 日本薬学会133年会(横浜)のシンポジウム「医薬品の乱用・依存に薬剤師はどう関わるのか?」の企画・運営に協力 |
2013年5月 | 社会薬学フォーラム「過量服薬者のゲートキーパーになるために」東京開催 |
2013年9月 | 日本薬剤師会46回学術大会(大阪)の「学会共催シンポジウム3、発信しよう!! 地域医療における薬局・薬剤師の役割を」を共催 |
2013年6月 | セミナー形式の勉強会「医療過誤裁判から何を学ぶか」を2回連続で開催 |
2013年7月 | 「一般用医薬品販売制度に関する意見書」を政府に提出 |
2013年7月 | 学会誌「社会薬学」のサイズをA4判に変更 |
2013年10月 | 年会の抄録集を学会誌「社会薬学」の年会号として会員全員に届くようにした |
2013年10月 | 学会規約・細則を大幅に改正。幹事・常任幹事の職務、幹事会・常任幹事会の会議メンバーの明確化、編集・広報・企画の3委員会の設置、支部設立を行いやすくするよう細則改正などを行った |
2014年9月 | 学会運営の円滑化のため、会計的に可能な範囲で、外注可能な事項は外注を推進する、学会事務局所在地についても外注先に置きたいとの方針を会員総会承認 |
2014年10月 | 32年会記念シンポジウム「社会薬学とは何か? 一緒に考えませんか」Janie Sheridan氏(ニュージーランド・オークランド大学、国際薬学会)講演ほか(東京開催) |
2014年11月 | 学会関連業務を株式会社ドーモに委託、学会事務局所在地も同社に置いた |
2015年6月 | 学会誌「社会薬学」のJ-STAGEでのオンライン化を実施 |
2015年7月 | 社会薬学会フォーラム「一般用医薬品の適正な使用に向けて」(東京開催) |
2015年7月 | 学会の一般社団法人化についてその可能性を追求するとの方針を会員総会承認 |
2015年11月 | 社会薬学会講演会
テーマ「医療が変わる今、医薬分業を改めて考える」 永井恒司氏『国際標準の分業「医師が処方 し薬剤師が調剤する」―発祥の原点』講演 ほか(東京開催) |
2016年3月 | 日本薬学会136年会(横浜)においてJanie SHERIDAN 氏(ニュージーランド・オークランド大学)が 特別講演“Social Pharmacy/ Pharmacy Practice Research: Past, Present and Future”を行う |
2016年7月 | 社会薬学会フォーラム「リスクが潜む医薬品の個人輸入:偽造医薬品だけにとどまらない危険性」(東京開催) |
2016年9月 | 関西支部設立 |
2017年7月 | 社会薬学会フォーラム「薬剤師に求められる責任とは、今一度考えよう!」(東京開催) |
2018年3月 | 日本薬学会第138年会(金沢)において社会薬学関連の一般演題を医療系薬学の社会薬学(社会薬学、レギュラトリーサイエンス、薬物乱用防止、薬剤疫学、医療経済学、その他)に統合 |
2019年3月 | 社会薬学会フォーラム「薬剤師に求められる責任とは、今一度考えよう!」(東京開催) |
2019年7月 | 一般社団法人日本社会薬学会を設立 |
2019年7月 | 学会関連業務を株式会社毎日学術フォーラムに委託、学会事務局所在地も同社に置いた |
2019年9月 | 法人化後の理事会・社員総会を第38年会(松山大学)で開催 |
2020年11月 | 「日本学術会議第25期新規会員任命に関する声明 」をHPで発表 |
2021年4月 | フォーラム「女性の健康支援と緊急避妊薬について考える」(オンライン開催) |
2022年9月 | フォーラム「これからの薬剤師、薬局を一緒に考えましょう!!」(オンライン開催) |