呼吸器疾患の大きな特徴は、肺炎をはじめとする呼吸器感染症、COPD、気管支喘息、肺がん、間質性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群など多彩な疾患が含まれることです。一方、リウマチ・膠原病疾患の特徴は、臓器別ではなく全身を診療できる能力が要求される点にあります。
 当科では、ガイドラインに基づく標準治療に加え、個々の患者に最善の医療が提供できるよう臨床カンファレンスの場で、毎週診断・治療について検討会を行っています。大学病院には徳島県下から診断・治療の難しい患者様が紹介されます。ガイドラインのみでは個々の患者様の病態に応じたきめ細かな対応は困難な事も多く、主治医ならびに診療チームとして十分なデータ収集と議論を行い、診療方針を決定しています。

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検査情報

1.外来診療
(1) 外来担当医
 当科では各担当医が広く呼吸器疾患とリウマチ・膠原病疾患を診療するため、一部の特殊外来を除いては、いずれの外来担当医も呼吸器・膠原病外来として診療を行っています。
 ただし個々の患者様の病態に応じて、より専門的な立場からの診療を要する場合は、各担当医間で相談の上、外来診療を進めています。
 特殊外来について
(2) 外来患者数
 当科を受診される患者数は、近年増加傾向にありますが、肺癌などの悪性腫瘍に対して、外来で化学療法を行う患者数が年々増加していることが大きく影響しています。
 
 基本的には、かかりつけ医の先生(診療全般)と当科(専門診療)を同時に通院していただき、協力して診療を進める形をお勧めしています。
2.入院診療
(1) 入院患者数
 入院診療は、呼吸器・膠原病内科病棟の33床を中心に、診療を行っています。

 年々、増加する入院患者数に対応すべく、入院期間(在院日数)の短縮を図りながら、たくさんの患者さんを診療できるように工夫を行っています。
(2) 疾患領域別入院患者の割合
 当科の病棟では、左記のように肺癌などの悪性腫瘍、肺炎、間質性肺炎、膠原病など、呼吸器疾患およびリウマチ・膠原病疾患の幅広い疾患を診療しています。
 
 検査入院の多くは、呼吸器内視鏡検査および睡眠時無呼吸に対するポリソムノグラフィーによる入院です。


全体の診療情報に関しては、徳島大学病院ホームページ(https://www.tokushima-hosp.jp/)もご覧ください。
徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野
〒770-8503徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15
TEL:088-633-7127 FAX:088-633-2134
Copyright Department of Respiratory Medicine and Rheumatology
Graduate School of Biomedical Sciences
Tokushima University