呼吸器看護研究検討会

呼吸器看護研究検討会について

呼吸器看護研究検討会は、慢性呼吸器疾患看護の実践者と研究者によって構成されています。両者が協働で研究に取り組むことになったのは、2011年第5回日本慢性看護学会学術集会のポスターセッションで出会い、患者ケアに役立つ研究を行いたいと話し合ったことがきっかけでした。

メンバーは、慢性閉塞性肺疾患など慢性呼吸器疾患患者への看護や研究を行う中で、呼吸器疾患患者のニーズに応じた医療の提供が広がらないという共通の課題をもっていました。そこで、研究者と高度実践看護師である慢性疾患看護専門看護師が、それぞれの強みを活かして協働して研究に取り組むことで、実効性のある息切れマネジメント支援を構築できるのではと考えました。

私たちの研究の歩みを下図に示しました。第一段階の実態調査「慢性呼吸器疾患患者が息切れに対して行っているマネジメント法および医療者に求めている支援ニーズの実態」、第二段階の介入研究「慢性呼吸器疾患患者の息切れマネジメント支援に関する認定看護師を対象とした教育プログラムの効果の検討」を経て、現在は「慢性呼吸器疾患患者に対する息切れマネジメント支援教育プログラムの有効性の検証:無作為化比較試験」を実施しているところです。

慢性呼吸器疾患をもつ人への支援に関心をもつ看護師の皆さんと共に、質の高い看護を求めて歩んでいきたいと考えています。
現在実施中の研究プログラムへのご参加、心よりお待ちしています。

呼吸器看護研究検討会一同

検討会メンバー

Member

池田由紀
元岐阜協立大学看護学部
伊藤史
帯広厚生病院
今戸美奈子
高槻赤十字病院
上原喜美子
新潟青陵大学看護学部
河田照絵
日本赤十字看護大学
竹川幸恵
大阪はびきの医療センター
本城綾子
国立病院機構大阪刀根山医療センター
松本麻里
福岡医療団訪問看護ステーションわかば
森菊子
兵庫県立大学看護学部
森本美智子
岡山大学学術研究院保健学域
毛利貴子
京都府立医科大学大学院保健看護学研究科