成果を見せる
8/21 8.活動の成果を見せる アウトカム評価のデザイン
【テロップ】
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【ノート】
野の花保健師は知っていました。評価において、もちろんアウトプットやプロセス、構造の評価も行うのですが、まずは目的・目標の達成度、つまり アウトカムを評価することが、とても重要であるということ。そして、アウトカムを評価するデザインは、大きく分けて3種類あるということを本で復習しました。 一つ目は デザイン1.活動を行ったあと、つまり介入後のみにデータを収集して評価するデザインです。 野の花保健師は、 このデザインなら今年度末の評価にも使えそうだと思いました。 二つ目は デザイン2.活動の前と後でデータ収集を行うデザインです。 来年度を本格的な評価の年とするなら、 年度初めと終わりに調査を計画すれば、このデザインも使えるかもしれないと思いました。 三つ目は デザイン3.比較できる対照群、つまり介入を行う群と同じ特性を持った群をもう一つ設けて、そちらには介入を行わない・あるいは異なる介入を行って、それとの比較から評価するデザインです。 アウトカム評価には、エビデンスレベルと呼ばれる、研究の精度のレベルがあり、デザイン1、2、3の順に高くなるとのこと。また、このデザイン3では、対照群の割り付け方によって、そのエビデンスレベルが変わると書いてあります。 ただし、対照群を設定する手続きには、いろいろ配慮することがあるようなので、 野の花保健師は、このデザイン3を用いるのであれば、まず大学で研究に携わっている先生に相談して、予算や労力も含めて、協同で行えるかなど、今すぐにではなく、今後の検討課題として時間をかけて実現可能性を探ってみようと考えました。