成果を見せる
7/21 7.活動の成果を見せる 事例の概況と保健師の思い
【テロップ】
※各テロップ文字をクリックすると該当の場所がピンポイントで閲覧できます。
【ノート】
野の花保健師が担当しているV市の中心部にあるX地区では4年前2012年から、月2回、地区組織による住民主体の子育てサロンが開かれています。 10人のスタッフが各回原則5人以上で担当としてきたのですが、どうやらこのごろ活動がマンネリ化してきたようで、野の花保健師は、2015年度の途中で、その地区組織の子育てサロン担当者から相談を受けました。「4年間活動してきたけれど、最近はスタッフも活気がなくてしんどいし、自分もやめたいと思うことがある・・・」と、浮かぬ顔です。 4年前の2012年、この子育てサロンは、もともと地区の健康づくりを推進していた地区組織が、「子育ての孤立化を防ぐこと」を主な目的として、保健師らと話し合いながら、立ち上げたものでした。子育てサロンが軌道に乗った後、保健師は何かあれば相談にのる形で、最近はその地区組織の子育てサロン担当者が中心になって主体的に活動していました。 野の花保健師は、子育てサロン担当者から相談を受け、今まで、活動の成果を評価する支援をしていなかったことを反省しました。ちょうど来年2016年は5周年、野の花保健師は、これはよい機会と考え、住民自身が活動の意義を実感できるように、1年間かけて活動を評価してみることを提案しよう!、そして今年度はその準備をしていこう、と考えました。 そして、野の花保健師は、専門職として、活動の成果を見せるアウトカムの評価デザインをどうするかについても思いを巡らせました。