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13/21 13.ステップ4 評価計画の立案(アウトカム評価)

【テロップ】
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【ノート】
さて、ここではこの事例の アウトカム評価のデザインについて押さえておきましょう。 考えてみてください。 今お伝えした野の花保健師の評価計画案において、目標(1)、目標(2)のアウトカム評価はどのようなデザインで組めるでしょうか。 一時停止して、あなたの考えをワークシートに記入してみましょう。 記入が終わったら、再生ボタンをクリックしてください。 事業評価の経験がある先輩保健師に相談し、野の花保健師は 目標(1)の評価を、評価デザイン1に比較群を置くかたちで組んでみました。 これは乳幼児健診の問診票という既存の資料を用いて、子育てサロン参加群と非参加群にふりわけ、両群における育児仲間のいる人の割合を比較してみるデザインです。 その差異が、確かに子育てサロンという介入の効果かどうかは、対照群を設けて介入前後を評価するデザイン3でなければ検証できないものの、先輩保健師とも話し合い、今回それは今後の課題とすることにしました。 目標(2)の評価は、子育てサロンの新規参加者を対象として、評価デザイン2の 子育てサロンに参加する前後で調査する前後評価デザインで行うことにしました。 野の花保健師は、先輩保健師から、子どもの年齢や保育園に通っているかどうか、両親が働いているかどうか、祖父母と同居かどうかなど、基本属性別に差があると思われるので、集計や分析においては、そこも丁寧に見ていきましょうとアドバイスを受けました。