必要性を見せる
12/27 12.活動の必要性を見せる技術演習【価値を見せる】
【テロップ】
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【ノート】
人口10万人のZ市に勤務しているヒマワリ保健師は、2008年度から健康増進事業の担当になりました。 Z市では、健康増進法に引き続き、2007年度よりがん対策基本法が施行されたことを受け、がんの予防と早期発見を重点課題に据えて、がん検診の整備や健康教育での啓発活動を展開していました。 ところが、ここ数年のZ市のがん死亡統計を見ると、男女ともに肺がん、大腸がんでの死亡数が徐々に増えており、特に女性では乳がんの死亡数が年々目立って増加してきていることが分かりました。 Z市の女性の人口は5万人、2006年、2007年、2008年の乳がん死亡者数は、順に、9人、10人、11人でした。これは女性の人口10万人対で18、20、22にあたります。これを同じ年の全国の乳がん死亡率17.3、17.5、18.3と比べると、Z市ではどの年でも全国平均を上回っていました。 また、上昇する早さも全国より早い可能性があることが示唆されました。これは年齢調整死亡率を見ても同じ傾向でした。