新たな経鼻頭蓋底術後髄液漏の予防法の有効性について論文報告

頭蓋咽頭腫や一部の鞍結節部髄膜腫に対して経鼻的内視鏡手術は有効な治療法と言えます。
開頭術と違い、脳を引くことなく病変に直接アプローチすることができ安全、低侵襲な治療ですが、術後に脳周りにある髄液が鼻から漏れてしまう髄液鼻漏が起こる可能性が開頭術に比べて高いということが問題でした。

これまで我々は硬膜を連続的に縫合することで再建を行ってきました。本再建法は手術時間を短く、効率的に頭蓋底を再建できる方法と考えてきました。
2013年より5年間に本術式を適用した成果をまとめ、論文報告をするに至りました。

Three types of dural suturing for closure of CSF leak after endoscopic transsphenoidal surgery.
掲載雑誌:Journal of Neurosurgery
https://thejns.org/view/journals/j-neurosurg/aop/article-10.3171-2018.4.JNS18366.xml

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