脳神経外科領域における内視鏡治療について紹介するためのホームページです。

内視鏡は内科や外科でも使用されていますが、近年脳神経外科でも広く利用されるようになりました。

名古屋大学脳神経外科は内視鏡治療の長い歴史を持ち、現在積極的に低侵襲な内視鏡治療を行っています。
愛知県内のみならず、東海地方の診療の中核としてより低侵襲、より安全、より確実な治療のため内視鏡治療を広めています。

現在内視鏡治療は
下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫、鞍結節部髄膜腫、脊索腫などに対する経鼻頭蓋底手術
水頭症、くも膜嚢胞に対する内視鏡下嚢胞開窓、第三脳室底開窓術
脳内血腫の除去手術
脳腫瘍、脳室内腫瘍に対する低侵襲な内視鏡下摘出手術
三叉神経痛、顔面けいれんに対する神経血管減圧術
などに利用されています。
また最近では脳幹部を含む海綿状血管腫に対しても威力を発揮することがわかってきており、今後更に適応が拡大することが予想されています。
内視鏡を利用することで、間口が狭くても深いところで広くて明るい視野が得られますので、いわゆる鍵穴手術(キーホールサージェリー)をより安全かつ確実なものにすることができます。

本ホームページではこれらの疾患や手術法についてご紹介いたします。
脳の病気でお悩みの方の診療の一助になれば幸甚です。