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97年10月京都古本まつり


今回の古本まつりは百万遍の知恩寺で行なわれている。「第21回青空古本 まつり」というのが正式名らしい。11月03日の月曜まで行なわれる。

まつりに参加している古本屋の数は22店。ぼくは見て回るのが遅いので、 ざっと一通り見終わるのに3時間ぐらいかかった。

あと、今回も店ごとで清算する形だった。


では、今日買った本。

中野幸次、『ソクラテス(人と思想)』、清水書院、1967年

たしか100円。200円だったかも。

栗田賢三・古在由重、『岩波小辞典・哲学』、岩波書店、1958年

3冊500円。研究室に置いておく用。

田中浩、『国家と個人』、岩波書店、1990年

3冊500円。以前図書館でコピーしたが、ふと見つけて手に入れる。 あなうれし。今日の最大の収穫。ん、全然大したことない?

柳父章、『翻訳とはなにか』、法政大学出版局、1985(1976)年

3冊500円。岩波新書で『翻訳語成立事情』を書いてる人。なんか、 それと大体同じことを書いてる気がする…

野田又夫編、『デカルト(世界の思想家)』、平凡社、1977年

300円。なんと野田又夫のサイン入り。誰かに贈ったもののよう だが、それがどうかして古本屋に流れたらしい。いやはや。

大来佐武朗監訳、『成長の限界』、ダイヤモンド社、1972年

200円。環境倫理で出て来たので、ふと購入。

平井俊彦・徳永まこと編、『社会思想史(1)近代』、有斐閣新書、 1978年

100円。新書・入門書好きのこだま。しかしこれは持ってたかも…

阿部照哉・種谷春洋他、『基本的人権の歴史』、有斐閣新書、 1979年

100円。同上。弁解の余地なし。

井上庄七・森田良紀、『デカルト・方法序説入門』、有斐閣新書、 1979年

100円。同上。弁解の余地さらになし。

三木清、『パスカルにおける人間の研究』、岩波書店、1968年(改版)

3冊500円。有名な本なのでつい買ったが、当分読むことはないと 思う。じゃあ買うなって?その通り。

Milton Friedman, Free to Choose、Penguin Books, 1980.

3冊500円。つい。

Adam Smith, The Wealth of Nations, Books I-III, Penguin Books, 1970.

3冊500円。ついつい。

対木隆英、『社会的責任と企業構造』、千倉書房、1979年

100円。ビジネスエシックスの翻訳の助けになるかな、と思って。

Thomas More, Utopia, Kenkyusha, 1947.

100円。日本の本(研究社英米文学叢書4)。ついついつい。

Thomas Carlyle, Sartor Resartus (The Autographical Part), Kenkyusha, 1929.

100円。日本の本(研究社小英文叢書10)。ついついついつい。

Immanuel Kant, Grundlegung zur Metaphysik der Sitten, PhB, 1952.

100円。人生を基礎づけようと思って。つい。

マルサス、『人口論』、永井義雄訳、中公文庫、1973年

150円。単純に永井義雄訳だったので購入。

ジョージ・オーウェル、『動物農場』、高畠文夫訳、角川文庫、1972年

100円。面白い本らしいから。

中村真一郎、『文章読本』、新潮文庫、1982年

100円。もしかしたらすでに買ったことがあるかもしれない。

ゴールディング、『蝿の王』、平井正穂訳、新潮文庫、1975年

5冊400円。読んだことないから。

渋沢龍彦、『快楽主義の哲学』、文春文庫、1996年

5冊400円。名前がぼく向きでしょ。

筒井康隆、『革命のふたつの夜』、角川文庫、1974年

5冊400円。ノーコメント。

筒井康隆編、『'60年代日本SFベスト集成』、徳間文庫、1980年

5冊400円。日本のSFをてっとり早く知ろうと思って。え、甘い?

P. K. ディック、『模造記憶』、朝倉久志訳、新潮文庫、1989年

5冊400円。短篇集。表題作はたしか、映画『トータルリコール』 の原作だったと思う。もうあの映画ほとんど覚えてないなあ。

レイ・ブラッドベリ、『黒いカーニバル』、伊藤典夫訳、ハヤカ ワ文庫、1976年

3冊150円。SF(?)。

E. R. バローズ、『火星のプリンセス』、小西宏訳、創元推理文 庫、1965年

3冊150円。SF。

ロバート A. ハインライン、『人形使い』、福島正実訳、ハヤカ ワ文庫、1976年

3冊150円。SF。

ロバート A. ハインライン、『太陽系帝国の危機』、井上勇訳、創元推理文庫、1964年

100円。SF。ヒューゴー賞受賞作。

アイザック・アシモフ、『わたしはロボット』、伊藤哲訳、創元推理文 庫、1976年

100円。ハヤカワのを買うべきだったか?

アイザック・アシモフ、『聖者の行進』、池ひろあき訳、創元推理文 庫、1979年

100円。ジャケットが上のと色違いなのが泣かせる。

ヴァン・ヴォークト、『宇宙船ビーグル号の冒険』、沼沢こうじ 訳、創元推理文庫、1964年

100円。翻訳者の名前が難しいので漢字が出ない。

ヴァン・ヴォークト、『非Aの傀儡』、沼沢こうじ訳、創元推理 文庫、1966年

100円。これは『非Aの世界』の続編らしい。アリストテレスの論 理学の三つの法則(同一律、矛盾律、排中律)を否定した世界が非A(ナルA)の世 界らしいが…。

ヴァン・ヴォークト、『原子の帝国』、吉田誠一訳、創元推理 文庫、1969年

100円。いったいいつ読む気なのだろうか。

J. G. バラード、『沈んだ世界』、峰岸久訳、創元推理文庫、 1968年

100円。しかしこの表紙は(言っちゃ悪いが)断然読む気をなくす よなあ。

J. G. バラード、『溺れた巨人』、大谷圭二訳、創元推理文庫、 1971年

100円。バラードがだんだん揃って来た。まだ読んでないけど。


・全部で36冊で、4100円か4200円。結構買っちゃったか。小物をたくさん。 入門書もたくさん。SFもたくさん。ちゃんと読まなきゃなあ。

・堀出し物は『国家と個人』。特別賞は野田又夫のサイン入り『デカルト』 です。

・また明日も行こうっと。


10/31/97

今日は三冊。

Francis Bacon, The Essays or Counsels, Civil and Moral, Mount Vernon (New York).

1500円。ふと目にしてつい買ってしまった。リプリント版だが、 なぜかどこにも出版年が書かれていない。字もやたらと大きくて、怪しい本。

フレドリック・ブラウン、『火星人ゴーホーム』、稲葉明雄訳、 ハヤカワ文庫、1976年

50円。面白そうだったので。

ヴァン・ヴォークト、『非Aの世界』、中村保男訳、ハヤカワ文 庫、1966年

50円。昨日先に続編を買ってしまったので。


11/01/97

今日も三冊。

Janathan Bennett, Rationality, Routledge & Kegan Paul, 1964.

100円。なんか見たような名前だったので。

アーサー C. クラーク、『都市と星』、山高昭訳、ハヤカワ文 庫、1977年

50円。これも有名なはず。

ロバート A. ハインライン、『宇宙の戦士』、矢野徹訳、ハヤカワ文 庫、1977年

50円。ついつい。


11/03/97

今日は1冊。最終日なので少し安売りしてるところもあった。

サイモン・リー、『法と道徳』、加茂直樹訳、世界思想社、1993 年

なんと100円。たしか教授室にもあったと思う。また「謹呈、○ ○様、加茂直樹」というようなサインがあった。かなり得した気分。


Satoshi Kodama
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Last modified on 11/03/97
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