今回の古本まつりは下鴨神社で行なわれている。「第10回納涼古本まつり」 というのがこのまつりの正式名らしい。8月17日の日曜まで行なわれる。
まつりに参加している古本屋の数はなんと42店で、ゆっくり見ていると半 日かかってしまう。暑いし歩き回って疲れるしで、途中休憩を入れないと必ず 死にます。前回5月のとは違い、今回は通常より安くしている店もあるようだ。
一人で行ったのであまり書くべきことはないが、今回のシステムに文句を 付けるとすると、一つは再び店ごとで清算する形に戻っていたこと。これはや はりめんどくさい。
また、今回はコンピュータ検索がまったくなかった。明らかに退歩してい る。本当に古本屋というものは客に対して横柄である。整理整頓しろっ!分類 して並べろっ!コンピュータ入力しろっ!と言いたい。ほんとに早くなんとかし て欲しい。
それでは買った本を記しておく。
ベンタム、『道徳および立法の原理序説(世界大思想全集7)』、 河出書房、1959年
ブレンターノ、『道徳的認識の起源について(世界の名著51)』、 中央公論社、1970年
田中浩責任編集、『トマス・ホッブズ研究』、御茶の水書房、1984年
穂積陳重、『法窓夜話・続法窓夜話』、岩波文庫、1980年
ジャン・ブラン、『ストア哲学』、白水社、1959年
春山浩司・三笠乙彦・斎藤新治著、『ロック教育論』、有斐閣、1979年
M.フリードマン・西山千明・内田忠夫・金森久雄・高坂正尭、『フリードマンの日本診断』、講談社、1981年
石井栄一、『ベーコン』、清水書院、1977年
伊藤勝彦、『デカルト』、清水書院、1967年
関嘉彦責任編集、『ベンサム、J.S.ミル(世界の名著49)』、中央公論社、1979年
Bertrand Russell, History of Western Philosophy, unwin university books, 1975
『法窓夜話』が大当たりだった。これって確か今は絶版のはず。手に入っ て良かった。
今日は時間がなかったので駆け足で見たため、明日も行くかも知れない。
ちなみに、次は11月に百万遍の知恩寺なるお寺でまた古本まつりがある。
今日も古本市に行った。落ち穂拾い的な気分で見てたので、割と楽しかっ た。あの手の催しもので楽しむつもりなら、探しもの目当てではだめですね。
途中、お○くくん、よし○さん、○るたさんに出会う。
最近SFに目覚めたので、というか目覚めようと思ったので、SFの本を買い まくる。
「SF読んで頭を柔らかくしなくちゃ」
「倫理学にはSF的思考が重要だ」
「最近自分の文体に飽きて来たし、和訳の仕方が参考になるかもしれない」
などが主たる動機。『ブレードランナー』を観たのも大きな原因かも知れ ない。良い本をご存知の方は「文学 のお話」の方に書いて下さい。
では、今日買った本。
早川書房編集部編、『SFハンドブック』、ハヤカワ文庫、1990年
レイ・ブラッドベリ、『火星年代記』、ハヤカワ文庫、1976年
J.G.バラード、『結晶世界』、創元推理文庫、1969年
J.G.バラード、『狂風世界』、創元推理文庫、1970年
ロバート・シェクリイ、『地球巡礼』、ハヤカワ文庫、1978年
レイ・カミングス、『宇宙の果てを超えて』、ハヤカワ文庫、 1970年
フレッド・ホイル、『10月1日では遅すぎる』、ハヤカワ文庫、1976年
ロバート・A・ハインライン、『輪廻の蛇』、ハヤカワ文庫、1983年
ロバート・シェクリイ、『地球巡礼』、ハヤカワ文庫、1978年
筒井康隆、『アフリカの爆弾』、角川文庫、1971年
Isaac Asimov, The Sun Shines Bright, Grafton, 1984
Isaac Asimov, The Robots of Dawn, Grafton, 1985
Isaac Asimov, Foundation and Earth, Grafton, 1987
Umberto Eco, The Name of the Rose, Picador, 1984
Umberto Eco, Foucault's Pendulum, Picador, 1990
John Lennon, In His Own Write & A Spaniard in the Works, Signet, 1967
James Aitken ed., English Letters of the XVIII Century, Pelican Books, 1946
John Dewey, Reconstruction in Philosophy, A Mentor Book, 1950
Lewis Carroll, Alice in Wonderland, Yohan Pearl Library, 1977
John Locke, The Second Treatise of Government, Forum Books, 1952
Bertrand Russell, Essays on Science, Kyoto Hirano Shoten, 1932
Keisyo Kenkyukai ed., Readings in Economics, Ritumeikan Publishing Department, 1937
寺崎峻輔・塚崎智・塩出彰編、『正義論の諸相』、法律文化社、1989年
樋口勝彦・藤井昇、『詳解ラテン文法』、研究社、1963年
大塚高信・吉川美夫・河村重治郎編、『三省堂カレッジクラウン英和辞典』、三省堂、1964年
・とまあ、こんな感じです。研究室に不要な本をどんどん持ち込んでる気 もするが、訳に立たないとも限らないし、いいじゃあないですか。ちゃんと本 棚も整理しますってば。(それにしても一体誰に言い訳してるんだろうか)