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KODAMA'S (NEW) WORLD

人生は堕落の原因に対する不断の闘争である……人間と人間の仕事の本来の 傾向は、堕落に向かうことである……現代のたいていの人々は……ものごとの 傾向は全体として改善に向かっていると信じているのであるが、 われわれは人生には悪に向かう絶えることのない流れがあることを忘れてはならない。

---J・S・ミル


昨日 / 明日 / 2013年12月 / 最新 / はてな

この日の出来事


26/Dec/2013 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

雑用、『ゼロ・グラビティ』など

定時起床。髭剃り、シリアル、朝刊。娘を保育園に送ってから大学へ。

午前中は某君に手伝ってもらっていろいろ雑用など。お昼は百万遍でカレー。 そのあと某ルネで本を何冊か買う。大学生協ではSurface (Pro)を扱っていない ことを知る。

お昼すぎ、某君らと少し研究旅行の相談。そのあと、某翻訳作業。注の翻訳に 手間取りストレス。

昼下がり、一度帰宅。雨。

夜、長靴とレインコートを抱えて娘を迎えに行く。それから夕食。

夜中、ソファで一瞬寝落ちしたあと、娘と風呂。

『ゼロ・グラビティ』。某妻と二条の映画館で鑑賞(3D)。デブリの衝突で宇宙 船が破壊された宇宙飛行士が地球に戻るまでの道のりをリアルに描いた映画。 迫力があっておもしろかった。登場人物が少なくてすごい。また、宇宙=天国に 近い場所という理解が見てとれておもしろい。ああいうシンセサイザーを使っ た「宇宙音楽」というのもすっかり根付いているようだ。いずれにせよ、映画 館で見る価値の映画。B+


26/Dec/2012 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

雑用その他

昨晩は早めに寝て、朝遅くに起きたため、結構な時間寝た。朝食、朝刊。

午前中は某妻が風邪気味の娘を病院に連れていってくれたので、そのあいだ雑 用。メールの返事を出す作業など。

お昼を食べたあと、娘と一緒に昼寝。いくらでも眠れる。

昼下がりから夕方まで雑用。今日は一日外出せず。

夜、早めに夕御飯。しばらくしてから娘を風呂に入れる。

夜中、某講義用のスライドを修正する仕事。明日確認したら送ろう。


26/Dec/2011 (Monday/lundi/Montag)

新幹線でトラブル、東京へ

ホテルにて定時起床(少し遅め)。シャワー、朝食。しばらく高層階の窓から雪 や下界を眺めながら、年賀状を書く作業。今年もみみず文字。途中まで。

ホテルをチェックアウトして京都駅へ。しばらく喫茶店で某査読論文を読む作業。

お昼前、新幹線に乗ろうとしたら、数時間前から新幹線が止まっていることが わかり、たいへん焦る。もうすぐ再開するというので、予約していた新幹線は あきらめ、出発寸前の新幹線の自由席車両に飛び乗る。

もちろん自由席には座れず、某妻と狭い廊下に立つことに。立ちながらも某査 読論文を読む。米原のあたりで木が倒れて停電があったそうだ。名古屋まで休 み休み動いていたので、どんどん時間が過ぎて焦る。名古屋以降は比較的順調 に。

新横浜でようやく座席に着くことができた。東京駅からまっすぐ大学へ。ぎり ぎり某審査会に間に合う。夕方まで。お腹が減っていたのでそれから酸辣麺。

夜、しばらく雑用。そのあと、ジムのプールに行くと、修繕中とかですでに年 内は終了していた。しくしく。研究室でもうしばらく雑用をしてから地下鉄で 帰宅。讃岐うどん屋も休みだった。年末はいろいろ閉まるので気をつけないと いけない。

帰宅してから週アスを読んだりしているとあっという間に真夜中に。今日はよ く休んでまた明日がんばろう。


26/Dec/2010 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

早起き。シャワー。荷物をまとめ、某妻と一緒に出発。

早朝の新幹線に乗り、午前中に京都に到着。百万遍に行き、 某研究会に出席。お昼は百万遍の某フランス料理屋で。 京都はすきま風が平気なようで、研究会の部屋もレストランも寒かった。

午後は、明日の報告の準備のため、研究会を失礼して(すみません)、 夕方までホテルで勉強。御池の高級ホテル。 安く予約してくれた某妻旅行社に感謝。

夜、京阪に乗って出町柳に行き(某氏にお会いする)、 上記研究会の懇親会に合流。歓談。食事する暇なし。 二次会まで。

真夜中に帰宅。まだ明日の準備が終わっていなくてまずい…。


26/Dec/2009 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミを出してから二度寝。遅めに起きる。シリアル、朝刊、シャワー。

お昼、お使いに行く。ついでに本屋で何冊か雑誌を購入。

昼食をとったあと、しばらくコンピュータをいじる。

昼下がり、歩いて大学へ。しばらく某院生の論文を読む作業。

夕方、江古田に移動して、某院生や某卒業生と忘年会。 終電間際まで楽しく飲む。

巣鴨から歩いて帰宅。さっさと寝よう。


26/Dec/2008 (Friday/vendredi/Freitag)

昨晩は早目に就寝。湿度が低くなっていたようで、朝起きると喉が痛い。 加湿器を借りて付けていたが、途中で水がなくなっていたようだ。 どうも本格的に風邪を引きそうな様子。

朝食、朝刊。

真夜中

調子が悪かったので、某研究会二日目はスキップして、 おみやげなどの買物だけ済ませて夕方に新幹線に乗る。 夜、早目に帰宅。東京の方がまだ暖かいな。

某サイトを更新したり、新聞を読んだり。喉の調子が悪い。


26/Dec/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

今日のこと。


26/Dec/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

今日のこと。朝、ホテルの朝食を食べ、バスで某女子大へ。 某生命倫理学研究会に午前中から夕方まで参加する。勉強になった。

夕方、雨の降る中、タクシーで四条に移動し、某所で懇親会に参加。 楽しく飲み喰いする。某氏を先生方に紹介する。ビールとワイン。

さらに先斗町のあたりで二次会。いろいろ歓談。梅酒と焼酎。 夜中、タクシーでホテルに戻ってくる。明日は発表の予定だが、 とりあえず寝るべし。


26/Dec/2005 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

今朝は割と早起きして、しばらく公衆衛生倫理の勉強をしてから大学へ。 某外国人と昼食を食べながら公衆衛生倫理の話をする。

お昼すぎから某外国人による公衆衛生倫理の授業。 感染症と遺伝学の話。勉強になったが、 体調が悪いのであまり気合いが入らなかった。

夜、某外国人と同僚二人と四人で後楽園の某所で食事。 ふぐ鍋その他。楽しく飲み喰いする。

それから歩いて帰宅。明日もまた某外国人と相談をするので、 寝る前に公衆衛生倫理の勉強をしなければ。


26/Dec/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昨日はほとんど何もしなかった。 今日も昼下がりに起きてしまう。 喫茶店で新聞を読んだあと、大学に行き、年賀状を作成。 夜は上野で少し買物。 韓国料理をたらふく食べ、少し気分が悪くなる。 うまかったのだが。

(できれば)今日やること


26/Dec/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

先ほど帰宅。 よく考えたら昼からほとんど何も食べてなかったので、 某モスバーガーに寄って晩ごはんを済ませてきた。

仕事をしだしてから家で夕ごはんを作ることが難しくなってきたので、 食事の仕方を考える必要がある。やはり大学の食堂を利用すべきか。 いや、年末は閉まるだろうけど。

昨日の産経抄からメモ。 「一国の首相が祖国に殉じた人びとの霊を弔うことは当然である。 弔い方について外国にとやかくいわせないこともまた当然である」。 前者は比較的自明と言えるが、後者は自明ではない。 Motherhood Statements (論争になりうる主張をする前に、 まず議論の余地のない主張をしておいて同意を取りやすくするような主張のこと) というやつか。

遅寝そこそこ早起き。目覚しをかけずに目覚める。よく寝た気がする。

行かねば。

お昼前

ヒゲだけ剃って大学へ。

人生は堕落の原因に対する不断の闘争である

自分のことを振り返ってみると(今年の総括ももう少ししたらやる必要がある)、 ここ数年保守化の傾向が強いので、ちょっと仕切り直さないといけない。 円熟し守りに入るにはまだ早いので、リベラル、パンクの精神を取り戻そう。

「人生は堕落の原因に対する不断の闘争である……人間と人間の仕事の本来の 傾向は、堕落に向かうことである……現代のたいていの人々は……ものごとの 傾向は全体として改善に向かっていると信じているのであるが、 われわれは人生には悪に向かう絶えることのない流れがあることを忘れてはならない」 (J・S・ミル、『代議政治論』、『ベンサム、J・S・ミル』中央公論社、372頁)

たしかに、科学は進歩するかもしれないが、 人間は気をつけないと退歩する危険があるだろうし、 人間で構成されている社会も退歩するだろう。 個人的にもっと気をつけるべきなのは、 社会全体がどうこうというのではなく、 自分自身が年を取るにつれて退歩しないようにすることだ。 時代の流れ(時代の精神)に批判的であると同時に、 自分自身の変化にも批判的である必要がある。

夕方までちょっと雑用をしたあと、さあ懸案の翻訳をしようと思ったが、 まず辞書をインストールしようと思い、いろいろ入れ出す。

夜2

来客あり。

研究室で越冬できるように、 購買部に行っていろいろ買物を済ませておく。

夜3

イランの南東で起こった大地震で、数千人、悪ければ一万人以上が死んだと 報道されている。これは深刻だ。中国の重慶で起きたガス噴出事故も気になる。

やっと翻訳を始める。とたんに眠くなる。

真夜中

週末だし映画でも見ようかと渋谷に行くと、 すでに映画は最終が始まっていて何も見れず。 適当にパスタを食べて少しマンガ喫茶に寄ってから帰宅。


26/Dec/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

ちょっと文献検索。 国会図書館のOPACは雑誌記事が網羅的に調べられてすばらしい。 もっとちゃんと文献は検索しないとな。

お昼前

早起きするつもりが。

うちのゴミもついにカラスにやられた。こないだ食べた柿の皮が向かいの家の 塀の上にちょこんと乗っている。う〜ん。後片付けしていたら、 ちょうどゴミ回収車が来る。なんとかしないとなあ。

国立国語研究所が外来語の言い換えを提案しているそうだが、 インフォームドコンセントは「納得診療」だそうだ。 患者の立場からすればこの翻訳がわかりやすいと説明されているが、 どうも気になるのはconsentの部分を表に出さずに、 診療という言葉でごまかしているような感じを受けることだ。 この「ナットクシンリョー」という軽い響きもかなわん。 まあ慣れたら平気なのかもしれないけど。

あれ、もう附属図書館は閉まってるのか。 ルネは明日までのようだ。 どっちも次に開くのは6日。

机に向かっている時間…4.5hr
今日の勉強時間…3.5hr
マルクス係数…0


26/Dec/2001 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

「昨夜、部屋を貸してくれている某痴人の友人が一時的に戻ってきたので、 少し話をする」

「今日はお昼まで寝ていた。怠惰」

「急いで年賀状を書く。住所がわからないものが多い」

「昼下がりに近くでうどんを食べたあと(C+)、 暗くなるまで某スターバックスで数時間勉強」

「〆切を過ぎている翻訳の仕事。もうすぐ終わります」


26/Dec/2000 (Tuesday/mardi/Dienstag)

007 Gold Finger

夕方、テレビでやっていたジェームズ・ボンドのGold Fingerを見る。 ボンド役はSean Connery。 オースティン・パワーズを見たあとでこの映画を観るとなんとも笑える。B-。

今日の勉強

ふたたび勉強しはじめる。 年内にベンタムのエッセイを書くこと。 明日もしっかり勉強しよう。


12/26/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昨晩はビデオ屋で『モンティ・パイソン』第4巻と第5巻を借り、 『モンティ・パイソン』第4巻とテレビでやってた映画 (アル・パチーノが退役軍人の訳をやっていた。タイトルわからず)を見る。 第5巻の途中で力尽きて眠る。

お昼前に起きて、洗濯、風呂、ビジネス英語の録音。 お昼過ぎに下宿を出て、某所で年賀状に押すスタンプその他を購入。 某カレー屋でチーズカレー大。

それから京大会館へ。京都生命倫理研究会に出る。 今回が初めての出席だ。某先輩や某先輩、某さん、 遅れて某先輩がいらしていた。

一つ目の発表は「倫理と教育」。 高校の倫理の教育では、 「個人がどう行為すべきか」という議論(個人のモラル)だけではなく、 「社会制度がどうあるべきか」という議論(社会哲学)もする必要がある、 というような主旨だった。 その通りだと思うが、そういうことを言うんなら、 個人の価値観が多様化し、主観主義や相対主義がまかりとおっている今日、 共同体主義や徳倫理についても議論する必要があるんじゃないだろうか。 ついでにメタ倫理も教えるべきである。

二つ目は拒食症患者の症例に基づいた判断能力についての議論。 けっこうおもしろかったのだが、 後ろに座っていたのでOHPの文字がよく読めず、 途中で少し寝てしまった。いかん。 質問の時間になったので、 ひとつぐらい質問しようと思ったが、 寝ていたひけ目もあって結局質問できず。 これではいけない。 勇気の徳を身につけなければ。

発表後、某先生から資料をいただく。感謝。 懇親会には出ず。これから年賀状を完成させよう。


年賀状用に買ったスタンプ。ちょっと大きめなので、 きれいに押すことができない。ずいぶん失敗した末、 マウスパッドの上でやれば比較的うまくいくことに気付く。 ああ、失敗した年賀状は明日郵便局に行って交換してもらわねば。 賢明な人なら何か他の紙で試すと思う (A wise person would ...)。


真夜中

某所で中華料理。おいしいがちょっと高い。 ちょっと高いがおいしい。

某古本屋で本。半額セールをやっている。 ゲーセン。年賀葉書も10枚購入。

急いで年賀状を書かねば。


ああ、年賀状書くのしんどい。字めっちゃ汚ないし。 こりゃミミズだ。いや、よく見たら線虫だ。 なぜ習字の時間に真剣に練習しなかったのかかかかか。


今日やったこと


12/26/98 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

早速ソファで寝てしまう。3時間弱。


3500字。うひゃあ。約11分の1。

紅茶をがぶがぶ飲む。

研究室は思っていたより寒い。


一時間半休憩。これではいかんのだ。


しかし、よく考えると学振ってすごいわけでさ。 月額20万円ってことは、一年360万円で、 3年無事に貰えれば、1100万円近くになるわけだ。

1100万円。 チロルチョコに換算すると、チロルチョコ110万個。 ううむ。いかん、は、鼻血が出そうになってきた。 (ぶしゅーっ)

…チロルチョコ110万個のためにも修論を書かねば。


早朝

寝た。二時間ちょっと。まだ3500字。

次は功利性の原理をわかりやすく説明すること。

なんかドアのノブなどの金属を触るたびに、 パチッと静電気が生じる。 静かに電気を発する男、こだま。


自殺が増えているらしい。 と言って8階の窓から下を見下ろす(うそ)。

それにしても、おれは経済に疎いのであれだが、 中小企業の社長は気の毒だ。 政府が--というかわれわれが--何とか手を打たなければ、 年度末に多くの社長が自殺するのは目に見えているのではないか。 どうしたらいいのかわからんけど。社長がんばれ。

空に虹がかかっている。さっきまで途中で切れているように見えていたのだが、 今はほぼ完全な半円を描いて見える。 しかし、いくら目を凝らして見ても、 下から黄緑色、黄色、だいだい色の三色しか見えない。 黄緑の下に群青色というか紫色が見えない気がしないでもないが。


お昼前

朝、喫茶店でモーニング。

字数増えず。むむむ。功利性の原理って何だったっけ。


お昼過ぎ

はっ。し、しまった。 気がついたら、 某君文庫の『バラバンバ』第1巻と 『空手バカ一代』第1〜3巻を読み終えてしまっていた。 け、研究室に潜む恐るべきワナ……。


夕方

卒論を書くために登校してきた某君と入れ違いに下宿へ。 途中、某古本屋で買物。 さらに某ディスカウントストアでもラーメンなど購入。

下宿でご飯を炊き、その間にシャワー。 出てから冷蔵庫にある残り物を食べる。 ずいぶん前から残っていた納豆も食べる。 なんかジャリジャリしてた。

それから、再び本などをまとめ、 さらに鍋などの食器類も袋に詰めて、 大学へ。

来るとさらに人が増えていた。


ソファで二時間ぐらい寝てしまう。字数まったく増えず。 困った。

腹も減った。


12/26/97(Friday/vendredi/Freitag)

・真夜中・

・う〜む。こんな時間に起きて研究室に来ていいのだろうか。明日も早い と言うのに。もう徹夜するしかなかろう。

・ところで、ぼくはここで書くほどは勉強していない。言うまでもないが、 ここは全て、ぼくに接する人のぼくに対する心証を良くするためのフィクショ ンで満ち満ちている。そもそも、日記だからといって、人の書いていることを 真に受けてはいけないのである。すべてを疑ってかかるべし。

(…という発言は疑うべきでしょうか?)


ロールズに関するコメント

・なんか、気のせいかもしれないが、『正義論』を書いたロールズは正義 の人、功利主義者のベンタムは腹黒い人、という不当なイメージが世の中に蔓 延しているのではなかろうか。さらに、ロールジアン(ロールズ研究者)は正義 の人、ベンタマイトは腹黒い人、という不当なイメージもまことしやかに通用 しているのではなかろうか。みなさん、だまされてはいけませんっ。

・「マキシミン・ルール」って、ぼくの中ではなんとなく共産主義的なイ メージがあって、しばらくなぜなのかわからずに疑問に思っていた。それで昨 日とうとう気づいたんだけど、その原因は、単に「マキシミン」という音が 「ホーチミン」と似てただけなのであった…。わああっ、ごめんなさいっ。石 を投げないでっ。

・あ、ついでに言っておくと、マキシミン・ルールって いうのは、おおざっぱに言って、「複数の選択肢の内、その選択肢を選んだ場 合に生じうる最悪の結果が一番ましなものを選ぶ」という規則です。(maximin は、ミニマムminimumをマックスmaxにするという意味だろう)

・たとえば、ぼくが消防隊の隊長だとして、今、火事のビルに残った人々 を助ける作戦を遂行するに当たって二つの選択肢があるとする。まず、選択肢 1は、上手く行けばビルに残っている人々を全員助けられるかも知れないが、 下手をすれば、消防隊共々、全員が死亡してしまう可能性のある選択肢である。 次に、選択肢2は、上手く行ってもビルに残っている人全員を助けることはで きないが、最悪の場合でも数人は必ず助けることができ、全滅は避けられる、 という選択肢である。この場合、マキシミン・ルールに従えば、選択肢2を取 ることになる。(推測するに、軍隊の戦略か何かから生まれたルールだと思う)

・ロールズ先生によると、正義の原理を選ぶに当たっては、このマキシミ ン・ルールに従うことが最も合理的だそうだけど、内井先生はそれに異を唱え ている。詳しくは、内井惣七、「ロールズ--平等と公平な格差」(『正義論の 諸相』、寺崎峻輔・塚崎智・塩出彰編、法律文化社、1989年、290-307頁)を参 照して下さい。

・けど、この例で考えてみると、--ぼくが勝手に作った例なので正しいの かどうかわからないが--、内井先生が「マキシミン・ルールは安全策を最重要 視するという意味で、きわめて保守的な選択態度をあらわすのである」(上記、 300頁)と述べるのもわかる気がするなあ。だって、本当に選択肢1を取るのは 不合理なのかなあ?確かに冒険ではあると思うけど。しかし、冒険って不合理 なのか?


・ロールズわからん。こんな原理で問題解決に役立つんだろうか。例えば この正義の二原理によって死刑存廃問題に対してどう答えられるのだろう?


・夜明け前・

・ロールズ(に関する卒論の草稿)は長いので途中で切り上げ、ついでにロッ ク(に関する論文の草稿)も読み始める。うう。眠い。


・うそ〜っ。年賀状書いてたらもうこんな時間。もはや仮眠すらとれん。 ぬうう。やり場のない怒りが込み上げる。

・そういえば、昨日の中3社会の問題で、「イスラムの 成人女性が頭から被る服は何と言いますか?」というのがあった。

・答えは「チャドル」で、生徒の何人かが書いていた「サリー」は、ヒン ズー教徒の女性が腰に巻いた後に残りを肩にかける布の名称である。(って昨 日調べて知ったんだけど…)

・結局誰も正解しなかったんだけど、一人結構勉強できる女の子が変な答 えを書いていて、思わず笑ってしまった。うろ覚えで書いたんだろうから仕方 のない話だけど、それにしてもイスラム圏の人が聞いたらさぞかしびっくりす るだろうなあ。こんな答え


・つまんないこと書いてないでもう行こう。


・夜・

・塾

・ECというものがもはや存在していないことを初めて知る。…そうか。そ うだったのか。

(ソ連がないことはすでに知っていた)

・雨が降っていたので塾にあった傘を借用する。

・帰りに塾の側の某電気屋で目覚し時計を買う。MDウォーク マンやMDミニコンポを指をくわえつつ観察。むむむ。

・出町柳の古マンガ屋で買物。

・研究室に来ると「希望」の臭いがたち込めている。む。某氏か。

・寝てないせいで死にそうなので、とりあえず下宿に戻って銭湯に行って、 それからひたすら寝ることにする。


12/26/96(木)

記載なし。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Wed Jan 1 00:18:46 JST 2014