私の同僚の何人かは、高い給料をもらう成功した学者だったが、 なんと年間所得の四分の一を分析医[カウンセラー]への支払いにまわしていた。 私の見た限り、この人たちは分析医の世話になっていない人と比べて特別 何か困っているわけではなかったし、それこそ精神分析のやっかいになっている点 をのぞいては、オックスフォードやメルボルンの友人たちとどこも変わらなかった。 私はどうしてそんなことをするのか友人の何人かに尋ねてみた。 彼らが言うには、自分は抑圧を感じているからだとか、 心理的緊張を解消することができないからだとか、 人生を無意味に感じるからだとかいうことだった。 私としては、彼らをつかんで揺すってやりたかった。 この人たちは、知的で才能があって裕福で、世界で一番刺激的な街[ニューヨーク]に 住んでいたのである。(…)有能で裕福なこうしたニューヨーカーが、 分析医の椅子からおり、少しの間でも自分だけの問題を考えるのをやめたとしよう。 代わりにバングラデッシュやエチオピア、地下鉄に乗っていく駅か北に行った マンハッタンだっていい、とにかくそういうところに出かけていって、 そこの人たちが抱える本当の問題をなんとかしようとするなら、 きっと自分の問題などすっかり忘れてしまうだろうし、 おそらく世界ももっといい場所にできることだろう。
---ピーター・シンガー『私たちはどう生きるべきか』
「一夫多妻制は退屈な夫婦生活の唯一の解決策。 不倫関係をなくし、すべての女性を平等に守ることができる」
---ハヤム・ダルバク、エジプト・タシール(生活改善)協会女性代表
定時起床。髭剃り、朝食、朝刊、週アス。 アマゾンのプライムセール。物欲はあまりないつもりだが、 つい見てしまうな。
朝、娘を保育園に送ったあと、自宅から自転車で大学へ。午前中は勉強のはずが、 メールの返事など。宿痾のようにinboxに留まっていたメールにけりを付ける。 む、「けりを付ける」の「けり」というのは、古文の助動詞の「けり」から来ているのか。
午前中は残りの時間で某予習。vivostickの調子が悪いのでそれのケアも行なう。
お昼は少し遅めで中央食堂で。時間をずらせば中央食堂でも混まずに食べられるな。
お昼すぎ、少し某勉強をしてから某演習。ヒュームの道徳的評価。朗報一件。
その後、日が暮れるまで環境倫理のお勉強。
某君が倫理学研究室のウェブサイトを更新してくれたそうだ。 私の頃から体裁が変わっておらず、ある意味すごいな。
帰宅して夕食。新聞など。
娘と少しWiiなどで遊んでからシャワー。今日はほとんど歩かなかった。
昨晩は『インセプション』を観てから寝た。感想はここ。
定時起床。髭剃り、娘とシャワー、朝食、朝刊。
午前中は自宅で雑用。お昼前に京都駅へ。おみやげと弁当を買って新幹線に乗る。
お昼すぎに東京。ホテルにチェックインしてから本郷の某大学へ。
夕方、某氏と少し相談。その後、夜まで某講義など。
夜、池袋に移動し、某先生らと真夜中まで飲む。終了後、本三のホテルに戻っ てくる。
さっさと寝よう。
定時起床。ゴミ出し、娘にシャワー、朝食、朝刊。
雨の降るなか、娘を保育園に送り、それから本三駅前の某喫茶店で仕事。
お昼前に大学に行き、さらに仕事。一件雑用が終わる。
お昼すぎ、某妻とオンラインで某翻訳を少し。今日もノルマをクリア。
昼下がり、某ラーメン屋で酸辣麺。そのあと鯛焼を買い、某氏らとコーヒーで 一服しながら食べる。
夕方、別の雑用。日が暮れるまで。少しお腹の調子が悪い。
夜、帰宅して夕食。夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。今日は何か調子が悪 いので早めに寝よう。
TF300にSKK for Androidを入れる。フォルダは/sdcard/skkにして、IMEの on/offは半角/全角ボタンにした(IMEを再起動というか、一度他のIMEを選んで から再びSKKにするとよい)。ちゃんと動くのでありがたい。ついでにGoogle日 本語入力も入れておいた。これも元のIMEよりは便利。
早朝に起床。シャワー、シリアル、洗濯、新聞、その他。
娘にミルクをやってから、保育園に連れていく。それから上野に行き、 某銀行で保育園の月謝の自動振込の手続き。 「(捺印の代わりの)署名が登録してあるものと違う」 と言われて何度か自分の名前を書かされ、恥ずかしい思いをする。
喫茶店で一服したあと、某所で某フォーラムの英語アフレコ。 うとうとしてしまう。
お昼は上野の担々麺屋で酸辣麺。うまい。
お昼すぎに大学に戻り、しばらく某先生と某相談。
昼下がりから夕方まで、ミーティングを続けて3件。疲れる。
夕方、某娘を迎えに茗荷谷へ。帰宅後、沐浴、ミルク。
夜、某妻が帰ってきてから夕食、ソファで気絶、沐浴。
夜中、いろいろメールの返事など。週刊アスキーを買い忘れる。
もう寝なければ。おかあさんといっしょの歌が頭から離れない。 それでいいんだー、それがともだちー。
早起き。シャワー、朝食。雨が降っていたので地下鉄で大学へ。
午前中は少し雑用。それから歯医者。麻酔を打たれて、 昼下がりまで下唇が痺れていた。また来週。
お昼すぎ、某先生らと某打ち合わせ。そのあと、遅いお昼。 某院生が半年の米国留学から帰国していた。夕方まで某仕事。
夕方、研究室にいったん戻ったあと、早めに帰宅。 白山から歩いて、いつもの米屋で米を買って一旦帰宅。 それからchill outしに巣鴨の漫画喫茶へ。1時間ほど。
夜、夕食。そのあと、なぜかまたお腹を壊す。ソファで少し寝る。
夜中、食器を洗ってから新聞。
真夜中、某文章の修正。遊び心が少なくなっている。
シャワーを浴びたら寝るべし。
定時起床。シリアル、シャワー。しばらくスライドの手直し。
定時(休日)出勤。某氏と夕方まで某調査票を作る作業。 研究者に週末はない(泣)。
夕方に帰宅。夕方はよい。猫が迎えてくれる。 某妻と近くの小学校に投票に行く。
夜、夕食後、新聞を読んでからソファで死んだように寝る。
夜中、某スライドの手直し。某先生のスライドも送られてきたので、 それも整形する。研究者に週末はない(号泣)。
明後日から海外逃亡出張なわけだが、荷造りも含め、
行く前にやるべきことがまだ山積している。まあ、とりあえず寝るか。
朝、ゴミ出しをしてから二度寝。朝遅くに起きる。シャワー、シリアル、朝刊。
それから、少し前に録画した在宅緩和ケアの番組を見て勉強。
なんか毎日が劇的なスピードで過ぎていくな。 ふと気付いたらオレも緩和ケアを受けてるんだろう。 それまでの間、人生を有意義に過ごすようにしなければ。
外は夏。二階の勉強部屋は32度。風もなく暑い。でもまあ、扇風機があればなんとか。
昼下がりに家を出て、自転車で研究室へ。荷物を置いたあと、秋葉原へ。 昼食をとってなかったので、まず寿司。 それからリージョン1が見られるDVDプレーヤーと、 ワイヤレスキーボード(KWKB-1000)を購入。
いったん大学に戻って、ジムに行こうと思ったが、 体調が今ひとつだったので、帰宅することに。帰ってからすぐに夕立が降り始める。
ワイアレスキーボードを買うのは始めて。 どうやらXPのMCE(Media Center Edition)に対応しているもののようで、 いくつかのボタンは普通のXPだと使えないようだ…。 ホイールパッドも慣れるまでは使いにくいが、まあなんとかなるだろう。
フェイセズに再結成の動きがあるようだ。 となると、ローリングストーンズはどうなるのか。
夕御飯を食べたあと、先日録画したNICUについての番組を見て勉強する。
そのあと、先日米国から購入した『Together』 というスウェーデン映画を観る。Feel-good movie. 2001年にも観てる。
今日は早目に寝よう。
なんとか起きる。昨夜は遅くに寝たため、いささか寝不足気味。 ゴミ出し、シャワー、朝食、アイロン。 某区立図書館と郵便局(EMS便)に寄ってから大学へ。定時出勤(on time)。
午前中は雑用。雑用もいろいろ勉強になる。
お昼は某ランチョン・セミナー。病気腎移植のドキュメンタリー。 とりあえず、この件は収束したというべきか。
本をいただく。感謝。勉強しよう。
昼下がり、仕事、新聞、その他。眠くて使いものにならず。
夕方から某講義の手伝い。今日で最終日だったので、終了式にも参加。ビール。 倫理について合理的に考えるというのは習慣であるから、それを失わないように、 つねに使用する必要があるとかなんとかスピーチする。
終了後、集会室でビールを飲みながら打ち上げ。 その後、某バーでさらに飲む。歓談。みな終電に乗って無事に帰れただろうか。
なんとか起きる。
定時出勤。
午前中は某勉強会。 今日で前期は終了。
お昼、ちょっとカントのグルントレーグングを読み返してみる。 以前に比べると、ずっとおもしろく読める。 お昼すぎ、某サブウェイで昼食。 フランケナの『道徳についての思考』を読み返してみたり。 これも、昔は無味乾燥な気がしたが、今読むと非常におもしろい。 ようやくスタートラインに立ちつつある。
そういえば、 『入門・医療倫理I』の増刷が決まったそうだ。 めでたい。
昼下がり、椅子に座って少し居眠り。すっきりする。
夕方までベンタムの勉強。夕方から小一時間ほどプール。
夜、教室の某納涼会に参加。イタメシ屋。ビールとワイン。 3時間以上歓談。
二次会にも参加。ダーツ。コロナとスミノフ。
酔っぱらい。もう寝よう。
今日のニュース
激しく寝坊してしまう。いかん。
2002年のピルの話を読み返して気付いたが、 最近授業で使っている`Ethical principles don't solve problems. People do.'というのは、おそらく`Guns don't kill people. People do.' をもじったものなんだろう。しかし、一つ目の含意は、 倫理原則を公式として覚えれば問題が解決するのではなく、 人々が頭(と体)を使わないといけない、というところにあるのに対し、 二つ目は、悪いのは人々であって銃ではない、というところにある。 同じような表現でも含意が違うおもしろい例だ。
洗濯。あ、またUSBメモリを洗濯してしまった…。
お昼すぎまで某生命倫理学勉強会。 そのあと、同僚の某氏と昨日行った某喫茶店で生パスタを食べる。
眠い。
昼下がり、某スタッフミーティング。今日は早く終わった。
なんだか疲れたので、喫茶店に寄ってから帰って勉強するか。
夕方、喫茶店で新聞。 その後、どうにも眠くなり、退屈なのもあってマンガ喫茶へ。 リフレッシュする(タバコ臭くなったが)。
そのあと、春日でラーメンを食べて帰宅。 家で野菜ジュースを飲もうとして、 フタを開けたまま振ってしまい、 台所を水浸しにしてしまう。
北にある白ネコの国では、少子化問題に困っている。 教育水準が高く社会進出も目覚ましいメス猫が、 出産や育児を一手に引き受けるのを拒み、 子供を産まないか、産んでも一匹しか産まない。 昔から手厚い福祉をすることで知られている国のため、 このままでは高い福祉水準を持続することはできないのではないかと 危惧されている。 そこで、もっと多くの移民を認めるか、 メス猫は子供をたくさん産まなければならないとさかんに議論されている。
すでに国の2%は移民してきたネコで、 その中には黒ネコも含まれている。 この国は昔から同質性の高い国で、 ほとんどが白ネコであり、そのため黒ネコがいたりすると非常に目立つ。 また、黒ネコがこの国の国語を話すと、珍しいので非常に驚かれる。 この白ネコの国は寛容を説く新教を国教としているので、 表立っては黒ネコが差別を受けることはないが、 黒ネコはあまり白ネコの社会に溶け込めずにいる。
一方、南の方には多くの黒ネコの国がある。 この国々の多くは深刻な感染症に悩まされており、 毎年多くのネコが病で亡くなる。 多くの国で医療従事猫を育てているが、 多くの医猫は給料の高い北の国へ移民してしまう。 また、多くの国の政府は腐敗しており、 北の国から届く支援物資や資金援助は貧困なネコにまで なかなか届かない。内紛や隣国との戦争も絶えない。
海を一つ隔てたところにある大きな国は、 さまざまな種類のネコが住む繁栄した国である。 しかし、この国ではさまざまな宗教が大きな力を持っており、 憲法で信仰の自由が保障されているのをいいことに、 「ネコとネズミは同じ祖先を持つ」という科学理論が否定されたり、 一夫多妻制が黙認されたりしている。 この一夫多妻制においては、年寄りのオス猫が、 四猫ほどのメス猫と結婚していることもまれでなく、 オス猫はメス猫との間の子猫がメスならばそれにも手を出し、 オスならば町の端に棄ててしまう。ひどい話であるが、 政府は信仰の自由だと言って、大抵の場合は寛容でいる。
一夫多妻制と言えば、中東と呼ばれる地域の国々でも行なわれている。 これらの国々では、土中から取れる燃料資源を小出しに輸出することで、 大きな富を築いている。 豊かなオス猫は「メス猫たちを公平に扱うならば」 四猫までメス猫を妻に迎えてもよいとされている。 貧富の差が激しく、北の国々の文化の影響による風俗の乱れを嘆く猫たちは、 聖典に基いた生活に還るよう、人々に説いている。
中東で思い出したが、話は飛ぶが、科学は両刃の刃である。 この中の一国は、現在核開発を進めているが、 それは平和利用であって、戦争のための武器を作るのではないと言っている。 しかし、仲の悪い隣国や、先のさまざまな種類のネコが住む国は、 これを非常に警戒している。
科学は両刃の刃であるといったのは、 たとえばクローン猫がすでに産まれているが、 クローン技術は生殖目的にも治療目的にも使われるということである。 また、核技術は平和利用も戦争にも使えるということである。 望ましい技術Aを開発すると、副産物として望ましくない技術Bが できてしまうとき、技術Aは開発すべきでないのか、どうか。 世界中の哲学・倫理学猫がそういうことを侃々諤々と議論しているが、 議論が結着するまでにすでにクローン猫が作られてしまった。
考えてみれば、先の北国の白いネコにとっては、クローン猫は福音ではないだろうか。 いや、なにもクローン猫ではなくても、 第一線を退いた老いたメス猫たちが、 代理出産で子猫を産めばいいのではないだろうか。 しかし、そのようなことは考えるだに恐しいとして、 白いネコたちは拒んでいる。白いネコたちはまもなく絶滅危惧品種として 保護されるようになるだろう。 そうすれば強制的に繁殖させられることになるかもしれない。
このように、ネコの世界にも問題は尽きない。
Gnothi seauton. 自分の長所と短所、とくに自分の短所について自己評価すること。 そして短所を改善する努力をすること。
朝9時に起きるはずが…寝坊してしまう。 Procrastination kills. 今日もがんばろ。
マクダウェル。まとめていると、やっぱり難しい。 すこし泣く。
あらら、マクダウェル終わらなかった。 来週の金曜日は発表が二つあるので地獄だ。 なるべく早目にやろう。 翻訳もあるしなあ。うう。
遅寝早起き。眠い。
トースト、ヨーグルト。もう行かねば。
最近、フォームで数通メールをいただいたが、いかんせんメールアドレスが 書かれていないので返事のしようがない。返事を期待されている方は メールアドレスを書くようにお願いします。
お昼に京都に到着。なんとか勉強会の前に大学に辿りつく(バスは時間がかかる)。 エルスターの「市場と広場」(政治の市場モデルと教育モデルの批判と、 討議デモクラシーの批判的擁護)、 サンデルのプライバシー論(同性愛は自己決定権によってではなく、 それが善であることを示すことによって正当化すべき)、 グレイの『自由主義の二つの顔』 (理想的な社会像を描く自由主義、 あるいは最終的には理想的な社会へ到達することを目指す自由主義ではなく、 多元主義的な自由主義を擁護。 米国によるの文化帝国主義としてのグローバライゼーションに対する批判に なっているようだ)の三つの発表。つかれたが勉強になった。
勉強会後、某所で食事。それから喫茶店に行こうとすると、 某先生と某君にたまたま出会ったので、飲みに行く。 責任論や適応選好の話など。 いろいろ勉強になる。
それから京阪で五条に行き、某ホテルにチェックインする。 大浴場があるようなので明日の朝に入ることにしよう。
ピルそのものは決して性感染症を増加させない。増加させるのはそれを使用す る人間であって、ピルによる避妊率が非常に高いために、安心して多くのパー トナーと性関係を持てば、当然性感染症が蔓延することになる。しかし、これ らはすべて人間がなせるわざである。
(性感染の原因は人間から)
この議論はどこかで読んだことがあると思ったら、米国のNRAの 「銃が人を殺すのではない。人が人を殺すのだ」というのと同じ議論に なっているのだ。もちろんピルの使用に反対する人も、 人間がピルを使うことは承知しているだろう。 彼らが言いたいのは、 「ピルを解禁すると、 人々がコンドームよりもピルを使うことになるから性病が増える」 ということではないのだろうか。 いや、オレは別にピルの販売・使用に反対しないが。
起きる。涼しかったのでよく寝れた。
昨夜のピルの議論の類型を考えてみた。 「核爆弾そのものは決して戦争の死傷者を増加させない。 増加させるのはそれを使用する人間であって…。 これらはすべて人間がなせるわざである」。 あ、すると、これは科学が価値中立という議論が元ネタなのかな。
シャワー、洗濯。
お昼に某スタバに行く。某コムサでバーゲンをしていたが、 あまりに人が多いのですぐに撤退する。
某スタバを出たあと、某ニューズレターに性教育についての原稿を書くために 『思春期のためのラブ&ボディBOOK』 という例の冊子を手に入れようと思い、まず左京区保健所に行ってみるが、 ここにはないと言われる。 仕方がないので発行元の母子衛生研究会に連絡すると、 配布はもう停止してるが、 京都府の府庁に行ったら以前に送ったものがまだ残ってるかもしれないと言われ、 電話をすると幸いなことにまだ若干数残っていると言われたので、 強い日差しの中、自転車で烏丸まで取りに行く。 御所で少し休憩してから戻ってくる。
あと、東京に行ったときに困らないように、 附属図書館にて東大の夏期休暇中の相互利用証を発行してもらう。
眠い。生命倫理学勉強会の予習など。
生命倫理学勉強会。 交通事故で死んだ男性の両親が、 男性の同意なしに精子を採取することが許されるべきか、という問題。 おもしろい。
机に向かっている時間…4.0hr
今日の勉強時間…3.0hr
マルクス係数…28.1
昨晩はたまっていた新聞を読むのに費されてしまう。 最近の英国の話題は、マリファナの合法化議論、 ミロシェヴィッチの国際裁判、京都議定書、 北京が2008年のオリンピック開催地になるかどうか、 保守党のリーダー選出、ウィンブルドン、等々。
早起きして図書館に来たが、昨日の新聞を読んだりしていると あっというまに午前中が終わってしまう。
ひさしぶりにウェブで日本の新聞を読む。 首相の靖国神社公式参拝について、 リベラルな毎日はやめるべきだと述べているが、 右寄りの産経は 「誰をどのように祀ろうが日本の勝手だ」と強硬な意見を唱えている。
A級戦犯というのは戦勝国側が「平和に対する罪」など既成の国際法にも根拠 がない理由で一方的に決めつけたものである。百歩譲ってそれを認めたとして も、戦没者をどのように祀るかはその国の文化であり、他国からとやかくいわ れることではなく、分祀論の根拠は乏しい。
「自民幹事長の見識を疑う」(平成 13年 (2001) 7月12日[木] 友引)
一文目は極東裁判の正当性を疑う発言だが、 二文目で譲歩しているのでこれはおいといて、 「戦没者をどのように祀るかはその国の文化であり、 他国からとやかくいわれることではない」 という主張について考えてみる。
(大前提) ある国の文化に属することがらについて、他国はとやかく言うべきではない。
(小前提) 戦没者をどのように祀るかはその国の文化に属することである。
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(結論) 他国は日本首相の靖国神社公式参拝についてとやかく言うべきではない。
この議論にはいくつも問題があると思うが、 倫理学的に一番問題なのは、小前提に見られる文化相対主義の悪質な用法だろう。 この用法は、「ある国または民族の文化については部外者は口をはさむべきではない」 という一見もっともらしい主張を前提におき、 「文化」という概念のあいまいさを悪用して、 議論をしたくないことはすべて文化というカテゴリーに入れてしまうものである。 そこで、クジラを食べるかどうかは文化であり、 死刑制度も文化であり、 奴隷制も文化であるから、 他国にとやかく言われることではない、ということになる。
たしかに、戦没者を火葬にしようが土葬にしようがその国の勝手だというかぎりでは、 「戦没者をどのように祀るかはその国の文化に属する」と言える。 東京に戦没者を祀ろうが、北海道に祀ろうがまあ日本の勝手だろう。
[といっても、戦争責任者をどのように祀るかというのは 完全に自国の勝手だとは言えないだろう。 たとえばドイツでヒトラーやゲッべルスの銅像を建ててみなが礼拝しだしたら、 フランスやイスラエルの政治家や市民が「それはおかしい」と批判するのは もっともだといえる。 いくら偉大な人物だとしても、他の国にとっては殺人者である人物を祀るには、 それなりの配慮が必要なのは当然で、「自国の勝手」だとは言いきれない]
しかし、一国の首相が公式に戦没者を参拝するかどうかというのは、 単に文化の問題ではなく、政治問題である。 ここが産経の「文化」の使用法の問題点だ。 首相が靖国に公式に参拝に行くのは、 南京に公式に行って参拝に行くのと同様、政治的行為であり、 箸を右手で持つか左手で持つかというような文化の問題ではない。
そもそも一国の文化に属することを「部外者」 が批判することがなぜ誤っているのか、という大問題があるが(大前提の批判)、 時間がないのでこれについてはまた。
昨日夕方からバンドの練習。 終わってから、某モダン焼屋へ行く。 えんえん待たされたあげく、肝心のモダン焼はまずいときた。 料理を待っているあいだバンドの連中といろいろ話せたのでけっこう楽しかったが、 この店にはもう二度と来るまいと心に固く誓う。
それから某所にいた某先輩について某教授室に行ったり。
うう。勉強せねば。
朝起きる。BMORの予習をしたあと、某喫茶店に寄って大学へ。 午前中はカント勉強会。合宿まであと一回。
「物品等発注依頼書」の書き方を覚える。
ようやくTOEFLのスコアレポートの請求を米国の事務所にFAXする。
それからBMOR読書会。クラークの続き。
読書会後、会計の某氏に物品云々依頼書を数部渡す。
雨が降りだす。中央購買部で遅い昼飯を購入。 物品云々依頼書の控えをまとめるためのファイルも購入。
雨。科研費の書類をすべて片付けて会計に提出。 今日は事務仕事がはかどった。
それからフルブライトの書類を書き始める。 いろいろ書き損じる。書類書きは苦手だ。 憎んでいるとさえ言える。
ドイツ語の能力は、読みをGood、会話をFair、書きをFairにしておいた。 これは過小評価か、過大評価か。
今日やったこと
記載なし。
・また雨。そういえば、明日は一つも読書会がない。うう、うれしい…。
・「わたしのアカハラ論」を書 き足す。いろいろ考えさせられる。(ろくなことを考え付かないが)
・何も勉強してないが、とりあえず寝る。今日も疲れた。
・雨。二度寝。ぐ〜。(と思ったが起きてしまった)
・最近よく蚊に刺される。しかも他の人は刺されないのに、ぼくだけがやたら と刺される。なんだかくやしい。ふふふ不公平だ差別だ団交だ総長でで出て来 いっ。
・外に出たらまた蚊に刺された。ううやられた刺された苦しいもう死ぬ(パタン)。
・ratherという言葉は、昔からわけがわからんなりに好きである。そこで どこら辺が好きなのかを英英辞典の例文を訳しながら説明しよう。
1.The problem was psychological rather than physiological.
(問題は生理的っていうか、心理的なものだった)
2.The process is not a circle but rather a spiral.
(その過程は、繰り返しっていうか、むしろ悪循環である)
3.Sorry. I'd rather not talk about it.
(ごめん。どっちかって言うとそのことは話したくないんだ)
4.We got along rather well.
(ぼくらは結構うまくやってたんだ)
5.I rather think he was telling the truth.
(いや、わたしは彼が本当のことを言っていたんだと思いま すね)
・というわけである。どこら辺が好きなのかおわかりいただけたであろうか。
・強いて言語にて表現すると、3.4.5.の例のratherの持つ「控え目な感じ」が 好きである。4.は「結構」と訳してしまったが、もともとの感じは「どっちかっ て言えば」であろう。それが「かなり」とか「結構」を意味するようになった のだろう。
・こういう、控え目な表現で相手にその程度を推し量らせる感じが好きである。 特に3.の用法が好き。
・ロッド・スチュワートの曲で I'd Rather Go Blind という曲があ る。あまり歌詞は覚えていないが、ラブソングだろうから、「目が見えなくなっ た方がマシさ」と言えばなんとなく内容は想像できる。これもthan以下がない のでかえって奥行きがあって味わい深い。
・う〜ん、今一つうまく言い得てない気がするが、まあいいか。
・ボンジュ〜ル。喫茶店でサンデー、チャンピオン、マガジンを立て続けに読 む。
・京大本部の教育学部の辺りの松が、昨夜の雨が原因で倒れて完全に道路をふ さいでいた。かなり大きい木だったので、倒れて来た時にそこにいて直撃され ていたら死んでいたかも知れない。怖い怖い。さっき通ったら、すでに片付け られ始めていた。
・環境倫理のレジメ作成中。レイアウトで意味もなく30分つぶす。
・眠い眠い眠いっ。シジウィック読書会は来週火曜1時から。
・バンドの練習終わり。冴えなかった。落ち込む。
・ではそろそろ帰る。明日も来るかも知れない。