There's no mistake
I smell that smell
It's that time of year again
I can taste the air.---Stereophonics, `Local Boy in The Photograph'
かなり遅めに起床。午前中は朝食をとり、娘と風呂に入ったら終わってしまう。 お昼は北大路で少し買い物をしてからお好み焼き。
お昼すぎに帰宅していろいろ家の片付け。一眠りしてから某研究会に顔を出そ うと思ったが、遅くなってしまい出席できず。
夕方、娘と散歩がてらクリーニングに服を出しに行く。それからしばらくたまっ ていた新聞を読む。
夜、夕食。白ワイン。新聞の続き。
夜中、食器を洗い、風呂に入る。それから娘を寝かしつける作業。運動不足な のか、なかなか寝なくて難儀する。わたしも運動不足なので(久しぶりに体重計 に乗ったら体重が増えていた)、もっと運動するようにしよう。
真夜中、メールの返事を出す作業。もう寝るべし。
定時起床。髭剃り、朝食。
娘を保育園に送ってから本三駅前の某喫茶店で仕事。しばらく雑用をしたあと、 ラッセルの勉強。時間が足りない。オランダのホテルも一応予約した。
お昼前に某山上会館に行き、某ドイツ人の某ゲストと某氏や某院生らと昼食。
お昼すぎ、某ドイツ人の報告を聴く。ドイツの終末期医療について。勉強になった。
夕方、某OD生の指導を少し。それからしばらく雑用。
夜、プールに行くが、卒業式だったのでお休み。朝買ったばかりのビニール傘 も壊れて、ちょっとブルーになる。研究室でラッセルの勉強。
夜中、某所で酸辣麺を食べてから春日まで歩き、地下鉄で帰宅。それからまた 少しラッセルの勉強。といっても、主にスライドにネタを仕込む作業だが…。 もう寝よう。
朝、地震で起きる。ゴミを出してから二度寝してしまう。朝遅めに起きて、 トースト、朝刊など。早めに二階の勉強部屋に来て、いろいろ雑用。 千葉で開かれるはずだった某学会開催中止(延期?)の知らせが届く。
お昼は少し遅めに雑炊を作って食べる。昼下がりに身重の某妻が実家から戻ってくる。 東京23区の水道水が放射能汚染されたというニュースを聞き、 ちょっと大変だなあと話す。しかしまあ、雨が降ったからある程度予想すべきこと だったと言えるが。雑用。
夜、少し仮眠したあと、夕食。それから一時間半ほど、オンラインで研究会。 災害時に備えた公衆衛生事前計画について少し。
夜中、風呂。もうすぐ寝る時間だ。一日は短い。
最後に親不知を抜いたのはもう二年前か。Time flies. 本当にこのままでは何もしない間に死んでしまうな。
定時起床。シャワー、シリアル。
定時出勤(少し遅刻)。午前中は某図書館で雑用と読書。
お昼すぎ、某先生らと某相談。某書類作りもほぼ終了。某氏に感謝。
昼下がりから夕方まで、研究室で雑用にまみれる。
夜、久しぶりにジムのプール。1キロほど。 筋トレと水泳は精神にもよいのでちゃんとやること。
小雨の降る中、帰宅。途中、白山の某ハンバーガー屋で夕食とビール。うまい。
夜中、帰宅して週アスと新聞。まだ旅行中の新聞が読まれずに置いてある。 ガーディアンウィークリーも読まねば…。
が、とりあえず寝よう。
朝、なんとか起きる。シャワー、朝食。
地下鉄で大学へ。研究室に荷物を置いてから、歯医者へ。 右下の親不知を抜いてもらう。
麻酔をして、ギコギコキュイーンパキポキとやったあと、 傷口を抜い合わせて1時間ほどで終了。 今回は歯茎に埋まっていたので大変だったが、まあ無事に終わってよかった。 しばらくは安静にするように言われる。あとは右上の一本だけだが、 とくに何も悪いことはしていないそうなので、とりあえずは放っておこう。
それから大学に戻ってきて雑用。そろそろ麻酔が切れてくるので、 痛み止めを飲まないと…(痛みには弱い)。
昼食抜きで雑用。お昼すぎから某会議。
ちょうど3時間経ったころに麻酔が切れてきたので、 痛み止めを飲む。が、なかなか効かず、痛い。
夕方、少し寝袋。夜まで大学で雑用。 某仕事を終えて某所にメール。
夜、後楽園で某母親に会い、いろいろおみやげを渡す。少し相談事。
それから帰宅して夕食。ゆっくり食べる。 歯を磨いてうがいをしたら、水が沁みて死にそうになる。
夜中、少しソファで寝てから某論文のための勉強。 まったく勉強が足りず、まずい。
今日のこと。
そういえば、先週から沈丁花や木蓮がきれいだ。 梅と桃(と杏)はあまり区別がつかないが、これもきれいだ。 また、昨日東京の桜が開花したらしい。 来週末ぐらい花見に行けるかな。
あと、そういえば、夕方に大阪に住む某友人から電話があった。 こないだ一戸建を買ったとのこと。第二子も秋ごろに出産予定だそうだ。 この友人は学部卒業後に就職したせいもあるが、 それにしてもうらやましい話だ。研究者の人生はスタートが遅くて大変だ。 (ただし、某友人は近々単身赴任の予定があるとのことなので、 うらやましいことばかりでもない。人生、良いことも悪いこともあるのだ)
早起きしてシャワー。夜に風呂に入るとよく眠れる気がするが、 寝るのが遅くなるという欠点がある。一長一短。
朝食後、少し家事を手伝い、定時出勤。 春らしくなってきた。大学は卒業式のようで、 正門のあたりは振り袖姿の女性やスーツ姿の男性(およびその家族たち)で一杯。
どうも気分が落ち着かない。寝不足か。とりあえず深呼吸。
午前中は雑用。文献のコピーと某事典の編集作業を少し。 音楽を聴きながらやっていると心が落ち着いてきた。
『淡青』の2月号で「本と東大。」という特集があったので、 座談会をぱらぱらと読む。
日本の研究者、特に文系の研究者は個人的にも公にも、 本をたくさん持つ傾向がありますね。(中略) 書物の量も多いし、本を自分の手元に置いて勉強するという 習慣ができていますので、 文系の研究者達は自分の図書館を建てているようなものです。 自分の家は本だらけ。ときどき根太が抜けたりしてね。 そんなに自分ひとりの図書室を作らなくていいじゃないかと言われるんですが、 総論はその通りです。でも、やはり、ふだん使う本や新しく出た本は 手元に置きたいという気持ちがあります。結果として、 家の中は本だらけになっている、と。
---樺山紘一、印刷博物館館長
やはり自分の選好も、このような文化の中で形成されているんだろうか。 とにかく、コレクター的な性癖は身につけないようにしよう。 できるだけ図書館を使い、要らない本は捨て(区立図書館に寄付?)、 どうしても手元になければ困る本だけを購入すること。 (あまり守れそうにないが…)
そういえば、昨晩、来月の家賃と航空運賃の支払を済ませた。 昨日、某臨時収入が入っていたとはいえ、 指輪その他のカードでの買物がたたり、今月は大赤字の予定。しくしく。
弁当。
メモ。「当を得る」と「的を射る」を混同しないこと。 前者は道理にかなったという意味、後者は肝心な点を突いているという意味。
午後は春からの某講義のスライドの手直しや、某接待や、 明日の某授業の下準備の手伝いなど。
夕方、某大学病院のレストランで某祝賀パーティ。 オレもスピーチをする必要があったので、「今年はみなさんのために尽くします」 と言うと、みなから去年も同じことを言っていたとブーイング。 けっ、こんな連中のために尽くしてやるもんか、と心中で悪態をつく(ウソです)。 花束をもらい、腹一杯食事をする。ワインも飲む。感謝。今年もがんばります。
夜は早目に帰宅し、某妻の勉強に付き合う。がんばれ。
定時出勤(ちょっと遅刻--しばらく洗濯をしていなかったので、 洗濯物を干すのに時間がかかった)。
今日はちょっと寒い。風邪を引いたらつまらないので、 薄着しないように気をつけよう。
新聞。
お昼はランチョンセミナー。 昼下がりは某テキストの相談。
いろいろ相談すべきことや準備すべきことがあって忙しい。 今年の抱負の一つである「CBELのために尽力する」というのは やりがいがあるが大変だ。しかし、立派な社会人になるためには、 そろそろ自分を磨くだけでなく、他人や大義のために尽くすとか、 そういうことを覚えないといけないわけだ。I'm doing my bits.
とはいえ、研究もちゃんとせねば。自己研鑽。
夕方、研究室で少し勉強してから新宿へ。 某百貨店で某プレゼントを買う。某氏に手伝ってもらう。感謝。
そのあと、某氏らと四人で近くの蕎麦屋で食事。 そば焼酎とかそば湯割りの焼酎とか飲んでみる。 歓談。
喫茶店でエスプレッソを飲んでから解散。 人生について考えることあり。
メモ。「今、自分は幸せだろうか」と問うてみる勇気が必要だ。 また、「どうやったら、より幸せになれるだろうか」と冷静に考えてみることも。 自分の置かれている状況について考えることは難しい。 友人と話すのがいいのだろう。友人と天気の話や世間話ばかりしていないで、 もっと魂に触れる核心的な話をすること。
患者「サルトル先生、 わたしは乳房切除術と、乳房温存術のどちらを選べばいいんでしょうか」
サルトル先生「君は自由だ。選びたまえ」
患者「え。そ、そんなことを言われても。困ります。先生、おまかせします」
サルトル先生「君は自由の刑に処されてるのであって、 君自身が自分を未来に向けて投企しなければならないのだ。選びたまえ」
患者「そんな。先生、そんなの無責任じゃないですか。先生を当てにしているのに」
サルトル先生「私の病院に来た時点で、すでに君はどのような助言を受けるか、 選んでいたのだ。さあ、選びたまえ」
生命倫理学者「え〜、ちょっと待ってください、サルトル先生。 サルトル先生のインフォームド・コンセントは、 情報提供型ですね(情報を提供するだけで、 患者の意思決定に口を挟むことはしない立場)。 というか、情報を提供することさえしてないんじゃないですか。 ところで、患者さま、あなたは幸せですか」
患者「幸せなわけないじゃないの。なに場違いなこと聞いているの。 そもそもなんで生命倫理学者がこんなところにいるのよ。 こ、この穀潰しが。さっさと出ていきなさいよ。ねえ、サルトル先生」
サルトル先生「それも君の自由だ。さあ、選びたまえ」
そういえば、夕方ぐらいから、筋肉痛がひどい。 右の上腕部(上腕三頭筋)と、臀部から太ももにかけて。 背中も右側が痛い。バドミントンはハードだ。
今日のニュース
起床。よく寝る。
午前中、天気が良かったので近くのリージェントパークで少し読書。 テニスボールをくわえた犬が、他の犬とじゃれている間にボールをうばわれてしまい、 非常にカン高い声でキャンキャンと鳴いていた。ボールを奪った方の犬は、 得意げにその犬のまわりを走りまわっていた。
お腹が減ったので、てくてくとカウンシルハウス(団地)の立ち並ぶあたりを歩き、 レストランを探したが、結局ユーストン駅のそばまで来たので、 UCLの食堂に行き、昼食。まずい。味がないので塩や酢をかけて食べる。
一旦帰宅して少し昼寝をしたあと、 W. HudsonのEthical Intuitionism(1967)を読み終える。 18世紀のクラークらのrational intuitionismとハチソンらのmoral sense philosophy の議論を現代哲学の視点から整理して評価した本。 最後は食い足りない感じがしたが、 途中まで非常におもしろかった。 昔は思想史と現代哲学が結びついたこういう本を書きたかったが、 まあこの人たちがすでにやっているので、もっと何か別のことをやるべきなんだろう。
それにしても、やはり思想史を勉強しないと、 昔すでに同じ話が(別の言葉で)なされているのに、 同じことをさも新しいことを発見したかのようにしゃべってしまうことになる。 歴史を勉強しすぎてそれだけにはまるのも問題だが、 一通りの思想史は「知識の引き出し」としてきちんと勉強しておく必要がある。
それから走ってレスタースクエアに行き、某氏と合流。 中華街でタイ料理(?)を食べてから、 Million Dollar Babyを見る。 前半がボクシングの話で、後半が安楽死の話。主人公の女性のひたむきな姿が印象的。 いろいろ書くべきことはあるが、ネタをばらすのは気がひけるのでやめておく。 ボクシングとか安楽死とか、オレのために作られたかのような映画。B+。
それから歩いて帰宅。某氏にBridget Jones 2のDVDを 安く譲っていただく。感謝。
昨日は早朝に起きてギーセンからフランクフルトに移動。 空港に早目に着いたのでしばらく買物をしたあと、 厳しいセキュリティ・チェック(手荷物および身体検査を2回)を受けてから離陸。 飛行機では本を読んだり寝たり。 9時間ほどでニューヨークに着く。
パスポート・コントロールは無難に通過したが、 チェックインした荷物がなかなか出てこずに時間がかかり、 さらに現金を入手するのに時間がかかり、 さらにはバスが来るまでに時間がかかり、 ニューアーク空港からニューヨーク市内に行くまでに2時間半近くかかってしまう。
グランド・セントラル駅に着いてからもまた大変で、 なかなかタクシーをつかまえることができず、 寒い中うろうろ歩き回り、 20分ほど苦労してからようやくタクシーに乗って姉の家へ。
夜は日本料理を食べに行き、戻ってからさっさと寝た。 今日はゆっくり観光をする予定。
昨日の夜から文学部のサーバに入れなくなっていたようだ。停電?
昨日はあまり勉強せず。今日もまだノロノロ。 児玉誠の『法における個人主義と公共の福祉』を読む。 日本国憲法における個人主義や公共の福祉の位置付けと、 グリーンの「現実主義的理想主義」 (個人は公共の善を追求することによって人格の完成という理想を達成する、 という内実のようだ)については勉強になったが、 グリーンが批判・克服したされるミルやベンタムの思想についての理解が浅すぎる。 一つだけ挙げておく。
ミルは、ベンサムの自由放任主義による功利主義の限界を認識し、 国家の積極的機能に基づく社会改革により最大多数の最大幸福が達成される とする新しい功利主義理論を展開した。 彼は、国家機能の積極化と個人の自由という当時相反すると考えられていた 問題に対して、前述した危害防止原理により対応した。 すなわち個人の自由が、社会秩序の維持を妨害し他の個人の自由を侵害する 場合のみ、法により前者の自由を制約することは正当化されるとするものであった。 換言するならば、個人の自由は最大限認められるべきであるが、 国家の積極的な社会福祉政策のために、法により個人的自由の犠牲が 要求される場合もありえるとするものである。(88-9頁)
とくに問題なのは「換言するならば」以降で、 ミルが危害原理によって社会福祉政策を正当化していたかのように述べられているが、 『自由論』を読むかぎり、そんな話は一切ない。ついでにこの人は、 ベンタムのIPMLもミルの『自由論』も文献に挙げず、 すべて二次文献で済ませているのも気になる。 つねに原典を参照しろとは言わないが、 オースティンの法主権者命令説を説明したところの注が 有斐閣の入門シリーズの『法思想史』になっているのにはさすがに仰天した。 また、「したがって」「それゆえ」「すなわち」などの接続詞の使い方も気になる。 前後の二文が、使用されている接続詞によっては結びつかない場合が多い。 たとえば51頁の「したがって」など。 以上、自戒をこめたメモ。
西尾孝司の『ベンサム『憲法典』の構想』も読む。 ベンタムの『憲法典』とFirst Principlesを紹介している本。 どうもこの人の問題意識は自分のそれと近いようだ。
昼下がり、都立大の薬局に行き、 ティッシュペーパーやトイレットペーパーやシェービングクリームなどを購入。 近くのホームセンターにも行き、買いたい棚が安くなっていないかを見たりする。
従軍記者が死に(朝日)、 英軍の軍用機が米軍のパトリオットミサイルに撃墜され(産経) (湾岸戦争でも同じことが起きたので、今回は万全の対策がなされているはずだった)、 イラクは連合軍の兵士を捕虜にしたという(産経)。 戦争が白熱してきた。
米国でのイラク戦争支持は、 NYタイムズによると74%(朝日) その一方で、ニューヨークでは20万人が反戦集会に集まったそうだ (読売)。 大半はお祭り気分だったと若干批判的に書かれているが。
夜、カレー。ご飯が足りなくなったのでトーストにのせて食べる。 全部食べ終わる。
肩の荷が下り、ドロドロと泥のように眠る。 しかし、思ったほど長くは眠らずに済んだようだ。
今日から比較的ヒマな日々が待っている。 毎日休日のような日々を送ってきたが、 長かった学生時代に終わりを告げる最後の一週間ちょい、 しばらく完全な休日と割り切って春を楽しむことにしよう。
ええと、理性を切るスイッチはどこにあったっけ…。あ、これか。えい。
腹が減ったので風呂に入る。
アナウンサー「え〜、理性が働いていないため、 不合理な手段で目的を達成しようとしているようです。
「次にニュースです。昨日に引き続き、 アンケートの回答数がゆっくりと増えているようです。 この点について、人間を虫か何かのように語る解説者の方に ご意見をお聞きしたいと思います」
人間を虫か何かのように語る解説者「そうですね。 庭の大きな石をひっくり返したときのように、わらわらと、という感じですかね。 まだ大きなのが冷蔵庫や本棚の後などにも隠れているように思われますが、 もうしばらく様子を見る必要があると思いますね」
アナウンサー「ありがとうございました。 ところで、アンケートのいくつかには、『就職おめでとうございます』とか、 『常勤講師になったんですか』というメッセージがありましたが、 そういうわけではありません。まだ就職先募集中です。
大学の先生方への大事なお知らせ
児玉聡は就職先募集中です。
「これはどうやらアンケートの作者が『4月から社会人になる』 と書いたのが誤解されたようです。 ここでアンケートの作者の弁明を聞いてみましょう」
アンケートの作者「この場合の『社会人』とは、 『学生ではない成人』のことで、必ずしも定職に就いていることを意味しません。 定職に就いていなくても、 税金を払い投票に行くという社会人としての義務を果さなければならないわけで… (注35)」
(注35) ここで弁論は中断される。 その間に黒と白との石票をもってする投票が行われ、 アンケートの作者は有罪と決定する。
アナウンサー「アンケートの作者は毒にんじんをあおって死の床に就いたようです。 学生も当然ながら二十を越えたら税金を払い投票に行く義務があります。 『社会人』とは大学教授、医者、 弁護士などの専門職に就いた人々のことを指しますので、 当然この日記の作者は社会人にはまだ当分なれないわけです。
「では、ここで問題です。 この学生でも社会人でもない成人男性を何と呼ぶのでしょうか。 (1)甲斐性なし、(2)真人間(オネトム)、(3)OD、(4)ギャバガイ」
原住民「ギャバガイッ」
アナウンサー「ええと、注41です。『ふたたび弁論は中断される。 この間に第二回の投票が行なわれ、原住民は死刑と決定する…』」
ディレクター「アナウンサーっ、もっと真面目にやれ」
アナウンサー「失礼しました。引き続きアンケートの回答をお待ちしております」
しばらくコタツで寝てしまう。 それからちょっと大学へ。
今日は風が強い。
なぜかサルトルについて勉強してしまう。 『存在と無』をパラパラ読みながら、 「対自存在」が、意識一般について言われるのか、 あるいはとくに自己意識について言われるのか悩む。要勉強。 あ、しばらく勉強しないはずだったが。
バーリンの『ロマン主義講義』をざっと読む。 訳者あとがきにあるように、 思想史解釈としてどこまで正確かはわからないが、 読み物としては猛烈におもしろい。
ある人はバーリンの本を読むことのおもしろさを 「敏腕のドライヴァーの車に同乗しているスリル」 と形容したそうだが(訳者あとがき参照)、まさにその通りで、 敏腕のロンドンのタクシー運転手に乗せられて、 本やテレビで見たロンドンの名所を次々と見せられていくような気持ちになる。 とくにカントとロマン主義の関係(4章)と、 ロマン主義と実存主義の関係(6章)については学ぶところが多かった。
某所で買物をしてから下宿に戻ってくる。今日はけっこう寒い。 某所では買物をしている某君に(たぶん)偶然に出会う。
「何で『(たぶん)』なんですか」
「いや、こちらは偶然と思っていも、むこうが仕組んでいた可能性もあるし、 二人とも偶然と思っていても、すべて宿命かもしれないし」
「これだから哲学者は…」
お腹が減ったので、洗濯物を入れる。
アナウンサー「手段と目的関係に合理性が見られないもう一つの例です」
それから眠くなったので、うどんを食べる。
アナウンサー「さらにもう一つの例」
南禅寺に禅問答するタヌキが現われたらしい。 禅問答するタヌキは人格と認めざるを得ないだろう。 これでまた動物の権利を支持する事例が増えたと言える。
某ディレクターから電話。 やっぱり本物だったらしい。
詳しい話は控えるが、 自転車を置く側の論理を代弁してほしいとのこと。 まだ本決まりではないが、 ひょっとすると東京に行くことになるかもしれない。
というわけで、 来年の某大資料集のテーマは「放置自転車の倫理」か?
腹が減ったのでちょっと寝よう。あ、これは合理的か。
昨日の翻訳をすこし手直しして、某君にメイル。
今日の勉強時間…4.5hr
ロナルド・ドゥオーキンを囲んで彼の新著Sovereign Virtueについて 議論するone-day conferenceが行なわれたので、 最後のコーエン対ドゥオーキンのところ(expensive tasteについて) だけ出席してきた。 (ほんとは朝から行くつもりだったが、ついなまけてしまった)
この著書は彼の政治哲学の総決算的なものだから、真剣に読む必要があるようだ。 って、まだ買ってないのだが。(ハードバックしかないので25ポンドくらいする)
今回は、(1)ライティングは宿題の見直しをし、 次に(2)リーディングとスピーキングの練習で、 新聞記事の内容から図表を作成し、それをパートナーに説明する、 ということやった。 それから(3)タスク1を時間を計ってやったあと、 最後に(4)生徒同士でスピーキングの練習をした。
(1)ライティング(タスク1)の宿題の見直し。 「世界中のビール消費量の統計を見て、日本の視点からレポートを書け」 という課題。重要(かつなかなか書けない)表現を以下に列挙する。
(2)リーディングとスピーキングの練習。 二グループに分かれ、 最初にそれぞれ「中国の高齢化問題」と 「日米中の高校生の生態に関する比較」 についての新聞記事にもとに棒グラフや円グラフを作成し、 次に別のグループの生徒にその図表を説明する、ということをやった。 図表の解読および説明で重要なのは、以下の三点。
あとの二点は当たり前の話だが、 グラフ付の新聞記事を読むときにこの心構えを持って読むことが大事だと教わった。
(3)時間を計ってタスク1をやる。 今回は「あるヨーロッパの町における通勤手段の移り変りを示す表を見て、 レポートを書け」 というもの。 表には、1950年、1970年、1990年のそれぞれの年における バス、車、自転車、徒歩の4種類の通勤手段の使用率を示す棒グラフが 書かれている。
先生に言われるまで気付かなかったのだが、こういう場合のコツは、 公共輸送手段(バス)とそうでない手段(車、自転車、徒歩)とか、 モーター付輸送手段とそうでない手段(バスと車、自転車と徒歩) などに二分して、それぞれに一段落を使って書くことなんだそうだ。 たしかに一理ある。四つを羅列して書くとわかりにくいもんな。 以下はなかなか書けない重要表現。
(4)生徒同士でスピーキングの練習。今回は、 テスト本番と同じだけの時間を取って練習した。 ただし、 本当のテストでは一人の試験官が一人の受験者の面接を行なうが、 今回の練習では二人の試験官と一人のオブザーバが一人の受験者を面接する、 という形式だった。
面接の一般的な注意点をもう一度挙げておくと:
以上で第10回目の授業はおしまい。 今回で春期講座は終わりなので、宿題はなし。 まだ返してもらっていない宿題は郵送してくれるそうだ。
全体の感想: たいへん勉強になった。 具体的にどういうことを学んだかと言うと:
他面で、 リーディングの能力やリスニングの能力についてはそれほど向上しなかった。 もっとも、 新聞を読みつづけることは確実にリーディング力の向上につながるだろう。
今後の課題は、アカデミックライティングの力をつけること。 独学でやるかまたブ○ティッシュカウンシルのお世話になるか考える必要あり。 また、英字新聞を読みつづけてリーディングその他の力をさらに付けること。 あと、スピーキングの能力を増す必要もあるので、これもなんとかする必要あり。
先生に感謝。真面目でとても優秀な先生だった。
最近、椅子に座っていることが多いので、
ときどきストレッチをするように心がけています。
ストレッチのついでにピョンピョン跳びはねてるんですが、
これがなかなか楽しくて、
ついつい度がすぎて筋肉痛になってしまいます。
(なわとびを買うべきかどうかについて苦悩している編集者F)
昨日よく歩いたのでふくらはぎが筋肉痛。い、いたい…。
兄の仕事の手伝い。英文和訳。電子回路の構造に関してちょっと賢くなる。
兄の仕事の手伝いの合間に、 フランス語を勉強したり、ラジオ英会話を聴いたり。
今おれがいるところでは「もう一日も終わり」という感じだが、 研究室や某E研では「まだ一日の半分が過ぎたくらい」という感じなのだろうか。
某君が勉強している間に、ずいぶん寝てたような気がする。 スコフィールドの翻訳の推敲をしないといけないが、 昨日買ってきたラファエルの『道徳哲学』がおもしろいので しばらく読んでいる。
分析哲学やってる人の倫理学に関する議論を読むと、 倫理学も少し(あるいはずいぶん)進歩してるんだなあと思わされる。 某師匠も以前そんなことを言ってたような気がする。 これまでのさまざまな倫理学説を一望できる場所に立つためには、 やはりメタ倫理が必須なのだろうか。
さらに読書。いいかげんスコフィールドの推敲を始めねばならない。
某君とラーメン屋へ。戻ってくると某先輩がいらしている。 今日発表があったらしく、お疲れの様子である。
最近ますます調子が悪くなってきたKANT(Windows機)をだましだまし使いながら、 スコフィールドの翻訳の推敲。急げ急げ。
奥歯が痛いなあと思っていたら、 どうも親不知が生え始めているというか、 歯茎から生まれ出て来そうなのである。 ううむ。困った。 ぼくはまだ成長期なのか?
ぼくがぐうすか寝てる間に某君はロンブンを仕上げてしまっていた。 おつかれさま。
銀行に行ったり、哲閲に行ったり、法学部閲覧室に行ったり、中央購買部に行ったり。
哲閲で借りた本。
法学部閲覧室で、
Gerald J. Postema, Bentham and the common law tradition,
Clarendon Press, Oxford, 1986, Law/AIII/3-3/P39.
を借りようとしたら貸し出し中だったので、
とりあえず返却請求を出しておいた。
中央生協にあるCOOP旅行代理店で、熊本行きの往復JR切符を買ってしまう。 とりあえず相談だけするつもりだったのだが。 行きは寝台、帰りは新幹線で25810円。 思っていたよりも安かったが、 来月中旬まで無事に生活できるかどうか心配。 カンパ歓迎。
外は修士号を取ったばかりのスーツ姿の卒業生で満ちあふれている。 研究室に戻ってきたら、ここにも3人いた。 再び文学修士な某氏のロンブンのレイアウト。 (別の)文学修士な某氏は、 アメリカから今日帰って来られたばかりなのだが、 彼は実はまだロンブンを送ってなかったらしい。 他人事ながらちょっと心配。
昼下がりから某先輩や某君や某嬢や某師匠に 手伝ってもらって、翻訳の手直し。感謝感謝大感謝。
その後、某先輩と某師匠と夕ごはん。ひたすら眠い。
昼まで寝て、軽音の総会に出席。定期演奏会がマンネリ化していることについ ていろいろ議論があったが、最近自分の人生も(このホームページもっ!)マン ネリ化しつつあることに考えが及び、そら恐ろしくなる。
ええい、常に破壊せねばっ。おれはエスタブリッシュメントにはならんぞっ、 パンクだパンクっ、と思うのでした。
モラル:作ったら、きちんと壊しましょう。
ところでその総会で、「児玉の新世界、読んでますよ」という人に会った。ぼ くは、「いや、あなたそれは人違いでしょ、わたしは無実です」とごまかそう かと思ったが、相手は文学部の一回生で、倫理学専攻を希望している人だった ので、そうもいかず、「いやあ、つまんないものですが、よろしければまひと つ、ま、どうぞどうぞどもどもども」とか言ってお茶を濁してきた。
しかし、「新世界」という名前は、なんか大阪のミナミかどっかの夜の盛り場 を想像させるので、改名する必要があると思うなあ。言っておくが、ぼくの命 名ではないっ。
この命名者は、「昨日のバンドの練習のとき、ギターのストラップがなくて非 常に困ったが、研究室に戻ってみると地べたに落ちていて、『ちぐしょっ』と ぼくは怒ったが、おそらくその、『ぼくのギターを使った後にいいかげんに片 づけた人』」である。ぬれぎぬだったらごめんなさい。
それではちょっと向こうの研究室でコンピュータをいじることにする。
まだいる。グレッグに言われたことを思い出したので、英語版のページをちょっと作っていた。 しかし、時間もないし、いちいち英語も書いていたら労力は2倍以上かかるし、 フットワークが鈍くなるし(注:気軽に書けなくなる、ということらしい)、で、 とても英語で書く気は起こらない。だれか英語版を作ってくれないかな。くれ ないってば。
研究室でセーブせずに文章を書いていると、ふとしたはずみに全部消えてしまっ た。さいていっ。今からもう一度書く気力はない。家に帰ってから書こう。
というわけで明日も朝から来る予定。あしたはオフミ(off-line meeting)とか いう会合もあるそうなので大変だ。