こだまの(新)世界 / 文学のお話

A・E・ヴァン・ヴォークト『スラン』


原題は A. E. Van Vogt, Slan, (1940) で、ハヤカワの初版は1977年(浅倉久志訳)。 翻訳はかなり読みやすい。


内容

スランだ! 殺せ! 一瞬にして街路は阿鼻叫喚の坩堝と化した。 敵意に満ちた人々の執拗な追跡のなかを、 まだあどけない顔立ちの少年は逃げる。 黒髪にまじる一房の金色の巻き毛を風になびかせながら。 追いかけてくるのは死、 待ちうけるのは恐怖! だがその幼い少年こそ、秘密の鍵-- 並みはずれた知能と能力を持つがゆえに虐げられ、 迫害される新人類スランの未来を開く鍵を握るただ一人の人間だった! 壮大なスケールと錯綜するプロット、 迫力ある筆致によって濃密なSFムードを醸しだす達人-- ヴァン・ヴォクトがみごとに描きだしたミュータント・テーマの不滅の名作!

(裏表紙の要約から)


感想

今回は感想が断片的なので(いつもだが)、列挙しておく。


05/13/98

B+


Satoshi Kodama
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Last modified: Sun Apr 19 15:23:18 JST 1998