(ゆいしんろん spiritualism)
この世界に本当にある(=実在する)のは、 精神ないし霊的なものだけであると主張する立場。 観念論とも呼ばれたりするらしい。
この立場からすると、 われわれが実際に物質だと思っているものは、 そのように見えているだけで、 本当には存在していないか、 あるいは実は全部精神的なものだということになる。 ほんとなのだろうか。
「真に実在するのはイデアだけ」と論じたプラトンとか 「われわれは世界が実在すると思っているが、 ほんとうに存在するのは神様が作った観念だけで、 われわれはほんとうはそうした観念を知覚だけである」 と論じたバークリなどが この立場をとっているものと思われる。(04/20/99)