(すことぅす Duns Scotus)
中世後期の神学者(1266-1308)。 理性に従うのが自由であると主張したアクィナス に反対して、自由意志とは、 理性的なものと反理性的なものとのいずれをも選べる自由だ、 と説いた。 また、神の意志も理性から独立しているため、 神の命令は必ずしも合理的なものではないと考えた。 スコトゥスの議論をさらに押し進めたのがオッカム であるとされる。