ロマン主義

(ろまんしゅぎ romanticism)


19世紀に西洋を中心に流行した文化的傾向。 17世紀、18世紀の哲学における啓蒙主義や 芸術における古典主義が理性、調和、普遍性、客観性、節度を強調したのに対し、 ロマン主義は感情・直観(⇔理性)、 歴史性・国民性・ 個性(⇔普遍性)、自然・有機体(⇔人為、機械)を強調した。

芸術においてはゲーテ、ワーグナー、グリム兄弟、ターナー、バイロン、ドラクロワ その他大勢がいるが、 哲学においてはルソーがロマン主義の教祖として 君臨しており、 他にもヘーゲルシェリングなどのドイツ観念論組、 またニーチェ、子ミルなどが大小の影響を受けている。

04/Aug/2001


関連文献


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sat Mar 23 18:26:01 JST 2002