(ぎろんりょういき domain of discourse)
文字通り、議論するさいに問題になる領域、範囲のこと(記号はD)。 述語論理などで使われる場合には、 関数の変項が取りうる範囲を設定してやること。 universe of discourseとも。
「すべてのxは死すべきものである」と述べた場合、 「すべての」が指す領域がたとえば人間あるいは動物を指すとすれば、 この命題は真である。 しかし、その領域に無生物も含まれるとすれば、この命題は偽になる。 このように、議論領域をどう限定するかによって命題の真偽が変わってくるので、 議論をするさいに話がこんがらがらないためにも、 あらかじめ議論の土俵となる領域の設定をしておく必要がある。
20/Aug/2003