(かんばーらんど Cumberland, Richard)
英国の思想家(1631-1718)。ピーターバラの主教。 ホッブズの邪悪な教えによって キリスト教道徳が脅かされていると感じ、 『自然法論』De Legibus Naturae (1672)を執筆。 自然法の拘束力は神の意志に由来するのであって、 社会の成立を待たずとも有効なものだと論じたらしい。 「最大多数の最大幸福」に通じる主張を行なったので、 功利主義の先駆者と考えられているらしい。 (04/28/99)