(にんげんちゅうしんしゅぎ anthropocentrism)
倫理学で言われる場合は、 道徳について考えるさい、考慮に入れられるべきなのは第一に人間である、 あるいは人間だけである、という立場を指す。 特に環境倫理学の文脈では、 動植物の絶滅や環境の破壊はそれ自体は問題ではなく、 人間に危害を及ぼす限りにおいて不正になる、 つまり、 動植物やその他の自然は間接的にしか考慮されない、 という立場 (人間中心倫理 human-centered ethicsとも呼ばれる) を指す。 動物中心倫理、 生命中心倫理の項を参照せよ。 (05/13/99)