(トゥーリー Tooley, Michael)
米国の学者(1941-)。現コロラド大学教授。 「嬰児は人格を持つか」(`Abortion and Infanticide', 1972) という論文において独自のパーソン論を展開し、 人工妊娠中絶も新生児の殺害も道徳的に許容されるという 当時としては相当過激な立場を取った。 クローンに関しても、 「器官バンクとしてのクローンも、 人格としてのクローンもどっちも道徳的に許される」 という過激な立場を取っている。 人々の持つ直観に訴えて議論を構成することが特徴。
さらに詳しくは、パーソン論、 および『実践哲学研究』に掲載されている 「ヒトのクローニングの道徳上の地位」を参照せよ。
09/Nov/2001追記