(げんそくしゅぎ principlism)
いわゆるビーチャムとチルドレスのbiomedical ethicsの四原則に基づく 規範的アプローチを指す。 ClouserとGertが1990年にビーチャムらの立場を批判するためにこの言葉を作った。 そのため、元々はいわゆる`name-calling name'(中傷語、悪口)であり、 チルドレスは自分たちの立場を指すために`Principle-based approach'という より中立的な言葉を使ったりしているが、最近は`principlism'という言葉が 定着して、ビーチャムもこの言葉を自分たちの立場を指す言葉として用いている ようである。
なお、ClouserとGertの批判は、principleは抽象的すぎて意思決定に使えないので、 もっとspecificなruleを用いないといけないというような内容だが、 ビーチャムは、いわゆるspecificationとbalancingという方法を使えば、 四原則で十分に意思決定ができるとしている。
16/Nov/2005