医薬情報担当者

(いやくじょうほうたんとうしゃ medical representatives)


製薬会社の人で、 医療機関に出向いて医師や薬剤師に医薬品の有効性や安全性、 禁忌などの情報を提供し、また情報を収集する人のこと。 一般にMR(エム・アール)と呼ばれる。

製薬協(日本製薬工業協会)のウェブサイトでは、 「製薬企業で医薬品の適正な使用と普及促進にあたる担当者のこと。医師など の医薬担当者に面会し、医薬品の品質、有効性、安全性、使用上の注意など、 学術情報を提供し、同時に医療の最前線からの情報を収集し、フィードバック することなどを日常業務としています」とある。

かつては「プロパーさん」という名で製薬会社の営業担当と位置付けられていたが、 医師に対する過剰な接待が問題になったため、 1993年に日本製薬工業協会による呼称の変更が行なわれ、 現在の名前と役割が与えられた。 ちなみに、「プロパー」というのはproperではなく propagandist、つまり「宣伝屋」という語源を持つ語のようだ。

MRの専門性を保証するために、 1997年からはMR認定試験が行なわれている。

28/Feb/2005


参考ウェブサイト


KODAMA Satoshi
Last modified: Sun Nov 14 16:51:45 JST 2004