「海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010」
出版のお知らせ

日本国内で渡航外来を開こうとすると、国内のワクチンの知識だけではなく、海外のワクチンの知識も必要になります。しかし国内と海外の両方のワクチンについて簡便にまとめた書籍は少なく、入門者の敷居を高くする原因にもなっていました。
本書は海外渡航者向けにワクチンを接種するために必要な事項をガイドラインにまとめたものです。国内で流通しているワクチンについては国産を中心に、国内未認可のワクチンについては海外のワクチンについてとりまとめました。渡航医学の実践に、日常の渡航者向け診療にお役立てください。



 書籍について
 購入方法
 目次
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 更新/訂正情報


 
書籍について
 書名:海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010
 作成:海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010
  作成委員会, 日本渡航医学会
 発売:株式会社協和企画
 ISBN: 978-4-87794-129-1
 定価:本体2,000円+消費税

 
購入方法
1.全国書店で購入
  書店に在庫がない場合は、入手までに1週間程度かかります。
2.協和企画書籍販売サイトよりご購入いただけます。
  http://eckyowa.shop16.makeshop.jp


  目次
発刊にあたって

T.総論
1. 海外渡航者に対する予防接種
 1-1. はじめに
 1-2. 海外渡航者とトラベラーズワクチン
 1-3. わが国におけるトラベラーズワクチンの問題点
 1-4. おわりに
2. 高齢者や基礎疾患を有する渡航者
3. 小児の渡航者
 3-1. はじめに
 3-2. 小児期の定期接種ワクチン
 3-3. 任意接種ワクチン
 3-4. 接種証明書
4. トラベラーズワクチンと法律的事項
 4-1. 予防接種の法的分類
 4-2. 定期接種と任意接種の法的背景
 4-3. 医師の過失の判断
 4-4. 「実施規則」や「実施要領」に準拠すべき点
 4-5. 添付文書に準拠すべき点
 4-6. 未承認ワクチンの法的問題

U.各論
1. A型肝炎ワクチン
2. B型肝炎ワクチン
3. 破傷風トキソイド
4. 狂犬病ワクチン
5. 日本脳炎ワクチン
6. ポリオワクチン
7. 黄熱ワクチン
8. 腸チフスワクチン
9. 髄膜炎菌ワクチン
10. コレラワクチン
11. ダニ媒介脳炎ワクチン
12. インフルエンザワクチン

V. ワクチン基礎講座
1. ワクチンの始まりと免疫
2. ワクチンで誘導される免疫
3. ワクチンの形態
4. 免疫能の持続
5. ワクチンの保存と安定性
6. ワクチンの成分、安定剤と添加物質
7. ワクチンの安全性に対する考え方
8. こぼれ話

日本国内で販売されているワクチン類
本ガイドラインに掲載した各ワクチンの概要と接種法一覧
〜わが国の規定と国際基準

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更新/訂正情報 印刷用ページ

 第1版第1刷から第2刷への修正・変更
  
(第2刷では告知書を挟んでの販売となります)


1.黄熱ワクチンの検定などに関する訂正
“黄熱ワクチン”39頁<7‐6わが国と国際標準の差異5‐6行目>
(誤)「わが国では、Sanofi Pasteur社製の黄熱ワクチン5)を厚生労働省が輸入して、検定の後に検疫所と検疫衛生協会に供給している。また、接種機関としてこれら機関のみを登録している。」
      ↓
(正)「わが国では、Sanofi Pasteur社製の黄熱ワクチン5)をサノフィパスツール第一三共ワクチン(株)が輸入し品質を確認後、その全量を厚生労働省を通して検疫所及び検疫衛生協会に供給している。また、接種機関としてこれら機関のみを登録している。」

2.破傷風の本文変更
”破傷風トキソイド”21頁<3-1はじめにの13行目>
(誤)「歯科治療による経粘膜感染や」
      ↓
(正)「歯科領域の感染や」


 情報の更新
   (次回改訂時に収載予定です)

 黄熱予防接種要求国 2010年
”黄熱ワクチン”38頁<図10 黄熱予防接種要求国(2009年)>
・ボリビアが「入国者全員に要求」から「リスク国からの入国者に要求」に変更になっています。