名取禮二記念 「筋肉の構造と機能のシンポジウム」 のご案内
2008年の3月24日月曜日 午前10時(予定)から、東京、西新宿・東京医科大学病院で、
「筋肉の構造と機能のシンポジウム」
を開催します。
60年ほど前の1949年3月、名取禮二(昨年11月20日永眠)がスキンドファイバーを創製しました。細胞膜を除去しても、骨格筋細胞の多くの生理機能が残ることは驚きでした。細胞レベルの生命活動から分析的なタンパクレベルの知見にうまく繋がる階段を見つけたと確信した名取は、「名取の階段」としてその考えを表現しました。その名取の階段に立って、生命に近い筋の側から筋研究を眺めてみようというのがこのシンポジウム企画です。
名取は哲学と科学の間を悩みながらスキンドファイバーを創製し、個体の生命活動としての体力科学と細胞の生命活動としての筋生理学とを自らの拠点にしながら、タンパクレベルの生化・生物物理学分野との交流を図りました。そこでこのシンポジウムでは、科学哲学・生物物理・生化学・生物・薬理・生理・臨床医学・体力医学・体育等のなるべく幅広い分野で構造を持った筋肉にかかわっておられる方々に、各分野の特徴と筋研究に携わる他分野への期待を含めたお話をいただくことにしています。
現時点での講演予定者は次のとおりです。
石渡信一(早稲田大)、岩本裕之(SPring8)、宇高 潤(慈恵医大)、木村澄子(千葉大)、
木村雅子(慈恵医大)、櫻沢 繁(はこだて未来大)、寺田 新(早稲田大)、
西邑隆徳(北海道大)、森本幸生(九州大)、渡部終五(東京大)、山田武範(理科大)
(敬称を略させていただきました。)
少し疎遠になってしまっている筋グループ間の交流と、これまで筋グループと接点を持っていなかった方々との交流を主目的として、ポスターを募ります。この会の性格上、必ずしも最新の成果でなくても、また他の学会の使いまわしでもよいことにしたいと思います。
なにとぞよろしくご検討いただきたくお願い申し上げます。
ポスターを添付いたしましたので、御所属機関・研究室にご掲示いただけると幸いに存じます。
ご参加をご検討いただけます方には追って詳細をご案内いたしますので、御所属、ご芳名を含めたE-Mail・Fax・郵便でご連絡ください。
慈恵医大 竹森 重・横浜国大 森本 茂
東京医大 小西真人・渡辺 賢
〒 105-8461 | 東京都港区西新橋3-25-8 慈恵医大・分子生理 竹森 | ||
sml@jikei.ac.jp | |||
Tel | 03-5400-1200 ext.2216 (直通) | ||
Fax | 03-3431-3827 |
本シンポジウムは西新宿の京王プラザホテルで行われます第85回日本生理学会大会(2008年3月25日から27日までの3日間)の開催前日に予定いたしております。日本生理学会大会でのご講演・ポスター登録はhttp://www.procom-i.co.jp/85physiol/で2007年11月13日火曜日17時まで、日本生理学会大会への事前参加登録は2007年11月30日金曜日(郵便必着)までの予定で受け付けておりますので、併せてご検討ください。