第37回東京大学医学教育セミナー |
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東京大学医学教育国際協力研究センター主催セミナーのお知らせです. 今回の講師は7月に米国から来日されたクラレンス・クライター客員教授です. Ustreamでの中継も行います. ぜひ聴きにいらしてください(使用言語:英語). |
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日 時: | 2011年9月14日(水) 18:00〜19:30 |
場 所: | 東京大学医学部図書館3階 333会議室 →アクセスマップを開く |
講 師: | クラレンス・クライター先生 アイオワ大学医学部 家庭医療学・医学教育研究支援室 教授 東京大学医学教育国際協力研究センター 特任教授 |
演 題: | 「医学教育における評価概要—学生の学習に対する評価のインパクト」 |
概 要: | 医学教育が長年評価を強調してきたことを考えると、テストに対して我々が当てている焦点が意味があるかどうか評価することは妥当だろう。 この研究の目的は、教育評価を通じて獲得される学習の利得を上手く説明することである。評価は3つの形で学習に影響を与える。テストの直接効果は,テスト内容に関し受験者が長期に保持できることであり,テストの本質的な影響の一部として起こる記憶の改善を反映する。間接効果として,学習者に外発的に作用し,理解度を説明できるようにすることによって,学習者を動機づける。選抜の効果は、能力試験の利用に起因する利得、そして最も優れた応募者を選抜するための学力測定として観察される。この研究では、効果量 [ d = ( Mean1 - Mean 2 ) / SDPooled ]を算出するために、3つのメタアナリシスの要約を使用する。
テストに起因する潜在的学習利得の総合的な量的指標を得るために、3つの平均効果量 (d bar) を計算に組み込み、以下のような単純で、付加的な効果量モデルを用いた。 全効果量 = 直接平均効果量 + 間接平均効果量 + 選抜平均効果量 この結果は、我々の医学部における評価の影響を理解し、測定することに役立つ。結果は研究者、様々な決定、医学教育における革新や介入を形作っていく教育政策の専門家のために有用であることを示したい。 |
Ustream参照先: | http://ircme-univtokyo.jp/event/seminar |
※配布資料の準備の都合上、出席ご希望の方はその旨メールいただきますよう、 お願いいたします。当日受付も歓迎いたします。 ご来場を心よりお待ち申し上げます。 主催・問い合わせ: |