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 ごあいさつ



 第51回日本鼻科学会は千葉大学耳鼻咽喉科学教室が担当で、平成24年9月27日(木)から29日(土)まで、幕張メッセを会場に開催させて戴きます。

 昨年12月には岡山で第50回日本鼻科学会が一つの節目として、祈念式典も含めて盛大に開催されました。そこで第51回は鼻科学会の新たな出発として捉え、テーマも「鼻科学の新たなる挑戦」としています。国内でも内視鏡手術、副鼻腔炎の病態解析、鼻呼吸生理、アレルギー性鼻炎の治療など鼻科学の様々な領域で診療、研究が進んでいますが、更なる発展を目指し、また会員の教育充実、学会の国際化を目指して今回の学術集会では以下のような取り組みを行っています。

1、一般演題の重視:学術大会の原点は会員が行ってきた臨床、基礎研究の発表の場であり、発表には多くの方が討論に参加することが大切です。そのためには会場を少なくして多くの発表に参加していただくことが出来るように、ポスター形式を採用します。また、応募演題の中から学術委員を中心にいくつかの演題はミニシンポジウム、あるいは基礎のアップデートセミナーで口演して戴くように企画しています。

2、特別企画への参加:一般演題がシンポジウム、パネルディスカッション、特別講演などの特別企画と重なることが無いように、一般演題は午前中に、特別企画は午後に集中して行います。

3、会期:従来、学会の会期は金曜日、土曜日の2日間で、木曜日は午後から基礎問題研究会、臨床問題研究会が開催されていましたが、期間を木曜日から3日間とします。基礎問題研究会、臨床問題研究会は鼻科学基礎研究UP-TO-DATE, 臨床研究UP-TO-DATEとして発展し、可能な範囲ですが公募で行います。

4、教育セミナーの充実:会員の教育も学会が担う大きなテーマです。午前中に教育セミナーを充実させます。

5、国際セッションの充実:今回は特に鼻科学の進歩、発展が目覚ましい韓国の先生方との交流に重点を置きます。

 9月下旬の千葉は暑さも一段落し、幕張は東京湾に面して公園も多く、学会の合間の散策にも適しています。東京駅からは京葉線で約30分、羽田空港からはリムジンバスが多数出て会場へのアクセスも便利です。

 多くの会員の先生方のご参加を心からお待ち申し上げております。

千葉大学耳鼻咽喉科頭頸部腫瘍学:岡本美孝