意識障害の評価ツールで、眼、運動、脳幹反射、呼吸パターンの4項目で各0-4点をつけて意識障害を評価する。
神経学的評価がGCSに比べて詳細なため、意識障害 患者の予後推定に有用。脳幹反射や呼吸機能を評価する点でGCSと異なる。脳幹機能の項目は 鎮静中でも評価可能。
評価者間の相違がなく使用し易い。
機能的予後不良の予測因子としてGCSより優良。GCSでは挿管中の患者の評価が 不十分になるが、FOUR scoreでは挿管有無に関わらず 評価が可能。
院内死亡率はFOUR score≦1点で84%,≧2点で44%。
特に、脳幹機能および 呼吸機能の項目が 生命予後を反映している。