瞳孔


瞳孔の大きさと対光反射の反応から推測する病変部位

縮瞳(<2mmφ)・散瞳(>5mmφ)

瞳孔径は原則左右同大である。左右差がある場合は異常と考える。

瞳孔の大きさ

縮瞳・対光反射あり ⇒ 両側大脳半球:代謝性脳症・薬物

縮瞳・対光反射あり ⇒ 間脳

散瞳・対光反射無し・瞳孔動揺 ⇒ 中脳視蓋前野

ほぼ正常の大きさ・対光反射無し ⇒ 中脳正中

片側の瞳孔散大・対光反射無し ⇒ 同側の動眼神経麻痺

pinpoint瞳孔・対光反射あるが観察困難 ⇒ 橋の交感神経の障害により縮瞳