多発性硬化症
69歳 女性
主訴:左眼視力低下
既往歴・家族歴:特記すべきものなし
現病歴:5年前に両手先にしびれ感出現、その後左頚部痛出現。第5胸髄以下右半身の温覚低下を認めた。同年10月左球後視神経の障害を眼科で指摘される。本年3月左眼の視力低下、四肢のしびれと痛み、下肢筋力低下、歩行障害、排尿困難が出現。7月に声が出しづらくなり、呼吸苦出現。延命処置を本人希望せず、永眠、剖検となる。
検査所見: 髄液にて細胞蛋白解離。頚部MRI上C1-C5にT2WIにてhigh intensity area。