The Japanese Council of Traffic Science

会長挨拶

第55回日本交通科学学会総会・学術講演会の開催にあたって

総会・学術講演会 会長
医療法人社団永生会 南多摩病院 院長
日本医科大学名誉教授
益子邦洋

この度、第55回日本交通科学学会総会・学術講演会を、東京都八王子市で開催させていただく事になりました。

この機会を与えて下さいました日本交通科学学会の有賀 徹代表理事をはじめ、理事、監事、評議員の皆様に対し、心から厚く御礼申し上げます。

さて、一般社団法人日本交通科学学会のルーツは1965年に立ち上げられた日本交通科学協議会であり、50年以上に及ぶ交通安全に関する学際的研究と広報活動を通じ、我が国の交通事故死者数の削減と後遺症の軽減に大きく寄与して参りました。

認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)が推進し、現在、43道府県に53機が配備され、年間4,000人を超える交通事故負傷者の救命と後遺症軽減に懸命に取り組んでいるドクターヘリは、まさに日本交通科学協議会が先鞭をつけた事業であります。

日本交通科学学会に集う皆様の献身的な取り組みの結果、2017年中におけるわが国の交通事故負傷者数は579,746人、24時間死者数は3,694人であり、死者数は戦後最も少なかった1949年の3,790を68年振りに下回り、戦後最少となりました。しかしながら、2016年に発表された第10次交通安全基本計画では「2020年度までに交通事故死者数を2,500人以下とし、世界一安全な道路交通を実現する」としていることから、この崇高な目標を達成するための新たな戦略が、今、求められています。

そこで本学術集会では、人、道、車、救助・救急の視点から、年間交通事故死者数2,500人以下を達成するための様々な取り組みについてご報告頂くと共に、先進安全自動車(ASV)、自動車アセスメント(JNCAP)、交通事故分析、事故自動通報システム(ACN,AACN,D-Call Net)、鉄道交通・海上交通・航空交通の安全対策について集中的に討議し、一定の成果を得たいと考えております。

学会会場の八王子市学園都市センターへのアクセスは、東海道新幹線の新横浜駅から横浜線快速で39分、東京駅から中央特快で49分、羽田空港ターミナルから高速バスで約1時間30分と大変便利です。

さて、八王子は絹織物の街として古くから栄え、江戸時代には千人同心で知られる甲州街道の要所であり、全国の食通をうならせる飲食店も数多くあります。また、ミシュランの三ツ星に指定され日本中にその名を知られるようになった高尾山は、日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめる国定公園であり、国内外のハイカーが数多く訪れています。学会前後に八王子ライフを心ゆくまで楽しんで頂ければ幸いです。

さまざまな分野で、“交通安全”に日々取り組んでおられる皆様をここ八王子にお迎えし、エポックメイキングとなる学術集会を開催したいと考えておりますので、どうぞ奮ってご参加ください。

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