第5回血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験および認定講習会を平成24年7月28日(土)から7月29日(日)に亘り東京都で開催しますのでご案内いたします。
 なお、認定試験受験者は認定講習会への出席が必須です。 (このときの講習会の認定・更新単位は付与されません)
 認定講習会のみの出席希望の方はこちらをご覧下さい。

1.申請資格
(1) 診療放射線技師の免許を有すること。
(2)  通算3年以上の血管撮影に関する診療業務の経験を有すること。
(3)  過去3年間にインターベンション50症例以上の経験を有すること。
(4)  別表1に定める単位数を30単位以上取得していること。
(5)  別紙1に定める安全管理および品質管理に関する測定データを提出すること。
(6)  認定試験前日に開催される認定講習会を受講すること。
(7) 喫煙が心血管病の危険因子であることを 認識し、禁煙の啓発につとめるもの。

*上記、いずれの項目が欠落しても申請することはできません。

2.提出書類

 認定試験受験者が対象となります。
(1)  認定試験受験申請書(様式1)       様式1はこちらです。(excelファイル)
(2)  受験票(様式2)                様式2はこちらです。(excelファイル)
(3)  業務経験年数証明書(様式3)       様式3はこちらです。(excelファイル)
(4)  経験症例一覧表(様式4)          様式4はこちらです。(excelファイル)
(5)  経験症例証明書(様式5)          様式5はこちらです。(excelファイル)
(6)  単位取得証明書(様式6-1~6-8  様式6はこちらです。(excelファイル)
  学術大会および講習会等への出席証明書またはネームカード、学会発表プログラム、論文などの写しを必ず添付してください

(7)  学術大会出席証明書(様式7)       様式7はこちらです。(excelファイル)
   (学術大会および講習会等への出席証明書またはネームカードがない場合に提出)
(8)  血管撮影用X線装置の日常点検表1月分の写し
(9)  血管撮影用X線装置の過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し
(10) IVR基準点での線量率測定結果(様式8-1、8-2)   様式8はこちらです。(excelファイル)
(11) 検査室の散乱X線量測定データと測定条件(様式9)   様式9はこちらです。(excelファイル
(12) 使用した線量計の校正結果の写し
(13) 診療放射線技師免許証の写し
(14) 認定試験受験料の払込票の写し

* (8)~(12)に関しては別紙1安全管理および品質管理に関する測定データで詳細を確認してください。  別紙1はこちらです。
*同一施設より複数の方が申請する場合は、(8)~(12)の提出書類は一部で結構です。
  ただし、同一封筒に全ての申請者ごとの書類を同封してください。
*すべての様式(1~9)を一つにまとめたものはこちらからダウンロードできます。  様式集(様式1~9)はこちらです。(excelファイル)

3.申請受付期間

 平成24年 5月1日(火)~ 5月31日(水)必着
*受験票は平成24年7月上旬までに郵送いたします。

4.書類送付先

〒600-8107 京都市下京区五条通新町東入東錺屋町167
ビューフォート五条烏丸3階 
社団法人 日本放射線技術学会事務局内
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構宛 
*提出書類は簡易書留でお送りください。

5.認定試験受験料振込先 

郵便振替口座 : 02230-6-53520 
加入者名 :日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構
受験料 : 20,000円(認定講習会受講料を含む。振込料は各自負担願います。)
*キャンセルされても一切返金いたしませんのでご注意ください。

6.認定通知

第5回血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定者通知は平成24年9月1日までに通知いたします。
*認定登録には登録申請書と登録料10,000円が必要です。

7.認定試験および認定講習会について

 (1)期 日 : 平成24年7月28日(土)から7月29日(日)

 (2)場 所 : 首都大学東京 荒川キャンパス 大視聴覚室
        〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10

 (3)日 程 :

  ◎認定講習会:平成24年7月28日(土)
  ◎認定試験  :平成24年7月29日(日)

 プログラム
 認定講習会

 
講 義 項 目
講 師
 08:30~09:10  受付  
 09:15~09:25  オリエンテーション  
 09:30~10:10  脳血管障害の解剖と診療  松丸祐司先生(虎ノ門病院) 
 10:15~10:55  心臓疾患(成人)の解剖と診療  田村俊寛先生(天理よろづ相談所病院)
 11:10~11:50  先天性疾患の解剖と診療  杉山 央先生(東京女子医大病院) 
 11:55~13:30  昼食  
 13:30~14:10  腹部疾患の解剖と診療  古川 顕先生(首都大学東京)
 14:15~14:55  IVUS  松本一真 認定技師(兵庫医科大学病院)
 15:05~15:45  X線装置(FPD含め)と管理  佐藤久弥 認定技師(昭和大学病院)
 15:50~16:30  血管撮影における画質に影響を及ぼす因子とその評価法  本田道隆先生(国立香川高等専門学校) 
 16:40~17:20  血管撮影における線量管理  坂本 肇 認定技師(山梨大学病院)
 17:25~  修了式 閉会  


認定試験

 
試 験 科 目
 08:15~08:45  受付
 08:50~09:00  オリエンテーション
 09:00~11:00  試験 Ⅰ 臨床概論
 11:10~12:50  試験 Ⅱ 医用機器  Ⅲ 放射線防護


 

問合先:山梨大学医学部附属病院 放射線部 坂本 肇
E-mail:hajimes@yamanashi.ac.jp
*お問い合わせ頂く場合には、必ず電子メールにてお願いいたします。電話によるお問い合わせはご遠慮ください。
以上。


別紙1

            安全管理および品質管理に関する測定データ

資格認定の申請の際には、以下の測定記録を提出する。なお、血管撮影用X線装置を複数所有有する施設においては全ての装置のデータを提出する。

1.血管撮影用X線装置の品質管理に関する記録
(1) 日常点検記録1月分の写し。
(2) 過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し。

2.IVR基準点での線量率測定データ
(1) 医療放射線防護連絡協議会『IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン』の“IVRにおける患者皮膚線量の測定マニュアル』”を参考にして、透視・撮影時におけるIVR基準点での線量率を測定し、その測定データを提出する。
(3) 測定結果および測定条件は「様式8-1、8-2」に記入して提出する。
(4)  線量計の校正結果の写し。

3.透視時の室内散乱X線量測定データと測定条件
(1) 室内散乱X線量の測定方法は定めない。ただし、新たに測定する場合は、下記の条件で行うこと。
  ① 被写体:IVR基準点での線量率測定に準ずる。
  ②図1に示す点の散乱X線量を測定する。ただし、アーム支持装置やカテーテルテーブル、モニタなどによって測定できない場所は除く。
  ③X線照射方向:P-A(垂直方向)
  ④床面から測定点までの高さ:1.0mと1.5m
  ⑤散乱X線量測定図には通常の術者位置を記入する。
(2)  測定条件は「様式9」に記入して提出する。
(3)  線量計の校正結果の写し。

 


 

図1 室内散乱X線量の測定点(平面図)

 


別紙2   
                       試験項目のガイドライン

Ⅰ.臨床概論
  1.心臓
    (1)解剖・生理
      ①解剖
      ②心電図
      ③心機能
    (2)インターベンション
  2.脳
    (1)解剖と灌流領域
    (2)インターベンション
  3.腹部および末梢血管
    (1)解剖
    (2)インターベンション
  4.造影剤
  5.画像診断
Ⅱ.医用機器
  1.X線装置
    (1)X線装置に関する知識
      ①発生装置
      ②受像系
      ③モニタ
      ④DR・DSAについて
    (2)装置の性能評価
    (3)品質管理・保守点検
    (4)画像処理
    (5)他検査装置(CT・MR・RI・超音波)との比較および相補性
  2.画像処理・画像再構成装置
  3.カテラボ装置
  4.血管内超音波装置
  5.ネットワーク,他医用機器
Ⅲ.放射線防護
  1.放射線生物学
  2.放射線物理学
  3.放射線計測
  4.防護法

 


別表1 
                   認定・更新単位表