当講座は、医薬品・医療機器の研究開発や共同研究に患者が主体的に参加するためのプロジェクトを、株式会社CROeeと共に開始しました。

当講座は、患者が主体的に医薬品・医療機器の研究開発を共同研究に参加する可能性を検討するプロジェクトを、共同研究企業である株式会社CROeeと共に開始しました。

東京大学大学院薬学系研究科ITヘルスケア社会連携講座では、患者を中心とした医薬品・医療機器等の研究開発の推進を目指しております。
その手段として、ウェアラブルデバイスやレジストリーから得られたリアルワールド・メディカル/ヘルスケア情報やICTを活用し、患者が直接コミュニケーションできる臨床治験(サイトレス治験)や市販後調査の開発に、医療情報や医薬品情報のタイムリーな共有をはじめとする患者への情報リテラシー教育等の様々なエンパワーメントを検討しています。

この度、当講座では共同研究企業である株式会社CROeeと共に、CROeeのWeb会員81万人(2019年3月現在)で健康に関心の高い健常者、および臨床治験への参加経験・参加意欲の高い患者を対象として、製薬企業やベンチャー企業・アカデミアが行う研究開発に研究当事者として主体的に参加する可能性を検討するプロジェクトを開始しました。
海外では、23andMe, Inc.やTransparency Life Sciences 等の団体が患者と双方向性のコミュニケーションに透明性を確保することで、患者の真のニーズに応えるための新薬・医療機器の研究開発が動き始めています。
一方、日本では本来ならば患者自身のデータである医療情報を患者本人が入手する事すら難しい状況があります。
我々は、メディカル/ヘルス・リテラシーの高さが過去の調査で明らかとなっているCROeeのWeb会員を主な対象として、患者を主体とした新薬・新規医療機器研究開発への参画に対する意識調査を行い、あわせて製薬企業やバイオベンチャーの研究開発への参画・サンプル提供の呼びかけや、研究結果のフィードバックに対するニーズの確認と、フィードバックを通しての研究開発への主体的関与の推進、そして患者の真のニーズを医薬品・医療機器の研究開発に反映するための取組みを行って参ります。