ニキビが栄養改善で治った人は36.35%!栄養ドリンクやサプリの選び方や人気商品は?

3行で紹介!

  • ニキビを治すために食べ物や栄養を「気にしたことがある」5割強。うち「ニキビが治った」は4割弱
  • ニキビが悪化しそうな栄養素は「脂質」「炭水化物(糖質)」がTOP3内に!ニキビができたら「野菜類」「果実類」を摂取傾向
  • ニキビ対策の栄養ドリンクは「エーザイ チョコラBBシリーズ」が人気。市販薬とサプリではサプリが2.07倍多かった

「ニキビって食事で治るの?」「皆はニキビができた時、どんな食生活をしているの?」と気になっていませんか。一人でニキビに悩んでいるとストレスが溜まり、お肌にもよくありません。

そこで、全国の1,000人の男女を対象に「ニキビと栄養に関する調査」を実施しました。ニキビを治すために食事や栄養を改善した方の割合や、人気の栄養ドリンクやサプリ、内服薬を調べました。

皆が思っているニキビに効果的な栄養素や食品をはじめ、男女別の調査結果も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

■1,000人の男女を対象としたニキビと栄養に関する調査について
調査対象:18-39歳の男女
対象人数:1,000人(男性500人、女性500人)
調査対象地域:日本全国
調査方法:freeasy(インターネット調査)
調査期間:2022年6月4日
調査目的:ニキビと栄養に関する意識調査

Q1:あなたはニキビを治すために、食べ物や栄養を気にしたことはありますか?

ニキビを治すために、食べ物や栄養を気にした経験を聞いたところ、「気にしたことがある53.1%(531人)」「気にしたことはない46.9%(469人)」という結果になりました。

半数以上が食べ物や栄養を見直し、ニキビを治そうとした経験があるようです。

さらに男女別の「気にしたことがある」の割合を比べるために、下記の表を作成しました。

ニキビを治すために食べ物や栄養を気にした経験は、「男性47.8%(239人)」「女性58.4%(292人)」という結果になりました。

ニキビを治すために食べ物や栄養を気にした方は、女性が男性の1.2倍多かったです。

女性は男性より、食生活でニキビ改善を試みる方が多いのでしょうか。それとも、女性は男性よりニキビに悩む方が多いのかもしれません。

Q2:あなたはニキビを治すために、どうやって栄養状態を改善しましたか?

※Q1で「気にしたことはない」を選んだ方は、ニキビを治すために栄養を改善する場合を想定し回答
※複数選択可

ニキビを治すための栄養の改善方法を聞いたところ、「ネットで勉強した41.7%(417人)」が最多でした。以降は「元々もっている自分の知識で38.2%(382人)」「サプリや栄養ドリンク、内服薬を飲んだ21.9%(219人)」と続きます。

「ネットで勉強した」は、「専門家(医師や看護師、エステティシャンなど)に聞いた9.6%(96人)」の4.3倍、「本で勉強した5.7%(57人)」の7.3倍でした。ニキビを治すための栄養のことは、誰かに聞いたり本を読んだりするより、ネットで調べる方が多いようです。

また4割弱が「元々もっている自分の知識で」と回答。過去にテレビや雑誌、学校の家庭科などで得た、栄養の知識を活用している可能性があります。あるいは、自己流で栄養改善を行っている可能性もあるでしょう。

また2割強が回答した「サプリや栄養ドリンク、内服薬を飲んだ」は、「献立や料理を見直した10.9%(109人)」の2.0倍でした。食事内容をかえるより、商品で栄養素を補う方法が人気のようです。

続いて、ニキビを治すための栄養の改善方法を男女別で見てみましょう。同調査結果の男女別グラフは下記の通りです。

男性の「ニキビを治すための栄養の改善方法」TOP3は下記の通りです。

1位「元々もっている自分の知識で40.6%(203人)」
2位「ネットで勉強した35.2%(176人)」
3位「サプリや栄養ドリンク、内服薬を飲んだ18.6%(93人)」

女性の「ニキビを治すための栄養の改善方法」TOP3は下記の通りです。

1位「ネットで勉強した48.2%(241人)」
2位「元々もっている自分の知識で35.8%(179人)」
3位「サプリや栄養ドリンク、内服薬を飲んだ25.2%(126人)」

男性は「元々もっている自分の知識で」、女性は「ネットで勉強した」が最多でした。なお「ネットで勉強した」女性が男性の1.4倍でした。

女性は男性より「ニキビに効果的な食事や栄養素」を、積極的に情報収集していることがわかります。

また「サプリや栄養ドリンク、内服薬を飲んだ」は、女性が男性の1.4倍でした。女性は男性より、ニキビができた際に栄養ドリンクや内服薬を飲む傾向にあるようです。

一方で「何もしない 男性3.4%(17人)/女性1.6%(8人)」は、男性が女性の2.1倍でした。「何もしない」は回答者数が少ないため、やや信ぴょう性に欠けますが、男性は女性よりニキビができても何もしない方が多いのかもしれません。

Q3:栄養を改善したことで、ニキビは治りましたか?

※Q1で「気にしたことがある」を選んだ方に質問

栄養改善後のニキビの状態を質問したところ、「治った36.35%(193人)」「治らなかった22.22%(118人)」「どちらとも言えない41.43%(220人)」という結果になりました。

「どちらとも言えない」が4割以上で最多でした。栄養改善以外にもニキビケアを行っており、「何の方法がニキビに効果があったのか不明」という方もいると考えます。ニキビができたり治ったりを繰り返しており、栄養改善による効果を判断できていない方も多そうです。

また3人に1人以上は「治った」と回答しており、「治った」は「治らなかった」の1.6倍でした。

続いて、男女別に栄養改善後のニキビの状態を見てみましょう。同調査結果の男女別グラフは下記の通りです。

男女別における栄養改善によるニキビの状態は、「治った 男性36.8%(88人)/女性36.0%(105人)」「治らなかった 男性23.4%(56人)/女性21.2%(62人)」「どちらとも言えない 男性39.7%(95人)/女性42.8%(125人)」でした。

どちらの項目も男女間で0.8%~3.1%しか差がなく、栄養改善によるニキビへの効果は、性別と関係なさそうです。

Q4:次のうち、どの栄養素が栄養不足になったら、ニキビができやすくなると思いますか?

※当てはまると思うものを選択
※複数選択可
※全30項目のうち上位10項目を抜粋

不足するとニキビができやすくなると思う栄養素を聞いたところ、「分からない35.4%(354人)」が最多でした。以降は「水分24.0%(240人)」「ビタミンC 20.9%(209人)」「ビタミンB2 14.9%(149人)」「ビタミンB1 14.7%(147人)」と続きます。

「分からない」が4割弱で最多となりました。そもそもニキビに悩んでいない方や、栄養改善によるニキビ対策を行ったことがない方は、ニキビに効果的な栄養素を調べないため「分からない」を選んだのではないでしょうか。

「水分」が2割強で2番目に多かったです。水は体内で老廃物を運ぶ役割があるため、「水分が不足するとニキビができる」と思ったのかもしれません。

からだの中の水のはたらきは、体温調節(熱の運搬、蒸発による放熱)と栄養素や老廃物の運搬および内部環境を維持(体液の濃度、浸透圧の調整)することで、生命の維持に大変重要です。

そして「ビタミンC」が約2割で3番目に多かったです。ビタミンCは皮膚や細胞のコラーゲン合成に欠かせない栄養素のため、一定の回答数があったと考えます。

「ビタミンB2」は1割強で4番目に多かった栄養素です。ビタミンB2の欠乏症には「にきび」や「口内炎」があります。そのため、きちんとニキビに効果的な栄養素を調べた方は、ビタミンB2を選んでいるはずです。

「ビタミンB1」は1割強で5番目に多かったです。ビタミンB1はチョコラBBにも配合されており、皮膚の健康維持に関与している栄養素です。

ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。

そして上位10項目中7項目がビタミン類でした。そのためニキビに悩む方はマルチビタミンサプリメントや、ビタミンが豊富な野菜や果物を、積極的に摂取するのではと考えます。

それではQ4の質問における男女別の結果を見てみましょう。同調査結果を男女別にしたグラフは下記の通りです。

男性が思う「不足するとニキビができやすくなると思う栄養素TOP5」は、下記の通りです。

1位「分からない38.4%(192人)」
2位「水分22.8%(114人)」
3位「ビタミンC 14.8%(74人)」
4位「たんぱく質12.8%(64人)」
5位「ビタミンB1 12.2%(61人)」

女性が思う「不足するとニキビができやすくなると思う栄養素TOP5」は、下記の通りです。

1位「分からない32.4%(162人)」
2位「ビタミンC 27.0%(135人)」
3位「水分25.2%(126人)」
4位「ビタミンB2 18.6%(93人)」
5位「ビタミンB1 17.2%(86人)」

男女ともに、「分からない」が約3割~4割で1位となり、「不足するとニキビができやすくなる栄養素」を知らない方が多いとわかります。なお「分からない」は、男性が女性の1.2倍となり、やや男性の割合が多かったです。

また男女ともに「水分」「ビタミンC」「ビタミンB1」がTOP5にランクインしていました。

男女で異なる「不足するとニキビができやすくなると思う栄養素」は?

一方、下記のように男女で差が出た栄養素もあります。

  • 「たんぱく質」男性が女性の1.2倍
  • 「ビタミンC」女性が男性の1.8倍
  • 「ビタミンB2」女性が男性の1.7倍
  • ビタミンD」女性が男性の1.7倍

男性の「たんぱく質」は女性の1.2倍となり、男性はニキビ対策として、たんぱく質が豊富な食材やプロテインを摂取すると予想します。なお「たんぱく質」の順位は、男性が4位、女性は9位でした。

一方で女性の「ビタミンC」は、男性の1.8倍と大きく差をつけました。

また「ビタミンB2」の順位は、男性が6位、女性は4位でした。女性の「ビタミンB2」は男性の1.7倍でした。そして女性の「ビタミンD」も男性の1.7倍となりました。

そのため女性は、ニキビ対策としてビタミンCやビタミンB2、ビタミンDが入った食品やサプリメントを摂取すると推測します。

Q5:次のうち、どの栄養素を多く摂るとニキビが悪化しそうですか?

※当てはまると思うものを選択
※複数選択可
※全30項目のうち上位10項目を抜粋

多く摂るとニキビが悪化しそうな栄養素を聞いたところ、「脂質44.5%(445人)」が最多でした。以降は「分からない30.5%(305人)」「炭水化物(糖質) 21.5%(215人)」「コレステロール13.9%(139人)」「脂肪酸(飽和・n-6系多価不飽和・n-3系多価不飽和)13.5%(135人)」と続きます。

「脂質」が4割強で最多となりました。また「コレステロール」「脂肪酸(飽和・n-6系多価不飽和・n-3系多価不飽和)」は1割強で、4番目~5番目に多かったです。

なお「コレステロール」と「脂肪酸」は、脂質の一種です。

脂質(lipids)は、水に不溶で、有機溶媒に溶解する化合物である1)。栄養学的に重要な脂質は、脂肪酸(fatty acid)、中性脂肪(neutral fat)、リン脂質(phospholipid)、糖脂質(glycolipid)及びステロール類(sterols)である。

そのため、ニキビができた時に脂質類を含むものを避ける方が多いと推測します。

また「炭水化物(糖質)」は2割強で、3番目に多かったです。ニキビができた時に、ごはんやパン、麺類、甘い物を控える方も一定数いそうです。

そして「分からない」は約3割で、2番目に多かったです。ニキビを悪化させる栄養素を知らない方も多くいるようです。

それでは栄養不足になるとニキビができやすくなると思う栄養素における、男女別の結果を見てみましょう。同調査結果を男女別にしたグラフは下記の通りです。

それではQ5の質問に関して、男女別の結果を見てみましょう。同調査結果を男女別にしたグラフは下記の通り。

男性が思う「多く摂るとニキビが悪化しそうな栄養素TOP5」は、下記の通りです。

1位「脂質36.8%(184人)」
2位「分からない36.2%(181人)」
3位「炭水化物(糖質)18.4%(92人)」
4位「たんぱく質11.0%(55人)」
5位「コレステロール10.4%(52人)」

女性が思う「多く摂るとニキビが悪化しそうな栄養素TOP5」は、下記の通りです。

1位「脂質52.2%(261人)」
2位「分からない24.8%(124人)」
3位「炭水化物(糖質)24.6%(123人)」
4位「脂肪酸(飽和・n-6系多価不飽和・n-3系多価不飽和)17.8%(89人)」
5位「コレステロール17.4%(87人)」

男女ともに、「脂質」「分からない」「炭水化物(糖質)」「コレステロール」がTOP5にランクイン性別に関係なく、ニキビができたら脂っこい物や甘い物を控える方が多いとわかります。

一方で、下記のように男女差が目立った栄養素もあります。

  • 「分からない」男性が女性の1.5倍
  • 「脂肪酸」女性が男性の1.9倍

Q4の「次のうち、どの栄養素が栄養不足になったら、ニキビができやすくなると思いますか?」の調査結果と同様に、男性の「分からない」は女性を上回りました。男性は女性より、ニキビに関する栄養素を知らないことがわかります。

女性の「脂肪酸」は男性の1.9倍でした。女性は男性よりも、ニキビができたら脂っこい物を控える傾向にあると考えられます。

Q6:あなたが過去に行った経験のあるニキビ対策を教えてください。

※複数選択可

過去に行った経験のあるニキビ対策は、「スキンケアの見直し31.5%(315人)」が最多で、「ニキビ対策をやったことがない27.5%(275人)」も多かったです。「よく寝る22.1%(221人)」「市販の塗り薬20.5%(205人)」「紫外線対策18.5%(185人)」も一定数いました。

「スキンケアの見直し」が3割強で最多でした。

ただ「低刺激なスキンケアやコスメを使う12.9%(129人)」が少ないため、スキンケアの見直しというのは、化粧水や乳液を低刺激なものにかえるというわけではなさそうです。洗顔時につぶさないように気をつける、なるべく触れないようにするなどを行う方が多いのかもしれません。

「ニキビ対策をやったことがない」は3割弱で2番目に多かったです。ニキビに悩んだことがない方や、ニキビができても放置する方も多そうです。

「よく寝る」が2割強で3番目に多かったです。寝ることでニキビの治癒力を高めようと考えているのでしょうか。「22時~2時はお肌のゴールデンタイム」と言われるように、ニキビができたら早めに就寝する方もいそうですね。

また「市販の塗り薬」が約2割で4番目に多く、「皮膚科の塗り薬16.5%(165人)」の1.2倍となりました。皮膚科で診察を受け、処方してもらうのが面倒に感じるため、近所のドラッグストアで手軽にニキビ薬を入手したい方が多いのかもしれません。

「紫外線対策」も2割弱で5番目に多かったです。紫外線を浴びると肌が炎症を起こすため、「ニキビを悪化させる」と感じる方が多いのかもしれません。

紫外線を浴びると、皮膚に炎症が起こり、真っ赤で痛い日焼け(サンバーン)と、そ
の後に続く黒っぽくなる日焼け(サンタン)が急性障害として現れます。

続いて、下記にまとめたQ6の男女別グラフを見てみましょう。

男性の「過去に行った経験のあるニキビ対策TOP5」は下記の通りです。

1位「ニキビ対策をやったことがない35.4%(177人)」
2位「スキンケアの見直し20.8%(104人)」
3位「市販の塗り薬16.6%(83人)」
4位「よく寝る15.4%(77人)」
5位「皮膚科の塗り薬12.4%(62人)」

女性の「過去に行った経験のあるニキビ対策TOP5」は下記の通りです。

1位「スキンケアの見直し42.2%(211人)」
2位「よく寝る28.8%(144人)」
3位「紫外線対策27.6%(138人)」
4位「市販の塗り薬24.4%(122人)」
5位「皮膚科の塗り薬20.6%(103人)」

男女ともに「スキンケアの見直し」「よく寝る」「市販の塗り薬」「皮膚科の塗り薬」がTOP5にランクインしていました。

一方、下記のように男女差が目立ったニキビ対策もあります。

  • 「ニキビ対策をやったことがない」男性が女性の1.8倍
  • 「スキンケアの見直し」女性が男性の2.0倍
  • 「よく寝る」女性が男性の1.8倍
  • 「紫外線対策」女性が男性の2.9倍
  • 「皮膚科の塗り薬」女性が男性の1.7倍
  • 「低刺激なスキンケアやコスメを使う」女性が男性の2.8倍
  • 「エステ」女性が男性の2.5倍

男性は女性よりニキビ対策をやったことがない方が多いとわかりました。男性は、ニキビができても特に対策をせず放置しているのかもしれません。あるいは男性は女性よりニキビに悩む方が少ない可能性もあります。

一方、女性は男性より、ニキビ対策として「スキンケアの見直し」や「よく寝る」を実践したことがあるようです。

また女性は男性より「紫外線対策」「皮膚科の塗り薬」「低刺激なスキンケアやコスメを使う」「エステ」が多かったです。基礎化粧品や日焼け止めを塗ったり、皮膚科やエステに通ったりと、女性は男性よりニキビ対策にお金と時間を費やしていることがわかります。

Q7:ニキビが治ると思い、積極的に食べたことのある食品は何ですか?

※Q6で「食事改善」を選んだ方に質問
※複数選択可

ニキビが治ると思い、積極的に食べたことのある食品を聞いたところ、「野菜類56.21%(86人)」が最多で、「果実類39.87%(61人)」も多かったです。「きのこ類22.22%(34人)」「特になし21.57%(33人)」「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど)20.92%(32人)」も一定数いました。

なかでも多かったのが「野菜類」と「果実類」です。野菜や果物にはビタミンCが含まれたものが多いため、ニキビを治すために積極的に摂取したと考えます。なおビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲン合成に関する栄養素です。

3番目に多かったのは「きのこ類」です。きのこには野菜と同様に、食物繊維が多く含まれています。そのため食物繊維でお通じ改善させ、ニキビを対策しようと考えた方もいるのでは。

4番目に多かったのは「特に無し」でした。食品をプラスするのではなく、ニキビができそうな食品を抜いたり、サプリメントで補ったりしている方も一定数いそうです。

5番目に多かったのが「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど)」でした。豆類には、皮膚を作るたんぱく質やビタミンB1、ビタミンB2が含まれていますお通じ改善に関する食物繊維も豊富なため、ニキビ対策時に人気と考えます。

それでは、下記にまとめたQ7の男女別グラフを見ていきましょう。

男性の「ニキビが治ると思い、積極的に食べたことのある食品TOP5」は下記の通りです。

1位「野菜類57.4%(31人)」
2位「果実類31.5%(17人)」
3位「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど)27.8%(15人)」
4位「特になし25.9%(14人)」
5位「きのこ類22.2%(12人)」

女性の「ニキビが治ると思い、積極的に食べたことのある食品TOP5」は下記の通りです。

1位「野菜類55.6%(55人)」
2位「果実類44.4%(44人)」
3位「きのこ類22.2%(22人)」
4位「特になし19.2%(19人)」
5位「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど) 17.2%(17人)」※
5位「海藻類17.2%(17人)」※
※同率5位

男女ともに「野菜類」「果実類」「きのこ類」「特になし」「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど)」がTOP5にランクイン。

一方、下記のように男女差が目立った食品もあります。

  • 「豆類(大豆、大豆製品、いんげんまめなど)」男性が女性の1.6倍
  • 「いも類(さつまいも、じゃがいも、こんにゃくなど)」男性が女性の3.7倍
  • 「肉、加工肉」男性が女性の3.7倍
  • 「牛乳、乳製品」男性が女性の3.7倍
  • 「果実類」女性が男性の1.4倍

男性は女性より、「豆類」「いも類」「肉、加工肉」「牛乳、乳製品」が多かったです。ちなみに「豆類」「肉、加工肉」「牛乳、乳製品」はたんぱく質を多く含む食品です。

Q4の「次のうち、どの栄養素が栄養不足になったら、ニキビができやすくなると思いますか?」の調査では、男性の「たんぱく質」が女性の1.2倍という結果になりました。やはり男性はニキビ対策として、たんぱく質を重視しているのではないでしょうか。

女性は男性より「果実類」が多かったです。果実類にはビタミンCが豊富に含まれています。

なおQ4の調査では、女性の「ビタミンC」が男性の1.8倍でした。そのため女性はニキビ対策として、ビタミンCを重視していると考えます。

Q8:あなたはニキビ改善のサプリや栄養ドリンクを、どのような基準で選びますか?

※Q6で「栄養ドリンク」「市販のサプリ」を選んだ方に質問
※複数選択可

ニキビ改善のサプリや栄養ドリンクの選び方ポイントを聞いたところ、「成分の内容37.64%(67人)」が最多でした。次いで多かったのは「買いやすさ(コンビニですぐ買えるなど) 35.96%(64人)」「値段の安さ34.83%(62人)」です。

上記グラフを見てわかるように、「ランキングの評価5.06%(9人)」を除き、各項目ともに3割弱~4割弱と大差がありません

よってニキビ改善のサプリや栄養ドリンクは、「総合的に高評価なものが人気」と考えます。

ニキビに効果的かつ安全な成分が入っており、美味しい。さらに手頃な価格で、近所のコンビニですぐ買えるようなサプリや栄養ドリンクが、売れているのではないでしょうか。

それでは、下記グラフにてQ8の男女別の調査結果を見てみましょう。

男性の「ニキビ改善のサプリや栄養ドリンクの選び方ポイントTOP3」は下記の通りです。

1位「成分の内容38.36%(28人)」※
1位「買いやすさ(コンビニですぐ買えるなど) 38.36%(28人)」※
1位「安全性(副作用や添加物など) 38.36%(28人)」※
※同率1位

女性の「ニキビ改善のサプリや栄養ドリンクの選び方ポイントTOP3」は下記の通りです。

1位「成分の内容37.14%(39人)」
2位「買いやすさ(コンビニですぐ買えるなど) 34.29%(36人)」※
2位「値段の安さ34.29%(36人)」※
※同率2位

男女ともに、ニキビ改善のサプリや栄養ドリンクの「成分の内容」「買いやすさ」を重視しているようです。

一方、下記項目は男女間で差が見られました。

  • 「安全性」男性が女性の1.26倍
  • 「即効性」女性が男性の1.17倍
  • 「口コミの評判」女性が男性の1.30倍
  • 「ランキングの評価」女性が男性の2.43倍

男性は女性より、ニキビ改善のサプリや栄養ドリンクの「安全性」を重視すると判明。一方で女性は男性より、「即効性」重視にあるようです。

さらに女性は男性より、実際にサプリや栄養ドリンクを飲んだ方の感想や、ランキングを重視するとわかりました。女性は誰かが評価している商品の方が、安心して購入できるのかもしれません。

Q9:ニキビが治ると思い、飲んだことのある栄養ドリンクを教えてください。

※Q6で「栄養ドリンク」を選んだ方に質問
※複数選択可

「ニキビが治ると思い、飲んだことのある栄養ドリンク総合TOP5」は下記の通りです。

1位「エーザイ チョコラBBライト40%(32人)」
2位「エーザイ チョコラBBライト2 32.50%(26人)」
3位「エーザイ チョコラBBローヤル2 31.25%(25人)」
4位「エーザイ チョコラBBスパークリング26.25%(21人)」
5位「エーザイ チョコラBBハイパー25%(20人)」

TOP5の全てを占めるほど、ニキビ対策の栄養ドリンクは「エーザイのチョコラBBシリーズ」が人気のようです。チョコラBBの栄養ドリンクはコンビニに置いている場合が多いため、購入者も多いと考えます。

またTOP5のうち4個には、皮膚を作るのに欠かせない栄養素の「ビタミンB2」と「アミノ酸」が配合されていました。さらに1位~3位の栄養ドリンクは、全て10kcal未満と低カロリー

Q8「あなたはニキビ改善のサプリや栄養ドリンクを、どのような基準で選びますか?」の調査では、男女ともに「成分の内容」を最重視するとわかりました。そのため栄養ドリンクの成分やカロリーを確認したうえで、商品選択をしていると考えます。

さらにQ9の調査結果に基づき、下記の男女別グラフを作成しました。

男性の「ニキビが治ると思い、飲んだことのある栄養ドリンクTOP5」は下記の通り。

1位「エーザイ チョコラBBローヤル2 37.14%(13人)」
2位「エーザイ チョコラBBライト2 34.29%(12人)」※
2位「エーザイ チョコラBBハイパー 34.29%(12人)」※
4位「エーザイ チョコラBBライト 31.43%(11人)」
5位「大正製薬 リポビタンファイン 25.71%(9人)」
※同率2位

女性の「ニキビが治ると思い、飲んだことのある栄養ドリンクTOP5」は下記の通りです。

1位「エーザイ チョコラBBライト 46.67%(21人)」
2位「エーザイ チョコラBBライト2 31.11%(14人)」
3位「エーザイ チョコラBBスパークリング 28.89%(13人)」
4位「エーザイ チョコラBBローヤル2 26.67%(12人)」
5位「ポッカサッポロ キレートレモン 22.22%(10人)」

男女ともに「エーザイ チョコラBBライト」「エーザイ チョコラBBライト2」「エーザイ チョコラBBローヤル2」がTOP5にランクイン。こちらの3個は、「ビタミンB2」と「アミノ酸」が配合されており、4.5kcal~7.3kcalと低カロリーなのが特徴です。

男性は「エーザイ チョコラBBハイパー」「大正製薬 リポビタンファイン」がTOP5にランクイン。こちらの2個は「ビタミンB2」「ビタミンB6」「タウリン」が入っており、7kcal~14.3kcalと低カロリーなのが特徴です。

女性は「エーザイ チョコラBBスパークリング」「ポッカサッポロ キレートレモン」がTOP5にランクイン。こちらの2個は「ビタミンC」が入っており、56kcal~68kcalとややエネルギー量が高く、柑橘系の味わいが特徴です。

上記よりわかったことを、下記にまとめます。

  • 男性は「ビタミンB6」「タウリン」が入った栄養ドリンクを好む
  • 男性は低カロリーな栄養ドリンクを好む
  • 女性は「ビタミンC」が入った栄養ドリンクを好む
  • 女性は男性ほど栄養ドリンクのカロリーを気にしていない
  • 女性は柑橘系の味がする栄養ドリンクを好む

「ニキビが治ると思い、飲んだことのある栄養ドリンク」で男女の差が開いたのは?

下記のように男女で、大きく差があった栄養ドリンクもありました。

  • 「サントリー リフタージュ」男性が女性の7.72倍
  • 「エスエス製薬 エスカップ」男性が女性の7.72倍
  • 「ハウスウェルネスフーズ PERFECT VITAMIN 1日分のビタミン」女性が男性の1.56倍

男性は女性より、たるみ改善向けの「サントリー リフタージュ」や、疲労回復むけの「エスエス製薬 エスカップ」を選ぶ方が多かったです。リフタージュやエスカップにも、ニキビ改善が望める「ビタミンC」や「ビタミンB2」が入っています。

そのため男性は、「ニキビと一緒に他の悩みもまとめて解消させよう」と思っている方が多いのかもしれません。

一方、女性は男性より「ハウスウェルネスフーズ PERFECT VITAMIN 1日分のビタミン」を選んでいました。やはり女性はニキビ対策として、「ビタミンC」配合かつ柑橘系の栄養ドリンクを選ぶ傾向にあるようです。

Q10:ニキビが治ると思い、飲んだことのある市販のサプリや内服薬を教えてください。

※Q6で「市販のサプリ」「市販の内服薬」を選んだ方に質問
※複数選択可

「ニキビが治ると思い、飲んだことのある市販のサプリや内服薬の総合TOP5」は下記の通りです。

1位「DHC ビタミンC(サプリメント) 42.07%(69人)」
2位「エーザイ チョコラBBプラス(第3類医薬品) 31.71%(52人)」
3位「DHC マルチビタミン(サプリメント) 29.88%(49人)」
4位「DHC はとむぎエキス(サプリメント) 16.46%(27人)」
5位「小林製薬 命の母 発酵大豆イソフラボン エクオール(サプリメント) 9.76%(16人)」

TOP5のうち4個が、第3類医薬品や第2類医薬品ではなくサプリでした。またTOP5のうち3個がDHCのサプリでした。

TOP5のサプリは、主要成分がビタミンCやビタミンB群、はとむぎ、大豆イソフラボンと様々です。ただ「DHC ビタミンC」が4割で最多のため、サプリや内服薬の主要成分ではビタミンCが人気と考えます。

さらに、男女別のQ10の調査結果を下記グラフにまとめました。

男性の「ニキビが治ると思い、飲んだことのある市販のサプリや内服薬の総合TOP5」は下記の通りです。

1位「DHC ビタミンC(サプリメント) 38.71%(24人)」
2位「DHC マルチビタミン(サプリメント) 35.48%(22人)」
3位「エーザイ チョコラBBプラス(第3類医薬品) 25.81%(16人)」※
3位「DHC はとむぎエキス(サプリメント) 25.81%(16人)」※
5位「アサヒグループ食品 ディアナチュラ ストロング39アミノマルチビタミン&ミネラル(サプリメント) 16.13%(10人)」
※同率3位

女性の「ニキビが治ると思い、飲んだことのある市販のサプリや内服薬の総合TOP5」は下記の通りです。

1位「DHC ビタミンC(サプリメント) 44.12%(45人)」
2位「エーザイ チョコラBBプラス(第3類医薬品) 35.29%(36人)」
3位「DHC マルチビタミン(サプリメント) 26.47%(27人)」
4位「DHC はとむぎエキス(サプリメント) 10.78%(11人)」
5位「エーザイ チョコラBBピュア(第3類医薬品) 8.82%(9人)」

男女ともに「DHC ビタミンC(サプリメント)」「エーザイ チョコラBBプラス(第3類医薬品)」「DHC マルチビタミン(サプリメント)」「DHC はとむぎエキス(サプリメント)」がTOP5にランクイン特にビタミン類が入ったサプリが目立ちました

なお男性の5位は「アサヒグループ食品 ディアナチュラ ストロング39アミノマルチビタミン&ミネラル(サプリメント)で、女性の8.23倍も多かったです。男性は女性より、まとめてビタミンを摂りたい方が多いと考えます。

一方で女性の5位は「「エーザイ チョコラBBピュア(第3類医薬品)」でした。女性は男性より、ビタミンB群をピンポイントで摂りたい方が多いと考えます。

さらにQ10の調査結果より「覚えていない」「その他」を除き、「サプリメント」「第3類医薬品」「第2類医薬品」に大別した下記グラフを作成しました。

※全体の数328人を100%とした場合

ニキビが治ると思い、飲んだことのある市販のサプリや内服薬は、「サプリメント69.51%(228人)」「第3類医薬品29.57%(87人)」「第2類医薬品3.96%(13人)」という結果に。

「第3類医薬品」と「第2類医薬品」の合計は33.54%(100人)となり、サプリは内服薬の2.07倍でした。よって内服薬よりサプリでニキビを治そうとする方が多いとわかります。

さらに同調査結果に基づき、下記の男女別グラフを作成しました。

※男性は全体の数154人、女性は全体の数174人をそれぞれ100%とした場合

「サプリメント(男性74.68%(115人)/女性64.94%(113人))」「第3類医薬品(男性21.43%(33人)/女性31.03%(54人))」「第2類医薬品(3.90%(6人)/ 4.02%(7人))」という結果に。

男性の「サプリメント」は女性の1.15倍、女性の「第3類医薬品」は男性の1.45倍でした。男性は女性よりサプリメントを、女性は男性より第3類医薬品を多く選ぶとわかりました。