ワセリンでデリケートゾーンの黒ずみケアができるというツイートやインスタの投稿を見たことがあるのですが、ワセリンに黒ずみ改善の効果はあるのでしょうか?
使ってみて全然効果がなかった、肌トラブルが起きた…といった結果になるのは避けたいですよね。
そこで、ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみを改善できるのかを、成分や口コミから検証しました。デリケートゾーンの黒ずみに期待できる効果やメリットだけでなく、デメリット、副作用など良くない事実も隠さず紹介します。
目次
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみに効果ある?成分や値段
ワセリンは、保湿剤として主に乾燥やひび割れなどの皮膚トラブルに用いられています。無味無臭でアレルギーが起きにくいため全身をケアすることができ、赤ちゃんからお年寄りまで年代問わずに使用することができます。
ワセリンは石油から抽出された成分です。原材料が石油といわれると、肌に直接付けても大丈夫なのか心配になってしまいますよね。ましてや敏感なデリケートゾーンの黒ずみに使うのは、リスクが大きすぎるのでは?と感じるのではないでしょうか。
しかし、化粧品や医薬品として販売されているワセリンは、しっかりと精製して不純物を取り除いています。添加物もありませんので、安全性は高くなっています。デリケートゾーンへの使用も可能なので安心してください。
値段 | 50gで500円程度 |
---|---|
効果 |
|
特徴 |
|
安全性 | 赤ちゃんでも使えるくらい安全 |
使い心地 | ベタつく |
ワセリンには美白成分が入っていない
ワセリンには美白成分が含まれておらず、デリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいといえます。
ワセリンは油分が皮膚表面に膜を貼り、水分の蒸発を防止する作用があります。保湿効果が高いため、乾燥によるデリケートゾーンの肌トラブルには効果的といえるでしょう。
しかし黒ずみの素になるメラニンの生成を抑制したり、メラニンを還元するような成分ではないため、デリケートゾーンの黒ずみを改善できる可能性は低いです。
ワセリンはコスパが良い
ワセリンはコスパが良く、費用をかけずにデリケートゾーンの黒ずみケアをしやすいとの口コミがあります。
白色ワセリンの薬価は、1gあたり2.0~2.5円程度です。1g2.5円とすると100gで250円。医療機関で処方されると3割負担となりますので、75円程度で買えることになります。
実店舗や通販で販売されているワセリンは処方薬にくらべるとやや高めとなりますが、コスパは悪くありません。1gあたり10円程度となる商品であれば、50gなら500円程度で購入できます。
ワセリンをデリケートゾーンの黒ずみに使った人の口コミを調査
ワセリンをデリケートゾーンの黒ずみに使った人の口コミを調査した結果、効果があったという人もいれば効果はないと感じている人もいました。
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみに効果的という「良い口コミ」
ワセリンでデリケートゾーンの黒ずみが、薄くなってきたと感じている人はいるようです。ただ確実に薄くなった、なくなったという口コミは見つかりませんでした。
- 今ある黒ずみを薄くするというよりは、これから黒くなってしまうのを予防する目的で使っています。
- 朝晩、ワセリンを多めに塗ってみて、黒ずみが薄くなってきた気がする。保湿って大事なんだな。
- たっぷり塗ってたら、なんとなくだけど黒ずみ良くなってきたような。
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみには効果なしという「悪い口コミ」
ワセリンはデリケートゾーンの乾燥やかゆみに効果を感じられても、黒ずみへの効果はないという意見が目立ちました。
- デリケートゾーン脱毛後のケアに使っています。かゆみや肌荒れ防止には良いけど、黒ずみには効果ないかな。
- 乾燥するので毎日塗ってるけど、色素沈着には効果がなさそう…。
- 保湿するだけでは、黒ずみは取れないみたいです。どこにでも売ってるようなワセリンじゃダメなのか?
ワセリンは保湿効果でデリケートゾーンの黒ずみの予防に使える
ワセリンの保湿成分がデリケートゾーンの肌に潤いを与え、保護することで、デリケートゾーンの黒ずみを防ぐことができます。ただし、ワセリンには美白成分が含まれていないので、デリケートゾーンの黒ずみを改善する効果はありません。
デリケートゾーンの黒ずみを軽減するために、ワセリンを保護剤として使うことはできますが、デリケートゾーンの黒ずみを治すなら市販クリームがおすすめです。
ワセリンのデリケートゾーンの黒ずみへの2つの効果
ワセリンにはデリケートゾーンの黒ずみへ2つの効果が期待できます。
保湿と皮膚を保護する効果です。
ワセリンの効果1:保湿
ワセリンの保湿効果は、デリケートゾーンの黒ずみを予防できる可能性があります。
ワセリンの油分には、皮膚に塗ると水分の蒸発を防止する作用があります。肌に水分を与えてからワセリンで蓋をすれば、潤いのある肌を長時間キープできるようになります。
乾燥したデリケートゾーンは、黒ずみができやすい状態です。肌のバリア機能が壊れやすくなっており、少しの刺激でもメラニンを過剰生成しやすくなります。また肌のターンオーバーが乱れ、メラニンが排出されにくくなってしまいます。
ワセリンで保湿し乾燥しないデリケートゾーンになれば、新たな黒ずみが増えにくくなるでしょう。
ワセリンの効果2:皮膚を保護し刺激から守る
ワセリンにはデリケートゾーンの皮膚を保護し、刺激による黒ずみ発生を予防する効果が期待できます。
皮膚表面を覆うワセリンは、バリア機能と同じような働きがあります。
デリケートゾーンは皮膚が薄いうえに、下着やナプキンなどとの摩擦が起きやすい部位です。また脱毛によるダメージもあります。常に刺激を受けているような状態ですので、黒ずみもできやすくなってしまいます。
しかしワセリンの保護機能が刺激から守ってくれれば、黒ずみを増やさずに済むのです。
効果まとめ:美白有効成分は入っていないので改善はできない
ワセリンには美白有効成分が入っていないので、デリケートゾーンの黒ずみを改善することはできません。ですが、肌の保湿や保護効果があるので、デリケートゾーンの黒ずみの予防に使うことができます。
ワセリンの安全性|デリケートゾーンの黒ずみに使っても大丈夫?
ワセリンは安全性が高く、デリケートゾーンの黒ずみには使いやすいアイテムです。
しかし副作用は少ないとはいっても、100%起きないわけではありません。またデリケートゾーンの黒ずみには、向いていない種類のワセリンもあるので気を付けてください。
ワセリンで副作用が起きる可能性は低い
ワセリンは副作用が少なく、デリケートゾーンの黒ずみにも使用できます。
赤ちゃんでも使用できますし、実際に医療現場でも使用されていますので、安全性は高いです。
しかし副作用が起きないとは言い切れません。
もし肌に合わないと感じたときは、使用を中止するようにしてください。
また、ワセリンは脂漏性皮膚炎や炎症がある肌への使用は推奨されていませんので、控えるようにしましょう。
ワセリンの一般的な副作用
- かぶれやかゆみ
- 赤みや発疹
- 乾燥やかさつきの悪化
ワセリンを大量に摂取すると吐き気や下痢を起こすことがありますが、肌に塗る分には心配ありません。多少口の中に入る程度であれば副作用はほぼないとされていますので、唇のひび割れなどにも問題なく使用できます。
デリケートゾーンに使えるワセリンの種類
ワセリンは純度により4つの種類に分けられています。純度が高いほど刺激が少なくなっていますので、デリケートゾーンの黒ずみには精製度が高いワセリンを選ぶようにしてください。
ワセリンの刺激が強いとかゆみやかぶれなどの炎症が起きやすくなりますし、デリケートゾーンの黒ずみが悪化する可能性もあるので注意をしましょう。
ワセリンの種類
純度が高い順から以下のようになります。
- サンホワイト
- プロペト
- 白色ワセリン
- 黄色ワセリン
一般的にワセリンと呼ばれているのは、白色ワセリンになります。デリケートゾーンの黒ずみには白色ワセリン以上の種類を使用するのが良いでしょう。
もし白色ワセリンが肌に合わないときはプロペト、プロペトも肌に合わなければサンホワイトを使ってみてください。
ただ、ワセリンは純度が高いほど価格は高くなって行きます。またサンホワイトは医薬品ではなく化粧品となっていますので、処方していない医療機関もあります。処方している医療機関でも保険の適用外となり、費用負担が大きくなりがちです。
ワセリンでデリケートゾーンの黒ずみケアをするメリット・デメリット
デリケートゾーンの黒ずみをワセリンでケアする際のメリットとデメリットを3つずつ紹介します。「使わなければよかった」と後悔しないように、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
ワセリンで黒ずみケアをする3つのメリット
デリケートゾーンの黒ずみをワセリンでケアするメリットは、黒ずみ予防、刺激を感じにくい、使い方が簡単という3つです。
メリット1:黒ずみを予防できる
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみを予防できます。保湿効果が高く皮膚を保護する効果があり、乾燥や刺激による黒ずみを増やしにくくします。
メリット2:刺激が少ない
ワセリンは刺激が少なく、敏感なデリケートゾーンの黒ずみにも使用しやすくなっています。副作用の報告もほとんどありません。
メリット3:使い方が簡単
ワセリンは使い方が簡単で、デリケートゾーンの黒ずみもケアしやすいです。
塗るタイミングは皮膚が清潔になり水分量が増えている入浴直後がベストでしょう。
ワセリンの使い方
- デリケートゾーンを洗い清潔にする
- 粘膜を避けてワセリンを塗る
ワセリンは肌にとどまる時間が長いため、1日1回のケアで十分。時間も手間もかからないので、忙しい女性でも続けやすいのではないでしょうか。
ワセリンで黒ずみケアをする3つのデメリット
デリケートゾーンの黒ずみをワセリンでケアするデメリットは、黒ずみは改善できない、使用感が良くない、潤いを与える効果はないの3つです。
デメリット1:黒ずみを改善できない
ワセリンでデリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいです。
ワセリンには美白成分が含まれていないため、黒ずみの素になるメラニンの生成を抑制したり、還元したりする効果はありません。保湿をすることでデリケートゾーンに黒ずみができないように予防することは可能ですが、すでにできてしまった黒ずみを消す効果は期待できないのです。
ワセリンよりもトラネキサム酸、アルブチン、ビタミンC誘導体などのように、「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ」と厚生労働省が認めているような美白有効成分のほうがデリケートゾーンの黒ずみには効果的です。
デメリット2:使用感が良くない
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみケアができるとはいっても、使用感が苦手という口コミはあります。
ワセリンはほとんどが油分のためべたつきを感じやすく、伸びにくいいのがデメリット。できるだけ薄く塗る、塗ったあとにティッシュで押さえるようにするなどベタベタ感を軽減する塗り方はあるのですが、不快に感じるケースは少なくありません。
デメリット3:潤いを与えるわけではない
ワセリンはデリケートゾーンを保湿し、黒ずみを予防する効果が期待できます。
しかし、ワセリンは潤いを与えたり、増やしたりする成分ではありません。油分で肌の表面にフタをして、水分が逃げるのを防止しているだけです。肌の内側は水分が足りないことも考えられ、デリケートゾーンの根本的な乾燥改善にはならないといえるでしょう。
デリケートゾーンの黒ずみにワセリンが向いている人向いていない人
ワセリンは副作用が少なく、デリケートゾーンの黒ずみをケアしても刺激を感じにくのですが、脂漏性皮膚炎など使用を控えた方がいいケースがあります。
また、ワセリンには保湿や皮膚を保護する効果があるので、デリケートゾーンの乾燥や脱毛などの刺激により発生する黒ずみを予防できます。しかし美白成分は含まれておらず、出来てしまった黒ずみを改善する効果は望めません。
そしてベタベタする使用感が苦手な人は、ワセリンは使いにいと感じると思います。
ワセリンでの黒ずみケアが向いている人
- デリケートゾーンが乾燥している人
- デリケートゾーンの脱毛をしている人
- 刺激が少ないアイテムでケアしたい人
ワセリンでの黒ずみケアが向いていない人
- デリケートゾーンの黒ずみを改善したい人
- 脂漏性皮膚炎の人
- ベタベタするのが苦手な人
ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみよりも乾燥ケアに使いたい
ワセリンでデリケートゾーンをケアするなら、黒ずみケアよりも乾燥ケアを目的とするのが良いでしょう。
ワセリンは肌のバリア機能と同じような作用があり、水分を逃さず保湿や刺激から守る効果が期待できます。刺激も少なく乾燥しがちなデリケートゾーンのケアにはぴったり。
しかし、ワセリンには美白効果はなく、デリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいです。デリケートゾーンの黒ずみを改善するなら、ワセリンよりも美白有効成分を使用するのが効果的です。