栄養改善でのダイエットの成功率は30.09%!人気のサプリやプロテインは?【女性1,000人調査】

3行で紹介!

  • 女性の3人に2人が栄養バランスに気を使ったダイエット経験あり!うち約3割はダイエットに成功
  • ダイエットにより栄養不足になったことがある人は約1割。うち半数以上が「イライラ」を経験
  • ダイエット系サプリ1位は「ファンケル カロリミット」、ダイエット系プロテインは「明治ザバス」が人気

「食べ物を気にしているのに痩せない…」「食事系ダイエットって本当に効果があるの?」と思っていませんか。食事を改善したりサプリを飲んだりしても、なかなか痩せないと不安になりますよね。

食事系ダイエットを頑張る皆さんのために、当編集部は1,000人の女性を対象とした「ダイエットと栄養に関する調査」を実施しました。こちらのページを読めば、栄養を考えたダイエットの経験率や成功率、人気のダイエット法がわかります。

食事系ダイエットを行い起こった体調不良をはじめ、皆が飲んだことのあるダイエット系サプリメントやプロテインも調べたので是非参考にしてみてください。

■1,000人の女性を対象としたダイエットと栄養に関する調査について
調査対象:18-65歳の女性
対象人数:1,000人
調査対象地域:日本全国
調査方法:freeasy(インターネット調査)
調査期間:2022年6月2日~2022年6月3日
調査目的:ダイエットと栄養に関する意識調査

Q1:ダイエットするために、食事の栄養バランスに気を使ったことがありますか?

「気を使ったことがある66.80%(668人)」「気を使ったことはない33.20%(332人)」という結果になりました。

女性の約3人に2人が、ダイエット目的で食事の栄養バランスに気を使ったことがあるようです。

ちなみにダイエットを成功させるには、消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る必要があります。そのため体を動かし消費エネルギーを上げるか、食事改善で摂取エネルギーを減らすことが大切です。

特に運動嫌いな方は、食事系のダイエットを選んでいるのではないでしょうか

Q2:ダイエットをするため、どのように栄養バランスを整えましたか?

※Q1で「気を使ったことはない」を選んだ方は、ダイエット目的で栄養バランスに気を使う場合を想定し回答
※複数選択可

ダイエットをするための栄養バランスの整え方は、「献立やレシピを工夫した42.2%(422人)」が最多でした。「サプリやプロテインなどを使用した29.1%(291人)」「ネットで栄養学を勉強した27.5%(275人)」も多かったです。

食べ物を見直したりサプリを飲んだりと、毎日簡単にできる方法が人気のようです。

また「ネットで栄養学を勉強した」は「本で栄養学を勉強した」の約3.20倍でした。わざわざ本を買い勉強するのではなく、ネットでサクッと調べたい方が多いとわかります。

Q3:栄養を考えたダイエットをした結果、成功しましたか?

※Q1で「気を使ったことがある」を選んだ方に質問

栄養を考えたダイエットの結果を聞いたところ、「成功した30.09%(201人)」「成功しなかった27.84%(186人)」「どちらとも言えない42.07%(281人)」という結果になりました。

「成功した」は約3割、「成功しなかった」は3割弱と大差がありませんでした。栄養を考えたダイエットは、何らかの理由により成功が左右されるようです。

また4割以上が「どちらとも言えない」と回答していることより、ダイエットの途中の方も多いと考えます。またはダイエットで一旦痩せても、リバウンドした方もいると推測します。

Q4:ダイエットをしていて栄養不足(栄養失調)になったことはありますか?

ダイエットにより栄養不足(栄養失調)になった経験を質問したところ「ある11.5%(115人)」「ない43.9%(439人)」「わからない25.7%(257人)」「ダイエットをしたことがない18.9%(189人)」という結果に。

ダイエットにより栄養不足(栄養失調)になったことが「ある」は約10人に1人。さらに「ない」は「ある」の3.82倍であることから、ダイエットにより栄養不足(栄養失調)になる確率は低いとわかります。

しかし4人に1人は「わからない」と回答しているため、栄養不足(栄養失調)になっていることに気づいていない方もいるのではと考えます。

Q5:ダイエットによる栄養不足(栄養失調)で起こった症状は何ですか?

※Q4で「ある」を選んだ方に質問
※複数選択可

ダイエットによる栄養不足(栄養失調)で起こった症状は、「イライラ54.78%(63人)」が最多でした。「貧血43.48%(50人)」「倦怠感37.39%(43人)」も多かったです。

ダイエットで食事量を減らすと、あらゆる栄養素が不足しがちに。例えば、カルシウムや糖質が不足するとイライラしやすくなり、鉄が不足すると貧血や倦怠感が起こりやすくなるのです。

糖質オフ、カロリーオフ、1日1食など、何かを制限する食事はストレスのもと。ストレスは脳機能の低下をはじめ、自律神経やホルモンのバランスを乱したり、免疫力を低下させたりし、様々な不調の原因となります。

ダイエット中はつい無理な食事制限をしてしまいがちですが、体調を崩してしまっては本末転倒。健康的にダイエットを成功させていきたいものです。

Q6:ダイエットのために欠かせない栄養素は何だと思いますか?

※複数選択可
※全30項目中1位~10位の項目を抜粋

ダイエットのために欠かせない栄養素は、「たんぱく質60.0%(600人)」が最も多かったです。「水分40.1%(401人)」「食物繊維32.5%(325人)」も目立ちました。

「たんぱく質」が人気の理由は、筋肉づくりに欠かせない栄養素だからでしょうか。「筋肉量を増やし代謝を上げたい」と考えている方も多そうです。

「水分」が人気の理由は、水にはエネルギーがないためと考えます。水を飲み、空腹感を紛らわせている方もいるのではないでしょうか。

「食物繊維」が人気の理由も、エネルギーが少ないためと考えます。他にも食物繊維には、お通じ改善や糖の吸収を穏やかにするなどの特徴があり、ダイエットに効果的なイメージがあるのでしょう。

Q7:ダイエットで避けたい栄養素は何だと思いますか?

※複数選択可
※全30項目中1位~10位の項目を抜粋

ダイエット中に避けたい栄養素は、「炭水化物(糖質) 41.8%(418人)」「脂質41.5%(415人)」が特に多かったです。以降は「分からない25.1%(251人)」「コレステロール20.1%(201人)」と続きます。

ダイエット中に甘いものや脂っぽいものを避ける方は多そうですね。たしかに「炭水化物(糖質)」や「脂質」は、人間の主なエネルギー源であり、本能的に「美味しい」と感じるため、つい食べ過ぎてしまいそうです。

また脂質の一種である「コレステロール」を選んだ方も多くいました。しかしコレステロールの場合、過剰摂取が必ずしも肥満につながるわけではありません。

LDLコレステロールの数値にはまず遺伝的な要因が関係します。だから同じように生活していても、高い人とそうでない人がいます。肥満とも必ずしも関係なく、やせていてもLDLコレステロールが高い人はいます。

ただコレステロールを過剰に摂取すると脂質異常症や動脈硬化の原因となるため、摂りすぎには注意です。

■健康的にダイエットを行うには栄養バランスが大切
確かにダイエット中に摂りたい栄養素や、控えたい栄養素はあります。しかし栄養が偏ると体調を崩したり、かえって痩せにくくなったりするのです。

そのため普段の食事に色々な食材をまんべんなく取り入れ、栄養バランスが偏らないようにしましょう

Q8:あなたがやったことのある食事系のダイエット法を教えてください。

※複数選択可

調査によりわかった人気の食事系ダイエットTOP4は下記の通りです。

1位「おやつを控える44.0%(440人)」
2位「食べ順ダイエット23.6%(236人)」
3位「置き換えダイエット22.9%(229人)」
4位「きちんと3食を食べる22.2%(222人)」

なかでも一番人気だったのが「おやつを控える」お菓子は高炭水化物・高脂質で、高エネルギーなものが多いため、おやつを控えることで摂取エネルギーを抑えることができます。どうしてもお菓子をやめられない場合は、1日200kcal前後までに抑えるとよいでしょう。

一方でお金がかかる「サプリメントやプロテイン15.1%(151人)」、手間がかかる「カロリー計算14.0%(140人)」「レコーディングダイエット13.4%(134人)」、過酷なイメージが強い「ファスティング(断食)12.5%(126人)」などは、上位にランクインしていませんでした。

普段の食事に一工夫するだけの、手軽なダイエット法が人気なようです。

Q9:ダイエットのために飲んだことのあるサプリメントを教えてください。

※Q8で「サプリメントやプロテイン」を選んだ方に質問
※プロテインは含まない
※複数選択可

調査でわかった「ダイエットのために飲んだことのあるサプリメントTOP5」は下記の通りです。

1位「ファンケル カロリミット64.90%(98人)」
2位「DHC フォースコリー21.85%(33人)」
3位「ファンケル 内脂サポート11.26%(17人)」
4位「富士フイルム メタバリア7.95%(12人)」
5位「大正製薬 おなかの脂肪が気になる方のタブレット7.28%(11人)」

ダイエット系サプリメントでは、「ファンケル カロリミット」が堂々の1位となりました。

「カロリミット」は上記5個のサプリメントの中で唯一、糖と脂質の両方の吸収抑制が望めます。糖と脂質は主要なエネルギー源となるため、「食べ過ぎた時にカロリーを抑えたい」と思う方が多いのかもしれません。

またテレビCMによる知名度がある、1ヶ月あたり1,500円程度と安いことも、人気の理由でしょうか。なお「カロリミット」は、上記5個のサプリメントの中で最も安かったです。

「ダイエットのために飲んだことのあるサプリメントTOP5」の傾向を分析

ファンケル、DHC、富士フイルム、大正製薬と、大手企業のサプリメントが上位にランクイン。「知っている企業のサプリなら安心して飲める」という方も多そうです。

またカプセルより錠剤タイプが多く、飲みやすさにこだわっている方も多いと考えます。

5個中3個が「代謝アップ系サプリメント」のため、消費エネルギーを高めたい方も一定数いるようです。なおダイエットサプリメントのタイプには、「代謝アップ系」「糖質・脂質カット系」「腸内環境を整える系」があります。

一方で上記5個のサプリメントの値段は、約1,500円~約4,000円※とバラつきが見られました。ダイエット系サプリメントの値段は、そこまで重視されていないのかもしれません。

※2022年6月16日Amazonにて調査

Q10:ダイエットのために飲んだことのあるプロテインを教えてください。

※Q8で「サプリメントやプロテイン」を選んだ方に質問
※サプリメントは含まない
※複数選択可

調査によりわかった「ダイエットのために飲んだことのあるプロテインTOP5」は下記の通りです。

1位「明治ザバス ソイプロテイン100(29.14%(44人))」
2位「明治ザバス ホエイプロテイン100(20.53%(31人)) ※」
2位「DHC プロテインダイエット(20.53%(31人)) ※」
4位「明治ザバス アスリート ウェイトダウン(13.25%(20人))」
5位「明治ザバス for Woman シェイプ&ビューティ(12.58%(19人))」
※同率2位

ダイエット系プロテイン1位に輝いたのは「明治ザバス ソイプロテイン100」体の引き締めを目的とした「明治ザバス ソイプロテイン100」は、筋肉づくりを目的とした「明治ザバス ホエイプロテイン」より8.61%(13人)多かったです。

ダイエットをする女性は、筋肉がある体より、スッキリと引き締まった体を目指している方が多いのかもしれません。

2位の「明治ザバス ホエイプロテイン100」は、ダイエット系プロテイン人気TOP5の中で唯一体内への吸収が速いホエイプロテインを配合しており、筋肉づくりに適したプロテインです。そのため筋肉をつけメリハリボディを目指す女性も一定数いるとわかります。

3位の「DHC プロテインダイエット」は、食物繊維やヒアルロン酸、コエンザイムQ10が入ったソイプロテイン。フレーバーが5種類と豊富なことも特徴です。「DHC プロテインダイエット」は、ダイエットと美肌を気にする女性に選ばれていると考えます。

「ダイエットのために飲んだことのあるプロテインTOP5」の傾向を分析

ダイエット系プロテインでは、「明治ザバス」の商品が人気とわかりました。知名度が高かったり、用途に合わせて選べたりする点が人気の理由でしょうか。

またTOP5のプロテインのうち4個がソイプロテインという結果に。やはり女性は、筋肉づくりで注目されるホエイプロテインより、腹持ちがよく体の引き締めに効果的なソイプロテインを選ぶ傾向にあるようです。

そして1位~3位のエネルギーは100kcal~170calでたんぱく質が20.0g前後、4位~5位のエネルギーは77kcalでたんぱく質が12.0g~16.0g。エネルギーの低いプロテインより、たんぱく質が多いプロテインが人気のようです