北海道南西沖地震災害（1993）

　目次：　Clinical Engineering、Quintessence of Dental Technology、Radioisotopes、大阪市勤務医師会研究年報、救急医学、教育と医学、クリニカルスタディ、現代のエスプリ、厚生省精神・神経疾患研究委託費による10年度研究報告集、厚生省精神・神経疾患研究委託費による11年度研究報告集、事例から学ぶ災害医療、精神科診断学、精神神経学雑誌、精神療法、治療学、道南医学会誌、日本歯科医師会雑誌、日本補綴歯科学会雑誌、保健の科学、

■Clinical Engineering

• 北海道南西沖地震における救護活動

  鎌田剛(函館赤十字病院)：Clinical Engineering 5巻6号 Page396-398(1994.06)

■Quintessence of Dental Technology

• 北海道南西沖地震被災者に対する歯科技工救援活動

  田中春樹(北海道医療大学歯学部附属病院 歯技工), 坪井久雄, 田中隆, 他：Quintessence of Dental Technology 20巻7号 Page979-986(1995.07)

■Radioisotopes

• 放射能測定などによって明らかにされる1993年北海道南西沖地震に起因する海底タービダイト

  金井豊(地質調査所), 中嶋健：Radioisotopes 44巻12号 Page856-864(1995.12)

■大阪市勤務医師会研究年報

• 災害と精神保健　北海道南西沖地震による奥尻島における精神保健調査から

  広常秀人(大阪市勤務医師会), 鵜飼卓, 小土井直美, 他：大阪市勤務医師会研究年報 24号 Page361-364(1996.03)

■救急医学

• 救急医療と法医学 大災害

  庄司宗介(東京都監察医務院)：救急医学 18巻2号 Page179-184(1994.02)

• 災害時における社会の対応と国際共同体

  GunnS.William A：救急医学 18巻2号 Page211-215(1994.02)

• MDR災害救急トレーニング（18巻 9号 Page1129-1131）

• 北海道南西沖地震における奥尻町国民保険病院の救急医療活動について

  （高原　喬ほか,救急医学, 18:1645-8,1994）

■教育と医学
特集・心的外傷とストレス

• 災害が子どもに及ぼす影響　北海道南西沖地震を体験した子どものストレス

  藤森和美(聖マリアンナ医学研究所)：教育と医学 45巻8号 Page737-745(1997.08)

■クリニカルスタディ
特集【災害時の看護を考えてみよう】　災害看護の実際　その時看護婦はどうしたか】

• 災害時の看護を考えてみよう

  三島ミヤ子(国立病院東京災害医療センター)：クリニカルスタディ 19巻3号 Page246-247(1998.03)

• 阪神・淡路大震災の場合　看護婦としての使命感につき動かされて

  河内陽子(神戸市立中央市民病院)：クリニカルスタディ 19巻3号 Page248-252(1998.03)

• 雲仙普賢岳噴火の場合　災害の対応から見えてきた看護

  高口榮子(長崎県福祉保健部)：クリニカルスタディ 19巻3号 Page253-256(1998.03)

• 北海道南西沖地震の場合　地震直後の避難所で展開した支援活動

  小玉登美子(函館赤十字病院)：クリニカルスタディ 19巻3号 Page257-260(1998.03)

• 北海道南西沖地震を体験した大人と子どもの心の健康

  （藤森和美：現代のエスプリ1996年2月別冊、p.65-75）

■厚生省精神・神経疾患研究委託費による10年度研究報告集

• 自然災害によるトラウマと被災者の精神健康　北海道南西沖地震の被災者

  藤森立男(横浜国立大学), 藤森和美：厚生省精神・神経疾患研究委託費による10年度研究報告集 Page238(1999.12)
  Abstract：北海道南西沖地震による被災者のハイリスク者の出現率は4年3ヵ月が経過した時点においても依然として一般成人の数値を大きく上回っており,この結果は本研究の仮説を支持するものであった．

■厚生省精神・神経疾患研究委託費による11年度研究報告集

• 外傷ストレス関連障害の病態と治療ガイドラインに関する研究　自然災害が被災者に及ぼす長期的影響

  藤森立男(横浜国立大学), 藤森和美：厚生省精神・神経疾患研究委託費による11年度研究報告集 Page143(2000.12)
  Abstract：北海道南西沖地震による災害から6年2ヵ月が経過した時点においても被災者の精神健康への長期的な悪影響が確認されており,仕事や経済再建に寄与する社会的支援対策および中高年層の問題や被災者の悩みの相談相手となる心理的支援対策の充実があらためて必要であることを示している．

■事例から学ぶ災害医療、南江堂、東京

• 北海道南西沖地震　１（浅井康文ほか、p 48-55）
• 北海道南西沖地震　２（鵜飼　卓、p 56-61）

■精神科診断学

• 北海道南西沖地震災害による被災者の精神健康に関する研究

  藤森立男(横浜国立大学 経営), 藤森和美 ：精神科診断学 7巻1号 Page65-76(1996.03)
  Abstract：1994年5月の時点で,精神健康調査票を用いて奥尻島青苗地区の被災成人を対象として調査した.非器質性非精神病性の精神障害を有する恐れがあるかどうかを判別する閾値点が6点以上の大坊・中川等の判定基準では高得点者が被災者の77%,又,閾値点が7点以上の福西の判定基準では72%となった.被災者の精神健康度は被害程度によっても異なっており,被害が大きく深刻な被災者ほど心理的ダメージが深いことを示した.特に,家族内に死傷者がおり家屋が全壊している死傷者群は大多数がハイリスク者と判定された．

• 北海道南西沖地震を体験した児童・生徒の長期化する精神健康の問題

  藤森和美(聖マリアンナ医学研究所), 藤森立男, 山本道隆：精神科診断学 7巻1号 Page77-87(1996.03)

■精神神経学雑誌

• 北海道における災害精神保健活動の現状と問題点　北海道南西沖地震の経験から

  七田博文(北海道立精神保健福祉センター)：精神神経学雑誌 98巻10号 Page793-798(1996.10)

■精神療法

• 北海道南西沖地震を体験した子どもの精神健康

  藤森和美(聖マリアンナ医学研究所), 藤森立男, 山本道隆：精神療法 22巻1号 Page30-40(1996.02)

■治療学
特集【災害医療　危機管理の視点と組織作り】

• 北海道南西沖地震における災害時の保健師活動

  小倉こずえ(奥尻町役場)：治療学 36巻9号 Page968(2002.09)

■道南医学会誌

• 1993年北海道南西沖地震医療班報告

  大城忠(函館稜北病院), 畑中恒人, 内山清, 他：道南医学会誌 29号 Page338-340(1994.08)

• 北海道南西沖地震における奥尻島での初動救護経験

  枝沢寛(函館赤十字病院), 丸山裕, 伊藤靖男, 他 ：道南医学会誌 29号 Page341-344(1994.08)

■日本歯科医師会雑誌

• 災害と歯科医療 北海道南西沖地震被災者への歯科救援活動

  平井敏博(北海道医療大学), 石島勉, 越野寿, 他：日本歯科医師会雑誌 47巻7号 Page653-655(1994.10)

■日本補綴歯科学会雑誌

• 災害時の歯科救援活動に関する一考察 北海道南西沖地震被災者に対する歯科補綴学的対応と調査から

  平井敏博(北海道医療大学), 石島勉, 越野寿, 他：日本補綴歯科学会雑誌 39巻1号 Page114-122(1995.02)
  Abstract：1)義歯装着未経験者を含む一般の人々の義歯あるいは義歯装着者に対する認識の程度は低く,義歯の必要性やその役割などについての啓蒙が必要であった。2)災害発生時の医療活動には歯科医師の参加が望ましく,特に災害発生後の避難生活が長期化することが予測されるような場合には,咀嚼機能を確保するための補綴処置をも行い得る歯科医療援助活動体制を整理する必要がある。3)新義歯装着3ヵ月後の予後調査から,今回の診療班が製作・装着した義歯はおおむね良好な経過を辿っており,咀嚼,発音,外観など機能的にも形態的にも多くの改善点が認められ,義歯を紛失した被災者にとって本診療活動が有意義であった．

■保健の科学

• 北海道南西沖地震の被災者のメンタルヘルス

  藤森和美(聖マリアンナ医学研究所), 藤森立男：保健の科学 37巻10号 Page689-695(1995.10)