ご挨拶

 全国循環器撮影研究会(全循研)のホームページへようこそアクセス下さいました。本研究会は全国10の研究会が集まり、循環器領域での発展、研鑽を目指して活動しております。さて、私は昨年に引続き平成19年度も会長を仰せつかりました関西循環器撮影研究会の安永と申します。本研究会も1986年発足から今年で21年を迎えました。
 本会では会則にありますように「循環器撮影およびその関連技術に関する研究」を、技術変化に惑わされる事なく時代に即したテーマで対応し取組んで参りました。また被ばく低減に向けた取組みも一貫して行って参りました。
 平成13年にスタートしました全循研主催の「循環器被ばく低減技術セミナー」は全国各地の推進母体を中心に開催して頂いています。一人でも多くの方に参加して頂き、被ばく低減に努めて頂きたいとの主旨のもと開催しております。  本年度からの新しい事業の一つに「被ばく線量低減推進施設認定」を始めました。本会の「被ばく線量低減推進施設認定基準作成委員会」でまとめた認定基準に則りスタートさせています。審査方法は書類審査で、その書式等の入手はホームページからダウンロードできます。尚、審査資格には「被ばく低減セミナー」受講と、推進母体からの推薦を必須としています。是非、セミナー受講とお近くの推進母体への入会をお願い申し上げます。本施設認定に奮って申請下さい。
 さて皆様もご存知かと思いますが、本年4月の日本放射線技術学会総会学術大会、第48回放射線撮影分科会で「循環器専門技師に必要な知識と技術」と題するワークショップが開催されました。いよいよ循環器関係の技師認定制度設立への動きが見えてきました。「血管撮影インターベンション専門技師:現時点での仮称」設立が現実のものとなりつつあります。今後の動向にご注目下さい。
 ところで愛媛・岡山・広島それぞれの地域では、3研究会が推進母体として活動されていましたが、今後の発展を期して推進母体を統合して協力する事が3代表により話し合われました。結果、意見一致し「中四国循環器画像技術研究会」が新たに発足しました。会長に水谷宏氏(松山赤十字病院)が就任されました。今後の活躍に期待します。よって、これまでの12推進母体から本年度から10推進母体となります。
 最近は推進母体同士の交流も盛んに行って頂いています。会員・賛助会員・メーカーの皆様をはじめ全国10の推進母体の皆様には本ホームページを大いに利用して情報交換をして頂くようにお願い申し上げます。推進母体の幹事の皆様にはその“舵取り”をお願いしたい次第です。おのおのの推進母体の活動状況を眺めて、是非、機会がありましたら互いに参加して一緒に学べたら素晴らしい事と思います。全循研に今後とものご支援ご指導をお願いして挨拶とします。

平成19年度全国循環器撮影研究会
会長  安永 國廣