平成15年 16年 課題研究
IVRにおける術者負担の少ない防護用具の開発
-現有の防護用具の見直しと新しい防護用具の開発-
-現有の防護用具の見直しと新しい防護用具の開発-
奈良県立医科大学附属病院 才田 壽一
吉岡 孝之
清水 幸三
財団法人厚生会仙台厚生病院 荒井 剛
労働福祉事業団東北労災病院 高橋 健
山形大学医学部附属病院 佐藤 俊光
済生会吹田病院 吉岡 大輔
吉岡 孝之
清水 幸三
財団法人厚生会仙台厚生病院 荒井 剛
労働福祉事業団東北労災病院 高橋 健
山形大学医学部附属病院 佐藤 俊光
済生会吹田病院 吉岡 大輔
1.はじめに
近年、IVRの発達に伴う術者被ばくの増大は深 刻な問題である。実際、年間許容量を超えて被ば くしている術者も多く、より厳しく被ばく管理を 行う必要がある。その対策としては、放射線防護 衣のみの防護では不十分であり、補助的な防護用 具の使用が必須である。我々は、従来より装置に 取り付ける防護用具の開発を行い、その有用性を 示してきた。現在では、血管撮影装置に標準 仕様的に使用されるようになってきている。しか しこれらの防護用具は、術者の作業位置を全て網 羅できないため、術者の防護衣の補助的な使用に 留まっているのも現状である。そこで、今回、既 存の防護用具の見直しを行い、手技別に最適な防 護用具を検討するとともに、IVRにおける術者負 担の軽減を第一目標とした、全く新しい防護用具 の開発を最終目的とする。対象としては、心臓カ テーテル検査の鼠経部アプローチおよび手からの アプローチを視野に入れ、その他の一般的なIVR にも対応を広げる。
近年、IVRの発達に伴う術者被ばくの増大は深 刻な問題である。実際、年間許容量を超えて被ば くしている術者も多く、より厳しく被ばく管理を 行う必要がある。その対策としては、放射線防護 衣のみの防護では不十分であり、補助的な防護用 具の使用が必須である。我々は、従来より装置に 取り付ける防護用具の開発を行い、その有用性を 示してきた。現在では、血管撮影装置に標準 仕様的に使用されるようになってきている。しか しこれらの防護用具は、術者の作業位置を全て網 羅できないため、術者の防護衣の補助的な使用に 留まっているのも現状である。そこで、今回、既 存の防護用具の見直しを行い、手技別に最適な防 護用具を検討するとともに、IVRにおける術者負 担の軽減を第一目標とした、全く新しい防護用具 の開発を最終目的とする。対象としては、心臓カ テーテル検査の鼠経部アプローチおよび手からの アプローチを視野に入れ、その他の一般的なIVR にも対応を広げる。
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