平成15年9月6日(土)に第3回循環器被曝低減技術セミナーがNTT東日本関東病院にて開催されました。定員を超える参加者のもと、講師陣、受講者の皆様の熱気にあふれたセミナーとなりました。
1.日 時:平成15年9月6日(土)9:50〜16:00
2.会 場:NTT東日本関東病院 4F会議室および3F血管検査室
最寄駅 五反田駅(JR山手線、東急池上線、都営浅草線)
3.受講料:3,000円 (テキスト代込み)
4.参加人数:55名
09:50〜09:55 全国循環器撮影研究会 会長挨拶
09:55〜10:00 セミナー説明
10:00〜11:00 講演「JCO被曝事故から医療被曝を考える」
東京大学医学部付属病院 放射線科 中川恵一先生
11:00〜11:20 講義「装置系」
石心会さやま総合クリニック 放射線室 植木 淳子
11:20〜11:40 講義「防護具系」
東京逓信病院 放射線科 中谷 麗
11:40〜12:00 講義「小児被曝低減技術ワンポイントレクチャー:小児の検査
と被曝低減の工夫」
埼玉小児医療センター 放射線技術部 松本 智尋
12:00〜13:00 休憩
13:00〜13:20 講義「症例」
埼玉県循環器・呼吸器病センター 放射線技術部 田島 修
13:20〜13:40 講義「管理」
昭和大学藤が丘病院 中央放射線部 加藤 京一
13:40〜14:00 講義「測定」
昭和大学横浜市北部病院 放射線部 佐藤 久弥
14:00〜16:00 実習
埼玉県循環器・呼吸器病センター 放射線技術部 田島 修
昭和大学横浜市北部病院 放射線部 佐藤 久弥
16:00〜 終了式
平成15年9月6日(土)東京は五反田駅近くのNTT東日本関東病院4F会議室および血管検査室において、全国循環器撮影研究会主催「第3回循環器被曝低減技術セミナ−」が開催されました。循環器画像技術研究会としては、延べ5回の被曝低減技術セミナーを開催させていただきました。内容に関しては毎回少しずつ改訂をし、担当者それぞれが努力を重ね、またマンネリ化させないためにも担当講義を変えたりと工夫をしながら地道に取り組んできました。ありがたいことに、これまでも参加された多くの方々から支持をいただいおり(当然痛烈な批判やお叱りも)、これに気を良くしたお調子者の委員長をはじめとする愉快な5人組は、今回は小児の被曝低減技術のワンポイントレクチャーと測定実習を盛り込み、更なる充実を図ろうと準備に取り組んでおりました。今回から、全国統一のテキストとスライドを使用して講義するということで、我々講師陣はこのテキストとスライドが届くのを首をながーくして待っていたわけであります。いつもはこのテキスト作りに時間を費やしていた我々は、幾分ほっとしておりました。しかし、練習ができない。大幅な改訂はないんでしょうね、会長。「大丈夫だよ。いつもとそう変わりないんだから。あったとしても君たちはもうベテランだからね。大丈夫。変わりないって」と満面の笑み。信じるしかない。そして開催まであと2週間。待ちに待ったテキストを見て・・・アゴがはずれました。各推進母体の協力のもと、とても素晴らしいテキストが届いたわけでございますが、な、なんと2つも講義が増えているではありませんか。でもこんな時こそ、これまでの経験と結束力を活かすチャンスです。実行委員一丸となり、このセミナーを大成功させるべく、より一層の奮励努力をしたつもりでございます。東大病院の中川恵一先生には、毎回貴重かつわかりやすい講義をしていただき感謝致します。そして、ワンポイントレクチャーを快諾して下さった埼玉小児の松本さん、ありがとうございました。また、相当無茶な注文にも愚痴ひとつこぼさず対応してくれた講師陣、線量実習の予備実験を夜遅くまで何度も何度も行ったスタッフ、当日の会場設営から打ち上げまで共に汗していただいた実行委員一同の労をねぎらいたいと思います。
そしてさいごに。近隣から、また遠方からセミナーに参加してくださいました皆様、本当にありがとうございました。今回のセミナーが成功であったか否かは、アンケートによって明らかにされることでありましょうが(少々怖いが)、とにかく患者様と検査にかかわるスタッフの被曝ができる限り低減できることを願うばかりであります。
循環器画像技術研究会
被曝管理委員会委員長 加藤京一