気管支肺炎
肺炎で多いのが気管支肺炎で小葉性、巣状性肺炎とも呼
ばれます。原因菌の多くはブドウ球菌や溶連菌で気管支を
中心とした炎症性病変で小葉が基本に侵されます。多くは
小葉病変の融合があり、肺胞内には好中球浸潤が強く現
れ、肺割面は黄白っぽく見えます。写真左矢印は広範囲に
融合した肺炎病巣(pn)です。
pn
気管支肺炎は気管支(br)領域の炎症と小葉域の炎症反応
です。上皮剥離が強く、周辺の肺胞内炎症巣の細胞浸潤に
は好中球がみられます。(HE染色)
br
br
肺胞内の好中球浸潤が強く、肺胞壁に沿って線維素(fib)
が赤く線維状に染まっています。Azan染色やMT染色では
線維素は赤く、PTAH染色では青く染まります。(MT染色)
左写真枠内の拡大写真です。線維素(fib)がネット状に
赤く染まり、肺胞内には炎症性細胞で満たされます。
(MT染色)
fib
fib
線維素(fib)はHE染色でも好酸性が強く、ネット状に見ら
れます。(HE染色)
肺炎病巣の炎症細胞は好中球です。周辺にはマクロファ
ージが出現して清掃に掛かりますが、死滅した好中球は
膿となって黄白に見えます。(HE染色)
fib