crt
gl
ept
新生児の葉気管支のMT染色です。
気管や気管支の上皮は多列線毛上皮(ept)からなり、その間に杯細胞が混在しています。この上皮の線毛は波状の運動を行い、異物を粘液とからめて口腔の外に痰として排出します。上皮の下には平滑筋層(sm)と気管支腺があります。気管支腺(gl)は漿液腺と粘液腺の混合腺で、気管支上皮表面に開口しています。気管支を取り囲むように気管支軟骨(crt)があり気管支の閉塞を防ぐ役目を持っています。気管支軟骨は硝子軟骨でコンドロイチン硫酸を多量に含み、トルイジン青などでメタクロマジ−陽性です。もちろんアルシアン青などの酸性粘液染色でも染色されます。右側に肺胞が見られます。
(MT染色)
気管支腺のHE染色です。
気管支腺は漿液腺(dml:ヘマトキシリンで暗く染まる)と粘液
腺(muc:明るく染まる)の混合腺です。漿液腺が半月のよう
な構造を見せるので、これを腺半月と呼んでいます。
(HE染色)
気管や気管支の内膜下構造はほぼ似た構造です。ここでは
上皮(epi)下の平滑筋層(sm)と気管支腺(gl)、さらにその
下の軟骨がみられます。
(HE染色)
epi
crt
gl
dml
muc
sm
sm
多列線毛上皮の多列とは細胞と核の高さが異なることをいいます。線毛は異物を粘液にからめて外に(口腔側)移動させる役割があります。(HE染色)
気管支1