結合組織基質(細胞外マトリックス)


 結合組織を構成するもの

 1 結合組織細胞       自由結合組織細胞(血液細胞由来)    好中球、好酸球、肥満細胞、リンパ球、単球、組織球
                   固定結合組織細胞(中胚葉由来)      線維芽細胞、細網細胞、脂肪細胞、色素細胞

 2 結合組織線維       1)膠原線維                  結合組織線維で一番多い(構成タンパクはコラゲンT型など))
                   2)弾性線維                   動脈や項靭帯、皮膚真皮、肺胞壁など
                   3)細網線維                  コラゲンのV型で細網組織に多く見られる。

 3 結合組織間質       プロテオグリカン                グリコサミノグリカンがコアタンパクに結合した酸性ムコ多糖類(糖タンパク)
                                            で細胞間の隙間を充填する物質
  その働き           (1)水分を保持する
                  (2)細胞間のシグナル情報伝達を仲介する
                  (3)結合組織線維に秩序を保たせる
                  (4)細胞膜表面や細胞外マトリックスの主要成分である
                  (5)粘性を持つ
  1)グリコサミノグリカン  ウロン酸やガラクトースにアミノ糖と呼ばれる硫酸化した糖からなる
  2)アミノ糖         アセチル化したアミノ基ーNH2にグルコサミンやガラクトサミンが結合し硫酸化した構造を持つ
  その種類          (1)コンドロイチン硫酸            
                  (2)ヘパリン                  
                  (3)ヘパラン硫酸
                  (4)デルマタン硫酸
                  (5)ケラタン硫酸
                  (6)ヒアルロン酸(硫酸基はない)


                                             
el
sm
大動脈細胞間質の酸性ムコ多糖類(プロテオグリカン)はPH2.5アルシアン青染色で青く染色される。弾性線維(el)、平滑筋細胞(sm)
(ph2.5アルシアン青染色)

*この写真はコントラストを強調しているが、通常の酸性粘液多糖類(プロテオグリカン)はもっと薄く染色される。
細胞間マトリックスの主用成分であるプロテオグリカンのタンパク以外のグリコサミノグリカンは硫酸化しているために負に荷電している。酸性の糖タンパクでゼリー状であり多量の水分を保持する。酸性ムコ多糖類はアルシアン青で青く染色され、メタクロマジー陽性であるがPAS染色は陰性である。周辺の膠原線維などの表面に存在する糖成分は陽性である。(アルシアン青PAS重染色)
気管支軟骨基質のプロテオグリカンはコンドロイチン硫酸が主成分である。軟骨細胞から分泌され軟骨基質を埋める。また軟骨基質中には膠原線維が少量ながらも混じる。(PH2.5アルシアン青染色)
グリコサミノグリカンのコンドロイチン硫酸は硫酸基を持つためにメタクロマジー陽性である。細胞間基質はわずかに赤み帯びて染色される。(トルイジン青染色)