肥満細胞(硫酸基をもつ)は結合組織中に散在します。
肥満細胞とIgE抗体が結合したものに、抗原が結合す
ると肥満細胞は顆粒を放出します。その成分はヒスタ
ミンを中心にアレルギー反応に関わります。またヒスタ
ミンは毛細血管内皮の結合をゆるめ、白血球細胞の遊
走性を促進させます。また炎症巣の出血が凝固させない
ためにヘパリンも分泌します。肥満細胞は炎症反応の初
期に出現します。
PH1.0及び2.5のアルシアン青染色で染色され、硫酸
基をもつのでメタクロマジー陽性細胞です。またPAS陽
性です。またHE染色での細胞質の染色性は灰色がかっ
た塩基性ですが見極めは難しいでしょう。
(PH2.5アルシアン青染色)
mast
mp
mp
mp
肺胞中にみられるマクロファージ(大食細胞 mp)で異
物を細胞内に取り込んでいます。また心臓病細胞とも
呼ばれヘモジデリンを貪食している形態もみられます。
マクロファージは免疫に関わり抗原提示細胞として働き
ます。(EV染色)
細胞浸潤と組織中に見られる細胞と形態
心筋梗塞に陥り壊死した心筋を清掃する好中球。マクロファージとあわせて好中球は組織内で活発な遊走性と食機能によって細菌感染などから生体を守る働きを持っています。(HE染色)
慢性のC型肝硬変の小葉間結合組織内に浸潤した小
リンパ球。リンパ球は免疫(イムノグロブリン)を産生し
、また種々のリンパ球の働きによってウイルス感染を
起こした肝細胞を死滅させるのはKキラーリンパ球と
呼ばれる細胞です。この結果がウイルス性の肝障害で
す。またリンパ球は炎症の修復過程では慢性に移行し
た炎症巣で浸潤巣として見られます。しかし生体内で
は結合組織中や消化管のリンパ濾胞や固有層の中で
も通常見られます。
(HE染色)
肝組織で見られた好酸球浸潤。好酸球はアレルギー
の際に発現する白血球で、好酸球中の顆粒を放出し
周辺の組織障害を惹起します。また他の遊走性細胞
を引き寄せる遊走因子を分泌します。(HE染色)
肺結核の結節周囲で見られるラングハンス型巨細胞
です。ラングハンス型の巨細胞は核が周辺に並ぶタ
イプの細胞で、その由来はマクロファージだろうと言
われていますが、確定されていません。周辺の細胞と
比較しても巨大な多核細胞です。(HE染色)