[3] 実施方法と分析手法

本調査研究は、東京大学を責任担当校とする国立大学3校と私立大学1校の実施チームを構成して行う。各大学は獣医学4分野をそれぞれ分担する。

 

Step-1
(総論)
調査研究は獣医学教育内容の全体像の把握から始める。欧米の獣医科大学の教育内容に関する資料の収集、他の関連分野、すなわち国内の医学、歯学、薬学等のコア・カリキュラムの現状の調査、国際機関(OIE等)における獣医師養成に関わる基準等の資料の収集などを行う。これらをもとに獣医学の基礎科目、専門科目、実習、フィールド教育の在り方等についての総論を議論する。文部科学省「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」小委員会で論議された、「必要とされる獣医学授業科目」を軸に議論を進める。
Step-2
(第一次案)
総論に関する議論の中で整理された問題点を意識しながら、実際のカリキュラム作成の過程へと進む。4分野に分類される授業科目のそれぞれに対して1名の責任者を選定し、さらに全国大学から1~2名の委員を選定して計3名程度のサブチームを作り各科目の教育理念、目的、授業項目、教育方法等を検討し原案を作成する。
幹事4大学は各科目について作成された原案を集約して科目間で重複する内容の調整等を行う。この様にして作成された4分野に関する案を持ち寄り、統合的な獣医学教育となるよう調整する。
Step-3
(第二次案)
この第一次案の詳細な分析と検証作業に入る。特別教育研究経費(北海道大学)により活動を開始した日本獣医学会に設置されている獣医学教育改革委員会(全国16大学各2名の委員で構成)に検証を依頼し、各大学全教員の意見を聴取する。この検証過程では、獣医学教育改革委員会メンバーは獣医学会の12の学術分科会を利用してミニシンポジウム等を開催して、各科目について意見を聴取する。獣医学教育改革委員会はこれら意見をすべて取りまとめ、分野担当の4大学へ第一次案に対する意見書を提出する。幹事4大学は意見書の内容を分析・討議し、第二次案を作成する。
Step-4
(最終案)
最終のステップとして、この中間とりまとめ案を日本獣医学会等の関係機関・団体に提示して広く意見を聴取する。幹事4大学による幾度かの協議と調整を経て最終案を作成し、文科省へ提示する。

 

▲このページの上部へ