!!第50回東海公衆衛生学会学術大会事務局を担当して  臼井利夫(名古屋市健康福祉局) [印刷用(PDF)ファイル|http://plaza.umin.ac.jp/~tpha/cgi-bin/wiki3/wiki.cgi?action=ATTACH&page=FrontPage&file=Newsletter50%5F1%2Epdf]   第50回東海公衆衛生学会学術大会は、「評価を視野に入れた健康日本21の各地での取り組み」をメインテーマとして、平成16年7月31日(土)に名古屋市立大学医学部で開催されました(学術大会長:名古屋市健康福祉局医監 勝見康平、大会事務局:運営担当 名古屋市健康福祉局、学術担当 名古屋市立大学大学院医学研究科健康増進・予防医学分野)。  昨年の浜松で開催された第49回学術大会における総会では、学会の存廃について様々な議論が行われたと聞いていましたので、果たして第50回学術大会にどれくらいの一般演題の申し込みがあるか心配していましたが、会員の皆様方から積極的な多数の申し込みを頂き、合計32題と前回とほぼ同様の一般演題数でした。また、当日の参加者数がどれくらいあるかも心配されましたが、交通の便が良い名古屋での開催ということもあってか、合計181人(名古屋市で開催された第47回学術大会では183人)の参加者を迎えることができました。所属別内訳は名古屋市34人、愛知県78人、岐阜県53人、三重県8人、静岡県5人、その他3人。職種別内訳は、医師60人、保健師52人、学生30人、教育職12人、事務職6人、その他助産師、歯科医師、薬剤師等でした。  第50回学術大会は学会運営の面からみても試金石でした。学会運営をできるだけ簡素化し、事務作業負担と経費を極力削減することが課題でした。決算報告は後ほどいたしますが今回の学術大会の歳出合計は約40万円で、従来の学術大会の三分の一から二分の一でした。  第50回学術大会は評価を視野に入れた健康日本21の各地での取り組みをメインテーマとしましたので、教育講演では「小児の生活習慣病予防と保健事業評価について」、「健康日本21の評価についてー健康日本21評価手法検討会報告のまとめー」についてそれぞれの講師のお立場から、公衆衛生に従事する私達にとって大変有意義な講演をお聞かせ頂けました。引き続いてシンポジウムも同様のテーマで、各地での取り組みについてシンポジストの方々からご発表を頂きました。今回の大会は経費削減のため、講師、シンポジスト、一般口演の座長の皆様方には全てボランティアでお願いをいたしましたが皆様ご快諾を頂き、大変貴重なお話をお聞かせ頂きました。この場をお借りして改めて厚くお礼申し上げます。  今回の大会では、会員の方々にプログラムをお送りするのは止めて、全ての会員の方に講演集をお送り致しました。評議員会の場で会員のメリットということが取り上げられましたが、従来の講演集に大学から、公衆衛生に従事する私達にとって何か参考になる内容のもの(既存のもので、それほど紙数の多くならない程度)を付け加えて頂いて、年一回の会誌として出せば、会員のメリットにもなり、会費未納者対策にもなるのではと思います。  学術大会の講演集の印刷製本費、郵送料、旅費、年間に支出する郵送料、印刷費、会議費等だけでも相当の額が必要になり、年会費2000円ではそれ程多くのことは期待できないのではと思います。年間の事務管理に必要な事柄を出来るだけ省略し、経費を削減することが必要です。  第50回学術大会の教育講演、シンポジウムは会場をほぼ埋め尽くす会員で一杯になりました。第51回学術大会は多治見市で開催されますが、会員各位の熱意と積極的な取り組みによって、今回を上回る学術大会となると思います。 第50回東海公衆衛生学会学術大会開催報告へ戻る