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!!!【地域保健】(一般演題口演D)のまとめ
!座長:犬塚君雄(愛知県中央児童・障害者相談センター)

!D−1「透析患者の不明熱に対する抗結核薬の診断的治療に関する研究の中間報告」
 透析患者の結核発症のリスクは高く、経験的に一般抗菌薬が無効な不明熱に抗結核薬が診断的治療の目的で投与される。研究参加施設に通院する透析患者7,866人中9人の臨床的不明熱患者が登録され、うち4人に抗結核薬が投与された。解熱率については今後ということであったが、結核の診断についてQFTの結果も調査するよう期待する。
!D−2「CYP2C19遺伝子型を用いたピロリ菌除去自由診療、その後の経過報告」
 一次除菌目的で除菌薬が処方され判定が終了した者の除菌率では遺伝子検査導入前後で有意差を認めなかったが、CYP2C19の高活性型の人には、ラベプラゾール、メトロニダゾールおよびアモキシシリンの3剤が処方され、判定が終了している者では全例除菌に成功した。遺伝子型に応じたPPIの選択よりメトロニダゾールの処方が除菌率に強く影響した可能性が示唆された。
!D−3「市町村人口推計法とその課題」
 コホート変化率法とコホート要因法を用いて富士市と長泉町の人口推計を行い、比較検討を行った。推計結果に大きな差はなかったが、コホート要因法は人口移動率を考慮して算出でき、市町村の将来施策に活用できる利点がある。施策との関連を見るために、過去に遡って推計を行うなど、更なる検討を期待する。
!D−4「化審法のほ乳類を用いる28日間の反復投与毒性試験に使用された統計手法の分類と評価」
 化審法新規化学物質の評価法の1つであるほ乳類を用いた28日間の反復投与毒性試験の報告書に用いられた統計解析法について、各検定の検出力および既知の論文などから集約し、推奨すべき解析法を提案した。国のガイドラインへの収載が期待される。
!D−5「施設内高齢者の性別・年代別の臨床検査データ」
 名古屋市厚生院、付属病院等に入所、入院している高齢者の臨床検査データを整理し、平均値を求め、加齢との関連を検討し、60歳以上の性別基準値を作成した。今後は、年代別の基準値を作成したいとのことであったが、基礎疾患についても考慮して検討されるよう期待する。