60歳代後半 男性 たばこ20〜42歳20本/日

(既往歴)虫垂炎 (職業歴)建築業(タイル工事45年間10歳代後半〜)

(主訴)左前側頭部腫瘤の増大(呼吸器症状なし)

(現病歴)職場検診で多発性肺腫瘍指摘。以降定期観察、6年経過後、CTで肺門部腫瘤増大、PETでも集積増加が見られた。他に、両側で石灰化を伴う胸膜肥厚や右肺下葉の円形無気肺が見られていたが、著変はない。 内視鏡的に、左上葉入口部で粘膜下からの圧排、隆起を認め、同部位にEBUS 針生検施行。

(腫瘍マーカー)CEA:1.3ng/ml シフラ:1.8ng/ml ProGRP:1021.3pg/ml NSE:14.0ng/ml  可溶性IL-2レセプター328U/ml

(出題標本)縦隔リンパ節4Lに対するEBUS針生検時の針洗浄液

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